ZEVEX~行動する自動車環境問題NGO~

手造りPHEVで、そしてプリウスPHVで二度の日本列島縦断を達成し、世界初EV南極点到達を目指し活動する冒険チームです。

電気自動車に擬似エンジン音!?

2010年01月30日 20時34分05秒 | NEWS

報道によると、「静か過ぎること」が問題になっていたモーター駆動車両に強制的に擬似エンジン音を出させることが決まったらしい。

■NIKKEI NET から引用
http://www.nikkei.co.jp/news/shakai/20100130ATDG2903K29012010.html
ハイブリッド車、疑似エンジン音で指針 国交省
ハイブリッド車などの走行音が静かすぎて歩行者に危険とされる問題で、国土交通省は29日、エンジンに似た音を出す装置取り付けをメーカーに求めるガイドラインを発表した。新車への搭載は「可能な限り早期に」義務付け、現行車への装着も促す。
 取り付け対象はハイブリッド車、電気自動車などモーターだけで発進できるタイプ。特に走行音が小さい時速20キロ以下で、バンパー裏などに付けたスピーカーから疑似エンジン音を自動的に出す装置を求めた。
 サイレン、動物の鳴き声、風や川の音など自動車から出ていると分からないような音は歩行者が気付かない恐れがあるため認めない。音量は通常のエンジン車の音の大きさを超えない程度とし、詳しい数値規制は3、4月ごろ発表する。(29日 21:43)

この規制の話自体は少し前から話題になっていたところだし、10年以上前からモーター駆動を中心としたモビリティーの問題点のひとつとして言われて来た内容なので、特に厳し過ぎる規制だとは感じないが、唯一気になるのは「サイレン、動物の鳴き声、風や川の音など自動車から出ていると分からないような音は歩行者が気付かない恐れがあるため認めない。」という部分だ。
ということは、現在手造り電気自動車では定番となっている、カーチスのコントローラーから出る電子音(ドライバ回路の発信音)では駄目だ・・・ということなのだろうか?

(6年前に造った、EVジムニー2号機ARK-1号に搭載されたCurtisのコントローラー。アンバー色の配線が繋がっている黒い箱がソレ)

擬似“エンジン音”でなくても、必要ならば、「電気自動車はこういう音がしますからね」と、事前にメディアで周知すれば視覚障害者にもそれが電気自動車だと認識できるわけで、擬似「エンジン音」じゃなければ駄目・・・とするのは如何にも役人のセンスで“行けてない”現場の声を聞かず、役人が偏った範囲で「国民の声を聞いて」も、出て来る結果はこんなもんだ、という典型だ。
私も協力したパブリックコメントをどこまで検討したのだろうか?
せっかく超長期自民党独裁に終止符を打ったのだから、もっとドラスティックに変革させてくれ。民主党<

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EV(電気自動車)ジムニー

2010年01月25日 10時58分51秒 | オフロードの電気自動車(EV)

先週、ZEVEXで製作した4WD電気自動車1号機(1999年製作開始・ナンバー取得済)、EV-Jimny「SJ2001」号のHPhttp://www.ironbarcup.com/ev/が急にヒットするようになって、「なんでや!?」と思って検索をかけてみたら、東京オートサロンで某有名駆動系部品会社がJB23ベースのコンバートEVを造って展示したらしい。(何の賞も取れなかったみたいだけど)

4WD電気自動車(EV)のオフロード走行シーン 4x4 coversion ev
私が電気自動車の記事を「OFF ROAD EXPRESS」誌に初めて書いたのが1998年で、EVジムニー1号機の製作はその翌年99年からだったから既に10年以上昔の話だ。
ジムニーをベースにしたコンバートはやり易いので、別に珍しくはないのだが、

(ZEVEX隊員松浦氏製作のSJ10ベースEV-Jimny)


(凍った間宮海峡横断アタックに使用したSJ30ベースの「ARK-1」号。2005年東京オートサロンでコンセプトカー部門優秀賞を獲得した)


(直流直巻モーターでは事実上不可能だった回生ブレーキを装備して、オフロードの走破性を格段に向上させたJB33ベースの「ARK-2」号人力充電もできる世界一エコな車でもある。)

