今週末は「JMRC神奈川ジムカーナEVクラス」の第5戦だ。
全6戦が組まれた、このJAF史上初のEVチャンピオンシップも、とうとう残り2戦となった。
今回は「関東地区戦」も併催らしいので、エントリー台数そのものも多く、それに比例して速い人もマシンも多ことなのだろう。
(ミドル併催なら国際ライセンスの増岡選手(左)の参加も問題無い。いよいよパリダカチャンピオンが登場するか!?)
ZEVEXが三菱自動車様からお借りしているアイ・ミーブには、現在ランキングトップの「中野はじめ」隊員が乗る。開幕戦から第3戦までを戦闘力に劣るミゼットⅡEVで戦って来て、この時点でシリーズのポイントリーダーになるのだから立派。
トラクターヘッド・レースから、四駆のひっぱり系クロカンそして電気自動車まで、どんな自動車の運転でも器用にこなしてしまうところが中野隊員の優れた才能だ。今回優勝すればJAFの初代EVシリーズチャンピオンに確定する。
第4戦は「プラグインプリウス日本列島縦断の旅」で欠席した私も今回は参戦する。
マシンは、恐らく滋賀県初のナンバー付きコンバートEVである奥村号(通称白ミゼット)だ。
まあ、まずはミスコースしないように頑張ってみることにする。
(ZEVEXがアドバイスして、WELD INC 奥村隊員の手でコンバートされたEVミゼットⅡ白号。普段は滋賀県下で日常の足として使われている)

(三重県名張市の手前で、風車とソーラーパネルを展開して充電中のEVジムニー1号機)
3週間で東京までの450kmを走る予定が、結局伊勢市までの150kmを走って時間切れとなり現在も中断中なのだが、まあ結果は150kmしか走れなかったとも言えるし、150kmは走ったとも言える・・・と評価している。
7年も前にこんな馬鹿馬鹿しいチャレンジをよくやったもんだ(かなりの金額の予算もつぎ込んで)と思うが、回らない風車を眺めながら「動かねえ~~~」と言っていた仲間達が皆笑顔だったことを今でも覚えているということは、私以外の人も、現場は楽しい時間だったのだろう。

(出発前に姫路市で行ったデータ取りの時は風車も快調に回ったのだったが・・・)
このチャレンジを、ZEVEXでは「東海道ゼロエミッションの旅」と呼んでいるが、先日この旅の継続に重大な影響を及ぼすニュースが飛び込んで来た。この次の充電で乗れると確信していた「鳥羽~伊良湖」のフェリーが無くなる可能性があるらしいのだ。
風車とソーラーパネルを展開するには、太陽光が射す南側が開けた車3~4台分のスペースが必要なので、伊勢市から名古屋市街地を抜けて東京へ向かうのは事実上不可能だ。
一方、伊良湖に渡れば当分は海沿いなので、広場も見つけ易いし、何より京都市~伊勢市間で山間部ルートを選んだが為にほとんど回らなかった風車も回りそうである。
さて、どうしたものか?周辺自治体の支援で運行を継続するような話も有るみたいなので、策を考えながら、当面は運行状況の推移を見守るしか無さそうである。
報道によると、シベリアでアントノフ24が墜落して惨事になっているらしい。
アントノフ24と言えば、以前4WD電気自動車2号機で厳冬期のロシア・サハリン州間宮海峡横断に挑戦した時、その1次も2次も3次も調査隊がお世話になった機体だ。
(乗り込みは梯子を使って)
現在は日本の航空法規に合わないらしくて、別の機材に変更されているらしいが、確かに機内に何故か「斧」が装備されていたり、前の椅子を押すとパタンと背もたれが倒れたりと、なかなかユニークな機体だった。
(ターボプロップの双発機。飛んでる!!って実感したもんだった)
ロケットの世界では、一番安定して打ちあがるのはソユーズだと聞くので、「ロシアのローテク侮り難し」だと思っていた側面もあったのだが、それも時と場合に依るのだろう。
何にしても、どこの国でも事故は嫌なもんだ。
(飛行高度が低かったので、オホーツク海を埋め尽くす流氷がよく見えた。)
ZEVEXで活動しているおかげで、色々と珍しい経験をすることができる。
刺激的で充実した活動を実現できていると確信する。
(東京モーターショーで展示中のプリウスPHV)
ZEVEXはトヨタ自動車様からプリウスPHVをお借りして、途中無給油で日本列島縦断に挑戦することになりました。
詳細
旅のスペシャルページ で御確認下さい。
スタート後は、このブログでキャラバン隊の現在位置をお知らせします。
電動レーシングカート(ERK) on board camera
ZEVEXではJMRC神奈川ジムカーナ部会様と協力して、2010年から電気自動車のジムカーナ・チャンピオンシップ(JAF公認)を実現させていることは以前にもお伝えした通りです。
先日、主催者の御厚意で、そのジムカーナコースをお昼休みにERK(electric racing kart)で走らせて頂きました。実はその時にマシンにオンボードカメラを取り付けて撮影したので公開してみます。
ちょっと珍しい映像かと思いますので、スピンばかりなのはドライバーの腕前ってことで御勘弁頂いて、「モーター駆動でも楽しいくらい充分に速いよ」という部分をお楽しみ頂ければと思います。
エンジンカートと違って(遠心クラッチ付きもありますが・・・)スピンしても再スタートが容易なので、エンジンカートより取っ付き易いかと思います。
箱根、仙石原の体育館に電気自動車用の急速充電器(チャデモ方式)が有るのは知っていた。仙石原と言えばエヴァンゲリオンの第3新東京市だ。
去る2010年5月9日(日)、JMRC神奈川ジムカーナEVクラス参戦を終えたZEVEX Racing Team の三菱i-MiVEは、ジムカーナ会場では100V充電しかできなかった為に、富士スピードウェイを出る段階でのバッテリーの残量は半分を下回っていた。
(体育館駐車場の片隅にポツンと立つ急速充電器。ハセテック製か?)
