ZEVEX~行動する自動車環境問題NGO~

手造りPHEVで、そしてプリウスPHVで二度の日本列島縦断を達成し、世界初EV南極点到達を目指し活動する冒険チームです。

4WD電気自動車(EV)でオフロードを走る動画(チト古い)

2009年08月31日 01時25分28秒 | オフロードの電気自動車(EV)
先日遅まきながら「You Tube」なるものに登録した。
何かアップする動画は無いものかな?と思ってパソコンの中をゴソゴソやっていたら、htmlのサイトの方に置いてある、
EVジムニー1号機「SJ2001」号がクロカン(オフロード走行)している動画が出て来た。

もう10年も前の動画なので、解像度をかなり落としてある。
正直見づらいのでどんなもんかな?・・・とも思ったが、4WD電気自動車のクロカンシーンは、
You Tube上に無い様子なので、アップロードしてみた。10年間近くアップされない光景だということは、
やはり、クロカンが可能な4WD電気自動車自体がかなり珍しいという証拠なんだろう。
御興味のある方は是非下記のアドレスで。

http://www.youtube.com/watch?v=34QL8-9zbAY

追伸。
目下、新型4WD電気自動車の動画を準備中です。
これは、更にレアな動画に仕上げています。請う御期待!!
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京都市の電気自動車(EV)用充電施設(公衆コンセント)

2009年08月26日 19時46分29秒 | その他

我々ZEVEXの「プラグインハイブリッド日本列島縦断の旅」は、京都市から
後援名義を頂いて走行した。
その京都市が、電気自動車(EV)用の充電施設を東山区役所の地下駐車場
に設置公開したと地元のニュースで知ったので、
http://www.city.kyoto.lg.jp/sogo/page/0000065951.html
見学に行って来た。

(東山区役所の地下駐車場の壁にコンセントは付けられていた)

下京区に有る私の作業場から東山区役所は歩いて行ける距離。
食後の散歩がてらにブラブラと歩いて行ってみた。

まだ桝本頼兼市長だった時代の話だが、京都では2000年から2年間くらい
「京都パブリックカーシステム」というEVを使ったカーシェアリングの実証実験
が行われた歴史が有る。
ここ↓
http://www.erca.go.jp/taiki/est/torikumipdf/shosai4.pdf
にその報告書が今でも残っている。
もちろん私も会員だったが、私が知る限り現在に繋がる
何の成果も残せずに、地元でも特にニュースになることも無くひっそりと終了したようだ。

上のPDFには「京都パブリックカーシステム実行委員会を組織し、同委員会の協力を得て実験の実務を遂行した」
と有るが、私に協力を求めなかった
ことが恐らく失敗の原因だ・・・というのは冗談にしても、学者や企業人だけは現場の実際は分かるハズも無い。
そんなスタッフでこんなプロジェクトを行おうとしたのは無茶というものだ。「机の上の話」は所詮「机の上の話」に過ぎない。

今回は「市」直々のプロジェクトなので、「京都パブリックカーシステム」のようなことは無いと信じるし、応援もしたい。期待もしている。

さて、問題の充電設備の実際だが、簡単に言えば
「電気自動車用公衆コンセント」  
だ。
単相200Vのコンセントが壁に付けられているだけだが、実際にEVを使って10年になる者の立場としてはこれで充分!!大変有り難い」というのが正直な感想だ。たかが1口のコンセントだが、電気自動車にとってこれが有るのと無いのとでは大違いなのだ。出力容量がどうの・・・とか言う問題ではなくて、「有る」という「安心感」が大きい。

(蓋を開けたらこんな感じ。充電無料なので、課金のシステムも無い)

在野の古いEVマニアの眼から感じた現状の改善点としては、コンセントは有っても、車を止めるスペースが無い可能性が有る点を何とかして欲しいのと、充電口がせめて2つ欲しいと感じた。2口にする場合はそれぞれの元ブレーカーを別にするのは言うまでも無いポイントだ。
幸い、この東山区役所の地下駐車場は広いので、充分な太さの延長コードを常設しておいて頂ければ、充電口のすぐ隣でなくてもどこかの駐車スペースに止められるだろう。

