ZEVEX~行動する自動車環境問題NGO~

手造りPHEVで、そしてプリウスPHVで二度の日本列島縦断を達成し、世界初EV南極点到達を目指し活動する冒険チームです。

風力発電のゼファー(Zephyr)さん

2009年09月30日 12時41分54秒 | その他

ZEVEXがゼファーさんの風車と初めて出逢ったのは2002年春のことだった。
当時、南極で使えるマイクロ風車を探していた我々は、雑誌「AERA」の取材を受けたメンバーの一人が、偶然取材に同席したことでゼファーさんの存在を知った。その取材の直後「南極で使える小型風車をみつけましたよ!!」と、興奮気味にその隊員が私に電話して来た様子を今でも鮮明に覚えている。

それから丸7年以上が過ぎて、我々は未だに南極へ行けずにいる訳だが、そんなしがない環境NGOの我々ZEVEXの活動を、Zephyrさんは事有るごとに応援して下さり、「プラグインハイブリッド日本列島縦断の旅」では、「東京ステージ」2番目の充電ポイントとして、自然エネルギー由来の電気を充電させて頂いた。

(初台の本社前にて。黄色いジャンバー鈴木の向かって右隣が伊藤瞭介社長)

そのゼファーの伊藤社長が、一昨日放送のテレビ東京の人気番組「カンブリア宮殿」に登場されていた。とっても「物造り」が好きなオーラが滲み出ている、いつもお逢いする時のままの伊藤社長の姿だった。


(本社ビル屋上に設置された、AIRDOLPHINと系統連携システムを見学させて頂いた。)

2003年の「東海道ゼロエミッションの旅」でも

(ソーラーパネルとZephyr Z-500を展開して電気自動車に自然エネルギーの電気を充電 三重県にて)
http://www.ironbarcup.com/zevex/page001007024.html

2005年の「厳冬期氷結間宮海峡(ロシア・サハリン州)横断アタック」でも

(北緯52度15分、凍った間宮海峡上でゼファーさんのシステムを展開して充電中。これでマイナス17度くらいだった。朝はマイナス35度。)
http://www.ironbarcup.com/zevex/page001012006000.html

ZEVEXの電気自動車を走らせたのは、Zephyrさんのシステムで造られた自然エネルギー由来の電気だった。


(凍った間宮海峡の上で、Z=500を組み立てる森嶋哲司隊員)

今、ZEVEXが最も注目するゼファーさんの製品は、MAX4kW、定格1.1kWを実測値で記録しているという「エアドルフィンGTO」だ。
http://www.zephyreco.co.jp/news/2009/09/18/4gto.html
南極を想定して仕上げている「ARK-2」号に、この「エアドルフィンGTO」が有れば、恐らくこの1ユニットだけで冒険に必要な電力を賄うことが可能になると思われる。
来年のチーム予算から「GTO積み立て」を開始しようと思う。

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究極のeco car 2

2009年09月24日 00時56分13秒 | ZEVEXの活動

Human Power Charge 4x4 electric Vehicle
(Ultimate Eco Car) 1 究極の4x4エコカー



先日この日記にも書いた、ZEVEX製作の4x4電気自動車3号機「ARK-2」号。その秘密兵器?である「人力充電電気自動車」が、exciteニュースになりました。

http://www.excite.co.jp/News/bit/E1253097657889.html

動画の撮影時は漕ぎ手が女性ということで、ギア比は低く設定しましたが、平均的な人力でのベストな設定はもう少しハイギアードなので、次回はそんなギア比で再度テストを実行してみたいと考えております。

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ホンダインサイト ハイブリッドのモーター駆動

2009年09月20日 23時42分33秒 | NEWS

長く電気自動車の活動をやっていると、色々と質問をされることも多い。特に一時期自動車雑誌に連載を書いていたりしたこともあるので尚更だ。
一昨日もHONDAのHYBRID車「二代目INSIGHT(ZE2型)」がモーターだけで動くらしいんだけど、その時エンジンはどうなっているんだ?・・・という話になった。

(二代目インサイトZE2型。走り出しはモーターだけで動き出す・・・んだと思っていたら、走り出しでは全気筒休止はしないそうな。一度試乗して来ないと駄目だな。)

疑問に感じるのも無理からぬ話で、ホンダのハイブリッドはモーターがエンジンのすぐ隣にくっ付いているから、モーターが回る時はクランクシャフトも回って、クランクシャフトが回る以上
ピストンは上下することになる。
それでも二代目インサイトにはモーターだけで動く瞬間が存在する。

プリウスには遊星ギアが入っているのはよく知られた話なので、詳細までは知らなくても、EVモードが有るのは、きっとこの遊星ギアが何かやっているんだ。・・・程度のことは車好きなら想像が着くのだが、ホンダのハイブリッドはシステムがシンプルな故にちょっと想像がつき難い。

実はホンダのハイブリッド(IMAと呼ぶ)のモーター駆動に関しては、エンジンも動いているといえば、確かにエンジンも動いている。ピストンはちゃんと上下しているのだ。ただ、エンジンが燃焼をお休みしていて出力を出していないだけなのだ。
このシステムを
VCM(Variable Cylinder Management)とか呼んでいて、ホンダのWEBサイトには、アニメーション満載の親切な解説ページが用意されている。
http://www.honda.co.jp/tech/auto/vcm/index.html