この日は日曜日だったので、足柄や中井の急速充電器は使えず、最寄りで使えるのは厚木のガソリンスタンドに有る急速充電ポイントだったが、バッテリーSOC40%では、厚木までの走行は不可能と思われた。
さりとて、乙女峠を越えるにも不安が残る充電量ではあったが、「逃げちゃ駄目」らしいので、御殿場から乙女峠を登って、この「第3新東京市充電ポイント」を目指すことにした。
(ATフィールド全開で充電中。350V120Aくらいだった)
結果、思ったよりバッテリーに余裕を持って「第3新東京市充電ポイント」に到着。20数分の充電時間でSOC80%まで入れて、後は一気に大和PITまで走り切ったのでした。
パリダカの増岡浩選手、i-MiVEでジムカーナに参加electric vehicle in a slalom event
先日のJMRC神奈川ジムカーナで見せた、i-MiVEのパイロンぐるぐる映像です。恐らく初公開の映像だと思います。
ドライバーはパリダカ2連覇の、あの増岡浩選手。
現場で主催者やギャラリーに請われて飛び入り参加のデモランだったことや、サイドブレーキが甘々だったこと、構造上ノンスリが入れられないこと等もあって、かなり走り難そうでした。増岡選手。
それでも堂々の1分17秒は流石です。
ウチ(ZEVEX)も、明後日
i-MiVEをお借りして走るんだよなあ~。
ミスコースしないか心配(笑)。
2010年シリーズから、いよいよJAF史上初のチャンピオンシップとなった
「JMRC神奈川ジムカーナ・EVクラス」。
(開幕戦でデモランを見せてくれたアイ・ミーブ。ドライバーはあの増岡浩選手だ)
その第2戦が来る5月9日(日)富士スピードウェイ・ジムカーナ場で開催されるのですが、この第2戦から、ZEVEXは三菱自動車様より個人向け販売が開始されたばかりの
電気自動車i-MiVEを借用させて頂き、
これまでのミゼットⅡベースの手造りEV2台に加えて、3台5名体制で参戦することになりました。
昨年から、このシリーズにEVクラスを成立させ、電気自動車でも参加できるモータースポーツの確立に努力して来た我々に対する御褒美なのでしょうが、かなり嬉しく、ちょっと誇らしい気分です。
メーカー製の電気自動車が、JAFの公認競技に公式参戦するのは、
今回が初めての試みになります。
まずは大切な車を壊さないように大事に乗りたいと思います。
このJMRC神奈川ジムカーナ2010シリーズEVクラス、開幕戦の様子がレスポンスでニュースになったのが効いたのか?