(駐車場内の位置関係はこんな感じ。10mの極太延長コードが有れば3つ向こうの駐車ブースでも届くだろう)

冒頭URLの門川市長の談話でもある様に、今回はソーラーパネルで発電し、ストレージに電気を溜めて稼動させるタイプの公衆コンセントも造るのが売りらしい。
場所は、その頃まだ京都市民だった私がしばしば行った「青少年科学センター」(伏見区の名神高速沿いの南側。隣にエコロジーセンターが有る)と西京極体育館とのこと。
「全国初」を謳っているが、似たような電気自動車の充電システムは
「愛地球博」でも有ったし、日本EVクラブ松本支部がデモ充電をやっていたと記憶する。
最近EVを始めた人は、日本にはEVに熱心なマニアが、少数だがかなり昔から存在したことを知らない。それ故か、06年以降くらいの情報を調べて、うっかり「全国初」のフレーズを使ってしまう事例が有る様子だが、目ぼしい「日本初」事案はほとんどEVマニア達が既に実行済みと考える方が恐らく正解に近いので、「日本初」のフレーズを使う場合には、よくよく調べてからの方が、実は3番目でした・・・とならなくて良いのでは?と心配してしまう。

ちなみにZEVEXでも、
ゼロエミッション充電EVならこんな↓実績がある。
http://www.ironbarcup.com/zevex/page001007024.html
http://www.ironbarcup.com/zevex/page001012006000.html
上は2003年、下段のロシアでの実績は2005年だ。

「電気自動車は在野に蓄積された実績や
ノウハウが多い」のが特徴だ。

特に運用面ではその傾向が顕著だと言える。
電気自動車には「日常生活で使ってみないと気が付かない」部分も多いので、

そんな在野に蓄積された経験を上手く活用して、税金を有効に使った行政活動を実現させることが、今後に求められるポイントであるようにも感じた。





 

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「CG カーグラフィック」誌(二玄社)

2009年08月23日 17時27分58秒 | 手造りPHEV日本列島縦断



お知らせするのを忘れていましたが、次月号に変わらない前にお知らせしておきます。
発売中の「CG・カーグラフィック」誌(二玄社)2009年9月号
「プラグインハイブリッド日本列島縦断の旅」が紹介されました。
「4WD電気自動車・厳冬期間宮海峡横断アタック」の時のような
http://www.ironbarcup.com/zevex/page001012006000.html
大きな記事ではありませんが、35ページ左下のニュースの欄です。

宣伝広告費で雑誌に広告をバンバン出せる企業活動ならば、編集に影響力を行使してもっと大きな記事になるのでしょうが、NGO主催の市民活動の活動報告としてはこれが限界、否、これでも破格の扱いなんだと思います。
ありがたいことです。

「CG・カーグラフィック」誌は月頭発売なので、後1週間程で次月号に変わってしまいます。
御興味の有る方は、今月中に是非お読み下さいませ。
宜しくお願い致します。

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水没した(旧型)EV用急速充電器

2009年08月18日 23時25分38秒 | ZEVEXの活動

連日水害被害が報道されている兵庫県佐用町は、20世紀に始まった第二次EVブーム時代の電気自動車用急速充電施設「エコステーション」が、国内で一番近接して存在する街であることは、電気自動車関係者の中でもほとんど知られていません。
今回の水害で、その「エコステーション」のひとつが水没しました。
ZEVEXでは、20世紀から電気自動車をテーマに活動する市民団体として、電気自動車ヲタクな我々が動かなければ、恐らく誰も振り向かないであろう、この水没したエコステーションの現状を確認しに行って来たので、その御報告をここに記すことにします。

(この道は1m2~30cmまで水が来たらしい。
連日報道された水没町役場は写真の背中側200m)

外見から見た限りでは、マグネチャージはドップリ水没したわけではなくて、配電盤などが納まっているケースの下1/4程度の水没で済んだ様子でした。

(水が来たラインがケース側面にはっきりと残っていた)

300m程離れた場所にある「佐用自動車」さんにHyper-Miniが有るので、持って来て充電できるかどうか試してみようかと思いましたが、流石にいきなり試すのは乱暴なので、とりあえず管理者に鍵をお借りして、内部の様子も確認してみることにしました。