この気筒休止が行き着いて、全部の気筒を休止しちゃったのが二代目インサイトのモーター駆動モードなのだが、その有効性はこの辺
http://www.honda.co.jp/tech/auto/vcm/detail/index.html
に説明してあるし、
VCMを成立させる「肝」になっているシリンダーヘッド周りの細工に関しては、この辺に特に念入りにアニメーションで解説されている。
http://www.honda.co.jp/tech/auto/vcm/vcm02/index.html

かつてマスキー法をクリアしたCVCCも、エンジンバルブ周りの細工は精緻且つ見事だったが、そんなホンダのエンジンバルブ周りの細工に対する自信を感じさせるような、なかなか懇切丁寧なWEBページの造りだ。

(こちらはモーターのみでの駆動モードは無い初代インサイトZE1型。モーターのみでの駆動は無いけど、5速MTが有ったんだよなあ~。一度だけ運転したなあ。)

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電気自動車(EV)四駆を堪能する鍵、回生ブレーキ

2009年09月15日 11時25分58秒 | オフロードの電気自動車(EV)

ここ最近、4×4電気自動車(EV)3号機の活動で忙しかった。
ギア比など、細部のセッティングを変えたので、オフロードに持ち込んでテストをしてみることになったのだ。


(この斜面で勾配25~30度くらいか?)

一般的な意味でオフロード(OFF ROAD)と言うと、舗装していない道路(ラリーで言うグラベル)を想像する人が、特に自動車関係の方には多いかと思うが、非舗装でも自動車が通ることを前提に整備された道はオンロードだと我々は考えるので、4WD電気自動車冒険チームZEVEXが言うオフロードとは「道ではない場所」を示す。

もっとも、日本には合法的に走れるそんな場所はほとんど存在しないのも事実。勢い、年に1~2回しか行けないロシアのオフロードを想像しながら、有料のコースを利用して色々なテストを実行することになる。

(ロシアのパーツ屋さんで修理部品を購入中の私の愛車。ロシア版オートバックスだ。2008年9月ハバロフスク州にて。)

今回のテストは、主に回生ブレーキを使ったヒルダウンのテスト。
四駆のオフロード走行(クロカンと言う)をしない方には縁の無い話だと思うが、オフロードに於いてスリッピーな下り坂は危険な場所のひとつ。下手にフットブレーキを踏むとマシンが横を向いて斜面を転がり落ちたりする。
故に四駆のオフロードでは、下り坂の基本はエンジンブレーキなのだが、これまでの手造り4×4EV(電気自動車)は直流直巻モーターを積んでいたので、このエンジンブレーキに相当する「回生ブレーキ」が使えなかった。1号機SJ2001号も、2号機ARK-1号も回生は使えなかった。外見だけはカッコイイ四駆EV(電気自動車)レーシングマシンでも、直流直巻モーターを搭載している限り回生ブレーキは無しなので、ヒルクライムには使えてもヒルダウンでは使えないマシンでしかない。

その点、3号機ARK-2号は交流モーターを搭載しているので、回生ブレーキが使える。ヒルダウン時にもフットブレーキに頼らずに坂を下れるようになり、漸くオフロード4WDとして最低限の資質を満たす水準のマシンとなった。
長くなるので、オフローディングの詳細はまた次回。

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ミゼットのEV(電気自動車)。Ⅱだけど・・・。

2009年09月10日 13時15分05秒 | ZEVEXの活動
山梨県だかで、古いミゼットのコンバートが登録されたとかニュースになっていましたが、私は、この4日間ミゼットⅡベースのコンバートEVの整備作業やってたんで、今クタクタです。

長い日記を書いている余力は無いんですが、せめて画像を挙げようと思ったら、サイズオーバーで蹴られました。

狙ったように「有料なら大容量も挙げられるでえ~」とgooからのお誘いが・・・。

う~ん・・・。誘惑に負けそうな今日この頃。
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究極のエコカー(人力充電電気自動車・EV)

2009年09月04日 11時06分52秒 | ZEVEXの活動


(4×4オフローダーの常識として、スリッピーな下りでフットブレーキを多用するのは御法度。電気自動車でのオフローディングでは先駆者であるZEVEXのEVジムニーは、遂にエンジンブレーキに相当する回生ブレーキを装備した)


ちょっと今時間が無いので、システムの詳細などの御紹介は後日改めて書くことにしますが、ZEVEXでは、この度、究極と言える「ゼロエミッションカー」を製作し、その動画を公開致しました。

http://www.youtube.com/watch?v=av9FawcKedU

ZEVEXが手造りした電気自動車としては3号機となるこの「ARK-2」号は、交流モーターを搭載しておりますので、手造りEVに一般的だった直流直巻モーターでは不可能だった回生ブレーキが使えます。この回生システムを利用して、駆動系の途中に自転車のペダルを割り込ませ、ペダルでモーターを廻せるように細工を施しまして、人力充電電気自動車を成立させました。

自動車を動かすエネルギーはかくも大きいものなのか!?
ということをダイレクトに体感できるマシンに仕上がっております。
御興味のある方は是非一度動画を御覧下さい。
宜しくお願い致します。

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