(開幕戦を、ミゼットⅡベースのコンバートEV2台で戦ったZEVEX Racing Team)
何件か電気自動車で出たいという問い合わせが来ているらしく、シーズン後半戦には、我々が想定した以上の盛り上がりを見せることになるのかも知れません。
平らな道には縁が薄い4WD冒険野郎な我々ZEVEXですが、
「EVで新たなフィールドを開拓する」
「EVで先駆的な挑戦を続ける」
という冒険チームらしい部分を、モータースポーツの世界でも示せたと言えるのかも知れません。
個人的には、それが何より嬉しかったりします。
(スポットでEVクラスを作って参戦した2009年シリーズ最終戦)
この日曜日、ほんの小さな歴史だかモータースポーツの歴史が変わる。
遂にJAF公認競技として
「EVチャンピオンシップ」
が開始される。
EVで、F1やパリダカに繋がる第一歩がいよいよ始まる訳だ。
昨年、これもJAF史上初で「EVクラス」を成立させたZEVEXだが、
いよいよ2010シリーズから「EVクラス」が常設され、
電気自動車のチャンピオンシップが争われることになる。
場所は富士スピードウェイ・ジムカーナ場。
ZEVEXはミゼットⅡベースのコンバートEV2台体制で参戦する。
当日、会場には「あっ!と驚くスタードライバー」が来場する。
それが誰かはここでは言えないが、
モータースポーツファンなら、
見に来て絶対損は無い。
入場は無料だ。
↓注目
USTREAM視聴ページ
http://www.ustream.tv/channel/netlive
14日(木)、前回の日記でお知らせしたBKC(立命館大学びわこ草津キャンパス)での講演会&人力充電電気自動車の試乗会を無事終了致しました。
(天気が良かったので、試乗会はローム記念館前で。講演会はローム記念館講堂で)
今回は人力発電体験を一人4Whまで体験して頂きました。試乗に使用したローム記念館前の道が僅かに登り勾配だったので、これまでの試乗会での3Whよりも1Wh多く発電をお願いしました。
それでも電気自動車を走らせると、全員15~20m程度で4Whの電力を消費してしまいました。
(4Whの電力を発電すると、かなり寒かったこの日でもじんわりと汗が滲み、太ももがパンパンになる参加者が多かった)
参加者からは「自動車を動かすエネルギーって大変だ!!」という声が聞かれたので、こちらの狙い通りのポイントを理解して頂けた様子でした。
鋭くポイントを感じ取って頂けたのは、流石立命館大学の学生さん、と言ったところでしょう。
皆様。明けましておめでとう御座います。
本年も当ZEVEXブログを宜しくお願い致します。
さて、2010年最初のお知らせは「人力充電電気自動車」
Human Power Charge 4x4 electric Vehicle (Ultimate Eco Car) 1 究極の4x4エコカー
の無料試乗会です。
来る1月14日(木)、立命館大学BKC琵琶湖草津キャンパス(滋賀県草津市)に於いて、2005年に風車とソーラーパネルの電気で横断にチャレンジした「4WD電気自動車によるロシア・氷結間宮海峡アタック」
(凍ったポギビ湾の上で風車とソーラーパネルを展開して充電中。2005年3月北緯52度15分 ロシア・サハリン州ポギビ村)
の講演会を行うことになりました。
http://aster-ritsumei.com/?p=888
パンフ) http://aster-ritsumei.com/wp-content/uploads/2009/12/100114e4babae58a9be58585e99bbbe887aae58b95e8bb8ae5b195e7a4bae38081e382bbe3839fe3838ae383bc4
この講演に並行して、人力充電電気自動車の「発電&試乗」体験を行うことになりましたので、自動車を動かすエネルギーの大きさを「体感」されてみたい方は、是非この機会をご利用下さい。
来場・試乗共に無料です。
鈴木の講演も聞いて頂けるならば嬉しく思います。
宜しくお願い致します。
明日朝7:30過ぎ、九州福岡県を中心とするFM放送「クロスFM」さんに電話出演します。
(小倉にあるFM九州/Cross FMさんの本社ビル)
出演する番組はDJ後藤心平氏の「Morning Gate」 http://<WBR>www.cro<WBR>ssfm.co<WBR>.jp/con<WBR>tpgms/w<WBR>_main.p<WBR>hp?oya_<WBR>id=45 今年5月にアタックした「プラグインハイブリッド日本列島縦断の旅」九州ステージでは、毎朝この「Morning Gate」に電話出演しました。そして今回「2009年のニュースを振り返る」という特別企画の中で、再び我々ZEVEXのその後を取り上げて下さることになったのです。
本来は四駆のピュアEVにこだわった冒険チームである我々ZEVEXではありますが、ピュアEVの時代を早く迎える為のひとつの方法として、プラグインハイブリッドに注目し、それを手造りして日本列島縦断をしたのはもちろん「初」でした。
はやり二番煎じじゃなくて「誰もやっていないこと」をやるのは大変だけど注目されますね。願わくば、こんな露出が南極点アタックのスポンサーに繋がることを願うのみです。
自動車の環境問題を考える集団は、官にも民にも山のように存在するが、「行動すること」が卓越している点では、予算をチームメンバーの自主的な拠出で賄っていることを考え合わせれば、ZEVEXは“イイい線”を行っているのではないかと自負している。
そんな「行動する自動車環境問題NGO」な我々ZEVEXが、何とも場違いな東京大学で発表をすることになった。
今週末12月5日(土)に行われる「人と環境にやさしい交通を目指す全国大会」という催事だ。
私がコンバート4WD電気自動車(EV)の製作を目指して具体的な調査を開始したのが1996~7年頃からだから、「自動車環境問題NGO」としての活動も気が付けば活動歴が干支を一回りしたことになる。
特にコンバート作業を始めた1999年頃は、電気自動車に関わる人もとても少なくて、各地の催事で同じ人と何度も遭う・・・なんてことも珍しくなかった。
その時代に出遭った人や、得られた周囲からの信用が、今のZEVEXにとっては大きな財産なのだが、今回の発表もこの時代に出遭った知り合いにお誘い頂いて参加する運びになった。
公式HPはここ↓だが、
http://www.yasashii-transport.net/
詳細を書いておけば以下の通り
■第4回 人と環境にやさしい交通を目指す全国大会
時:2009年12月5日(土)
場所:東京大学/本郷キャンパス
入場料:無料
鈴木の発表は141教室、午前10時過ぎからかと思います。
お暇な方は是非遊びに来て下さい。お待ちしております。