自動車部品を売ることをなりわいとしている企業がジムニーベースで電気自動車を造って来たことは正直嬉しい。長年ZEVEXが訴えて来たことが、漸く理解され始めたのか?と感じるからだ。ただ、今回の部品メーカーは四駆業界の部品メーカーというわけではなく、基本はパッセンジャーカー向けの部品メーカーだ。故にウインチも装備していないし、モーターも直流直巻だから回生ブレーキも使えない。ウインチ無しで走破できるオフロードの水準などたかが知れている。我々の世界ではそれをオフロードとは言わない「砂利道」と言う。

気になるのは、パッセンジャー系メーカーがジムニーベースで電気自動車を造って来たのに、四駆業界は一体何をしているんだ!?ということだ。
我々ZEVEZXの活動に対して継続的且つ積極的に支援して下さるのも、四駆業界では唯一「オフロードサービス・タニグチ」
http://www.ors-taniguchi.co.jp/さんだけだ。
一見野山を踏み荒らしているように見えるクロカン四駆だが、トンネルを掘リ橋を架け、路面をアスファルトで塗り固めながら走っている二輪駆動とどちらがトータルの環境負荷が大きいか?は、冷静に分析評価する必要が有るし「ありのままの地球の表面」を走れる四駆のクロカン性能は、自動車の環境性能を上げる為に有効活用できる余地が有るはずだ!!・・・とZEVEXでは考え、10年以上前から訴えているし、もちろん行動もしている。
オフロードサービス・タニグチさん以外の四駆関係者にも、是非ZEVEXの活動へ御協力頂ければとお願いさせて頂きたい。(予算が無くて新型の風力発電機が買えないんだよぉ~。)

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究極のエコカー試乗会無事終了

2010年01月17日 21時20分58秒 | ZEVEXの活動

14日(木)、前回の日記でお知らせしたBKC(立命館大学びわこ草津キャンパス)での講演会&人力充電電気自動車の試乗会を無事終了致しました。

(天気が良かったので、試乗会はローム記念館前で。講演会はローム記念館講堂で)

今回は人力発電体験を一人4Whまで体験して頂きました。試乗に使用したローム記念館前の道が僅かに登り勾配だったので、これまでの試乗会での3Whよりも1Wh多く発電をお願いしました。
それでも電気自動車を走らせると、全員15~20m程度で4Whの電力を消費してしまいました。

(4Whの電力を発電すると、かなり寒かったこの日でもじんわりと汗が滲み、太ももがパンパンになる参加者が多かった)

参加者からは「自動車を動かすエネルギーって大変だ!!」という声が聞かれたので、こちらの狙い通りのポイントを理解して頂けた様子でした。
鋭くポイントを感じ取って頂けたのは、流石立命館大学の学生さん、と言ったところでしょう。

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究極のエコ電気自動車試乗会

2010年01月05日 13時27分27秒 | ZEVEXの活動

皆様。明けましておめでとう御座います。
本年も当ZEVEXブログを宜しくお願い致します。

さて、2010年最初のお知らせは
「人力充電電気自動車」
Human Power Charge 4x4 electric Vehicle (Ultimate Eco Car) 1 究極の4x4エコカー
無料試乗会です。

来る1月14日(木)、立命館大学BKC琵琶湖草津キャンパス(滋賀県草津市)に於いて、2005年に風車とソーラーパネルの電気で横断にチャレンジした「4WD電気自動車によるロシア・氷結間宮海峡アタック」

(凍ったポギビ湾の上で風車とソーラーパネルを展開して充電中。2005年3月北緯52度15分 ロシア・サハリン州ポギビ村)

の講演会を行うことになりました。
http://aster-ritsumei.com/?p=888
パンフ) http://aster-ritsumei.com/wp-content/uploads/2009/12/100114e4babae58a9be58585e99bbbe887aae58b95e8bb8ae5b195e7a4bae38081e382bbe3839fe3838ae383bc4

この講演に並行して、人力充電電気自動車の「発電&試乗」体験を行うことになりましたので、自動車を動かすエネルギーの大きさを「体感」されてみたい方は、是非この機会をご利用下さい。
来場・試乗共に無料です。
鈴木の講演も聞いて頂けるならば嬉しく思います。
宜しくお願い致します。

コメント (4)
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