(鍵をお借りして、恐る恐る蓋を開ける)

コードリールが納まった下ケースはドロドロだったのですが、

上ケースの内部は思った以上に綺麗で、メインブレーカーもONの状態のままでした。

単相3線式の入力はちゃんとブレーカーの下流側まで200Vが来ていましたし、一番右上の位置に有るインダクティブ用のパドルは全く泥が着いていない状態だったので、余程充電してみようかと思ったのですが、上ケースと下ケースの間にある積算計部分の時間表示の液晶が消えていたので(この部分は喫水線以下)、結論的には電気自動車への充電はせずに、管理者に現状の説明とメーカーへの連絡をお願いして、この日は引き上げることにしました。

最後になりますが、私がいくらEVヲタクだと言っても、わざわざこの為だけに復旧作業が続く佐用町へ行ったわけではありません。
EVの活動で長く親交が有る前出の「佐用自動車」さんにも、地下駐車場が水没する・・・という被害が出ていたので、ZEVEXとして「御見舞い」兼「お掃除のお手伝い」がメインの目的だったのです。

(地下駐車場に残った泥をお掃除中)


途中、泥に埋もれて引き出し困難な車両の回収作業・・・という、「ひっぱり系四駆集団」である我々が最も得意とする作業のお手伝いなんかもちょっとだけやったので、そんなことならクロカン四駆に「ひっぱり系装備」を満載のレスキューチームを組んで来るんだった・・・と思ったりしました。

佐用の街はもちろん、エコステーションの1日も早い復活を願わないではいられない1日でした。

 

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急速充電器インフラ推進協議会

2009年08月11日 01時34分11秒 | ZEVEXの活動

去る8月5日、「急速充電器インフラ推進協議会(仮称)」準備会設置の記者会見を行うと御案内を頂戴したので、ZEVEXも参加しました。
場所は東京電力技術開発本部
(横浜市鶴見区
)でした。

これは「三菱」「スバル」「日産」の3自動車会社と、東京電力の計4社が、
電気自動車の普及に必要不可欠な急速充電器の普及、および充電方式の標準化
を図ることを目的に、協議会を今年度内に立ち上げることにしました

・・・という内容の記者発表会でした。

発表の後、記者会見に応じて下さったのは

向かって右から、
東京電力取締役副社長・技術開発本部長:猪野 博行様
日産自動車常務執行役員・技術開発本部長:篠原 稔様
三菱自動車執行役員・社長補佐:大道 正夫様
富士重工常務執行役員戦略本部長:馬渕 晃様
の4名様でした。

質疑応答中には、東電が今年度中にEVの営業車を38台増やし、
急速充電器も25台配備することや、充電器が1台380万円であること、
海外勢からの協議会への参加表明はまだ無いことなどが公開されました。
個人的には海外勢よりも、トヨタが加わっていないことで、プラグインプリウス
の充電にも対応できるのかどうか?の方が気掛かりではあります。

ちなみに、1枚目の写真右側に写っている急速充電器は高岳製作所製、
http://www.takaoka.jp/product/ev/index.html
左側黄色いのはHASETEC製です。
http://www.hasetec.co.jp/batterycharger/spec.html
どちらも50kw出力ですから、
(常に50kw出ているわけではないと思いますが)
15分で12500Wh(50kw×1/4時間)の電力を充電できることになります。
友人もドライバーを務めた「EV洞爺湖キャラバン」(主催 日本EVクラブ)
http://www.jevc.gr.jp/evtc2008/
時の電費は、ざっくり100~120Wh/km程度だと聞いているので、
15分充電で100km程度走れても不思議は有りません。

電気自動車を長く使っている者の立場から言うと、電気自動車乗りは、
バッテリー充電量の計画を常に頭で計算しながら運行のスケジュールを
立てるので、実際は計算が狂った2分間分だけ充電して、
(電力としては15km分の電力だけ入れて)次の目的地へ行き、
そこでゆっくり充電する。・・・なんて使い方が多数派になるような気もします。

