荒巻豊志の整理されないおもちゃ箱

日本一下手なドラマーです。仕事の話をすることはこのブログではめったにありません。

ドラム練習(通算746時間目 341時間目)

2012-07-21 01:24:32 | ドラム
酒井愁の演奏をみたら当然、練習したくなる。

この8時間くらいひたすら右手の強化だ。
SATOKOのドラムクリニックで少し周りの人と話す機会があったが、俺は1年半という期間で700時間以上というかなり多くの時間を練習に費やしてきた。少なくとも周りにいた人と比べてだが群を抜いていた。それなのにたいしてうまくならない。その理由がSATOKOの演奏や話を聴いてて気づいたことがあった。

普通右利きの人は右手でハイハットを、左手でスネアを叩く。SATOKOはその逆だ。
実はスネアを叩くというのはドラムでは一番と言っていいほど大事なことで、ほとんどのひとにせよ、SATOKOにせよ利き手ではない手でスネアを叩いている。これは自然と利き手ではない手の強化がされていくということだ。

俺の場合は左利きなのに右手でハイハット、左手でスネアだ。したがって、得意な手でスネアを叩いているので右手を強化する機会が少ない。これがいつまでたっても上達しない原因だ。
手拍子だって左手が上になるように叩くとパンパンとしっかり音が出るが、右手を上にするとプシュップシュッと音が出ない。
早いフレーズを叩くにはスティックが当たった反動を利用するが、右手はミートするポイントがうまくつかめないから反動を利用できない。

これに気づいたことは大きかった。SAYOKOと同じように右手でスネアを叩くレフトオープンハンドで練習をしているのはそのためだ。ようやく右手でもスネアをいい感じで叩けるようになってきた。まだ左手に比べれば話にならないが、手首の使い方、指の絞り方、いろんなことが左手に似せた形でできるようになってきている。

右手が強化されてきているおかげでダブルストロークも少しずつできるようになってきているし、なんといってもハイハットを細かく刻むこともできるようになってきた。テンポ176で16分のウラが狂わずに叩けるようになった。「ごめんね、summer」も楽勝で叩ける。

右利きの人は足も右利きの場合が多い。そのためハイハットを踏む左足がうまく動かないという人は多いらしい。俺の場合はそれはさほど心配していない。
ドラムをはじめて2ヶ月くらいは成長を実感していたが、それ以後は何度となく少し成長しては壁にぶつかり、という繰り返しだったが、この10時間くらいでドラムを始めた時と同じくらいの成長が自分で実感できて嬉しい。
次に演奏を撮るときは小川直也が橋本に一度負けた後に、体をシェイプして格闘家の姿になってきたように、俺も少しはドラマーらしいいでたちになっていると思っている。



TWO TRIBES summer tour 吉祥寺シャッフル

2012-07-21 01:10:52 | ライブ
岸利至と酒井愁によるユニット、TWO TRIBES。
どちらも布袋のバックで演奏していたので何年も前から知っていたが、こんなに間近で見られるとは思わなかった。布袋のライブのときは遠くから観ているだけで表情なんかわかるはずもなかったからだ。

小屋は満員でも100人入るかどうかというところ。訪れたアーティストのポスターが貼ってある。辻詩音や川上ジュリアも来ていたようだ。
観客はほぼ全員女性。男性は俺をいれて二人だけ。まぁ、そうなるとやはり話はするわな。

開演してから、なんと15曲連続で演奏。そして終了。一切、MCはおろか挨拶すらない。
それにしてもすごいのは、あのハードな曲を15曲ぶっ続けで叩いてしまう酒井愁のドラムだ。
無表情でひたすら叩く。なにかつまらないことがあったのあろうか?と思えるほど、ムスッとしている。でもたぶん、これが彼のスタイルなのだろう。
歌ものとは違うから(基本はインストゥルメンタル)今まで観てきたドラミングとは違うが、圧倒される。ツーバスはやっぱりしびれる。手数足数なら誰にも負けんとばかりに叩きまくる姿は今の俺にとって何も盗めず。ただ、あれくらい動かすこともやればできるようになるのね、という限界はわかった。

アンコールでようなくMCが入るが漫才みたいでとても面白い。
また機会があったらぜひいきたい。酒井の出る次のライブに行けるのは9月8日。歌ものではどういうドラミングをするのか楽しみ。たぶん、変わらない感じはする・・・。