この記者発表会では、急速充電器に使用されるロゴマークとネーミング
も発表されました。
ロゴはこれ↓です。


ネーミングは「チャデモ」と読むらしいです。
コメントは特に有りません。



 





 

 

 

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前世紀に電気自動車の連載を決めた編集長

2009年08月07日 01時24分38秒 | 手造りPHEV日本列島縦断
前回の「ニューモデル・マガジンX」誌(三栄書房)に引き続き、
「東京セレモニーラン」の様子が、発売中の「Car Goods Press」誌(徳間書店)9月号に掲載されました。

今回も1/2ページスケールでの掲載ですが、今回はカラーです。
11ページの上半分に載ってますんで、是非お読み下さい。

この記事を書いて下さった「中村文大」氏は、私が10年前に「OFF ROAD EXPRESS」という
自動車雑誌で特約記者をやっていた時の編集長で、「EI」というモーター駆動自動車の情報をお伝えする
連載を決めた人です。
EVはまだまだマイナーな存在だったこの時代、
カラーページの連載でモーター駆動自動車や自動車の環境問題を扱っていたのは、
「CG・カーグラフィック」誌の「CG2001」のコーナーと、この「EI」だけだったように記憶します。

この連載は毎月結構大変だったのですが、日産の燃料電池車に乗ったり、エリーカの前モデルになる
慶応大学の8輪EV「KAZ」を”運転”させてもらったりして、
基本的に自分の好きな取材しかやらなかったので、楽しくはありました。

中でも跳び抜けてエポックだったのは、「女子高生を連れてEVデート」と称して、未来のデートを誌面で
シュミレーションした企画でした。
デートには現役の女子高生を使い、マシンは三菱自動車さんにお願いして、
当時最新鋭の「エクリプスEV」をお借りしました。
今から思えば、かなり無茶苦茶な企画やと思います(笑)。まさか貸してくれないだろう?・・・と思いつつ、
三菱の広報さんに打診したら、あっさりと通ってしまった記憶が有ります(笑)。
私が個人的に電気自動車を造って乗っていることは、当時の三菱EVチームの人達も御存知だったはずなので
(四国EVラリーなどで御一緒していたので)、通った部分も大きかったのでしょうが、
プロとアマの違いは有れど、「EVに熱い人間」としての信頼も有ったからだ・・・と思いたいもんです。

結局、この企画に中村編集長はカラーで4ページもの誌面を割きました。

う~ん、超前衛<
リチウムイオンの電気自動車で女子高生とデートしたのは世界初だったかな?(恐らくそうだと思います)。

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非接触充電器(インダクティブ充電器)

2009年08月02日 17時16分53秒 | NEWS

情報サイト「Tech-on」を見ていたら、非接触充電器(インダクティブ充電器)
の話題が載っていた。
http://techon.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20090728/173508/

デモンストレーションに使われた電気自動車は、今更の「Hypermini」だったが、
非接触充電のシステムは昭和飛行機の物のようだ。

(上記サイトより引用)

昭和飛行機の非接触充電器と言えば、早稲田大学と共同で千葉県の
「ユーカリヶ丘」でEVバスの社会実験をやっていた時に、
この非接触充電器を見たことが有る。

(溶融塩電池を搭載したEVバス。ベースはルノー製らしい)

話題の非接触充電器は以下のような物だったが、

「乗るな」と言われたって、アルミ蒸着のスナック菓子の袋が風で飛んで来る
ことだってあるだろうに。

前回のEVブームの時に普及した「マグネチャージ」ならば、そんな心配も
不要なのに・・・。マグネチャージでええやんか!?と思わないでも無い。

(据付け前のマグネチャージ)

「Tech-on」の記事によると、家庭用は3kwらしいけれど、上のマグネチャージ
は200V30A出力で6kwだった。
倍も出力が違うなら、マグネチャージの方が良い。10センチ単位で駐車位置
を調整するくらいなら、さっさと降りてパドルをガチャンと突っ込む方が時間
もかからない。
最近の日産のEVに関する動向を見ると、何をやりたいのかよくわからない
動きが多い。開発の方向性が定まっていないように感じるのは気のせいか?



 

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