「天国の待合室」 劇団6番シード 日暮里d倉庫

2012-07-20 16:58:50 | ライブ
舞台をみるようになってから日は浅い。
SDNのメンバーが出演するものには時間が許す限り観に行き、チラシの中から面白そうなものを観にいく。
たいした数を観ているわけではないが、今日の舞台ははじまってから終わるまでの2時間、集中力が切れることなく、最後は涙ボロボロ。鼻水ダラダラ。こういうときに限ってハンカチやティッシュを持ち合わせていない。

テーマは死を扱ったもので、途中にコメディっぽいところも挟みながらストーリーが進行する。感覚からいえば、攻殻機動隊StandAloneComplexかファイナルファンタジー7のような感じで、ストーリーがつかめない(まぁ、これは鈍感な俺だからかもしれない)。
ところが俳優さんの演技のうまいこと、うまいこと。ちゃきだって演技はそこそこだと思うが、比べ物にならないくらい上手い。だから、ストーリーがわからなくとも惹きつけられる。
最後になって、そうだったのかとようやく気づくと後はただ涙がとまらなかった。

100人くらいが定員で傾斜もたっぷりとってあるから観やすいし、へんな観客もいないし、終わったあとではトークショーもあって、さらにじゃんけん大会でこの俺が珍しく勝ち残り、ちょっとしたプレゼントをもらい、雨だというのにとってもハッピーな気持ちになった。

確かにお目当てはちゃきのはずだったが、劇団6番シードのファンになってしまった、というのが思わぬ副産物で、今までの公演のDVDを買って、8月公演のチケットも予約した。

トークショーが終わってからは、演者たちがお見送りをしてくれて、そのときにいろいろと会話を交わす機会もあった。ちゃきだけじゃなくて他の俳優さんのたちとも少しお話もできて、言い残すことはなし。
「天国の待合室」は日曜日までやってるので、もしこれを読んで、とーっても暇で日暮里まで行くのが苦にならなければ観る価値はあると思うな。

ちゃきは本業の歌よりも舞台の出演の方が多いけど、今回はとてもいい仕事に向き合えたと思う。そろそろライブもやりたいといってたのでそれにも期待したい。

では、今から酒井愁のライブだ!


お散歩

2012-07-19 23:05:16 | 「AKB48」
夜になって涼しい風が吹いているものだから少しお散歩。
そらまめさんから教えてもらった中古CDがブックオフで買えるという情報で、とりあえず家の近くにブックオフはないけど、もしかしたらどこかにあるかなぁ、ということで駅近辺をぶらつく。

カメレオンクラブという中古ゲーム、本、CDを売っているところを発見。
さっそくのぞいてみると、「真夏のsounds good」が980円、SDNの「NEXT ENCORE」が1580円。
なんだか値段のつけかたがおかしくないか?。
それとも俺がおかしいのか?。

わるいが1枚100円くらいで売られているもんだと思っていた。これじゃ、ネットオークションで手に入れた方が全然安上がりだ。
ブックオフに期待しよう。でも、どこにあったっけ。使わないところって視界に入ってこないから調べなきゃダメだ。


それにしても2012年に入って、「AKB48」の楽曲が自分とどんどん合わなくなっている。
いよいよ今週からフレンチキス、まゆゆ、NMB、乃木坂、NO NAME、AKBのアルバム、27thシングルとリリースが続く。

正直に言って楽曲感想を書く気にならないくらい上半期は俺にはつまらなかった。

AKB48からは「スイート&ビター」「NEW SHIP」「3つの涙」
SKE48からは「アイシテラブル」
NMB48からは「ナギイチ」「わるきー」「理不尽ボール」
渡り廊下走り隊だけは、いまだに俺は好きな曲が多いが、他のユニットからは1曲もAには入らない。Bにも苦しい。
乃木坂だって「ぐるぐるカーテン」と「おいでシャンプー」だけだ。


こうなると、新曲は買い控えようとなるのは当然だ。買い控えるかどうかはユーチューブやホームページであがっているものを聴いてみる。

今の段階ではAKB48の「ギンガムチェック」は一度聴いただけだが、ピンとこなかった。まだCD化の見込みはないのだろうが、「重力シンパシー」のほうがAKBらしくて好きだった。劇場盤は買わざるを得ないが通常盤は握手券だけチケット屋に売って少しでも赤字を減らす。
NO NAMEは2曲とも俺にはピンとこない。作曲は川浦、伊藤と俺が嫌いではない二人だけにちょっとさびしい。iTunesに出なければ中古屋で買うか。
NMB48の「ヴァージニティー」はサビメロからはじまるがなんじゃ、これ?。A~Bメロは普通だし好きな感じなんだがなぁ。マイナーコードからのサビというのはあまり好きじゃないパターンだから仕方ないか。「妄想ガールフレンド」は悪くないがAにはならないなぁ。これもiTunesでいいだろう。劇場盤にしか出ない曲があるが、それは中古屋でよし。
フレンチキスはいまだにiTunesに出ていない。ホームページで聴いた範囲では嫌いじゃない。今までと路線が同じだから安心して聴ける。ただカップリングはどうだか・・・。
指原の新曲もBSを録画しておいたので聴いたが、う~~ん。
乃木坂の「走れBicycle」はイイ!。ただ、劇場盤は買うまでもないし、中古で買えばよい。

もう楽曲でも完全にスーパーガールズのほうがよく聴くようになってしまった。
8月15日発売のアルバムに期待するか。



SATOKOのドラムクリニック

2012-07-19 16:42:37 | ドラム
場所は渋谷。主宰がイシバシ楽器だからその店の近くで。
クリニックなんていいうもんだから「ちょっと、そこの人、前に来て」とか言われて叩いてみせてアドバイスがもらえる企画???、などと考えてとりあえずスティックだけはもっていってた。

ただ、ドラムはセッティングが人によって違うし、そういう企画はないだろうな、とは思っていた。
案の定、そんなことはなく90分ずっと座ってみるだけだった。

といってもめちゃくちゃ楽しかった。
SATOKOが入ってくるとまずはファジコンの中から1曲演奏する。

客に「みなさん、どらマーですよね?」と聞いて

「初心者の人!」

それなりに手をあげる。俺もここに挙げた。50人中20人くらいだったか。

「中級者の人」

おそるおそる手を挙げる。15人くらいか?。

「上級者の人」

誰も挙げない。当然だな。

「自分で上級者だと思っている人」

3人くらい手を挙げる。


結局、ただSATOKOの演奏をみたくてドラムはやってないのに、という人も数人はいた。


こういう企画は難しい。自らの意思でドラムができないのに来たという人は置いといても、初級者から上級者まで満足させるのは大変だ。しかも俺みたいに腕は初級者でもドラムのことならばだいたいわわかっている耳年増みたいな奴もいるだろうから。

両手両足をつかうドラムは右手と右足を同時に(BOTH)、というような作業が多い。しかし、人間だからぴったり合うことはない。しかし、合わせなければならない。でも、絶対に合うことはない。そのギリギリのところで音の個性があらわれる。
わざとずらすことと合わずにずれてしまうのは全く異なる。しっかりと合わせていくことを最初に強調されていた。

確かジョン=ブラックウェルと言ってたような気がしたが、宇多田ヒカルのバックで叩いていたドラマーを絶賛していた。ちょっとユーチューブで検索してみたがとてもトリッキーなおデブちゃんの黒人ドラマーで、みていて楽しくなった。今の俺には勉強にならずただ楽しんでみているだけの雲の上のような人だった。

音楽は言葉で伝えるのが難しい。だんだんと実演や自分だったらこうやってみる、ということで演奏時間のほうが長くなる。上級者にはこれでいろんなものが盗めただろう。SATOKO自身も質疑応答で「とにかくいろんなドラマーから盗んでください」と言っていた。最終的には「技術」的なものはどれだけ盗んでも、パッションまでは盗めないし、盗んだものを組み合わせる発想まではどんなことをしても伝えることはできない。そればかりは努力あるのみだ。

高校生の時とか1日16時間くらい練習してた、と言っていた。それくらいやらなきゃダメということね。

特別ゲストとしてファジコンのベースのJOEも来てベースとドラムの関係とか実演してみてくれた。同じベースラインでもドラムのパターンが変わると曲の雰囲気が全く違ってくる。よくはわからないが面白かった。こういうのだけは実際にバンドを組んでみないとわからんのだろうな。

最後はサインや握手やおなじみの接触イベントでさよなら。
俺が勝手に盗めただけだと思っているが、利き手ではない手の練習の仕方はめちゃくちゃタメになった。右手の集中訓練をやろうという気になったのはこれがきっかけだ。

結局のところ、「やるぞー」という気にさせることが一番大事なんだよね。教育と同じだ。
では、今からまた練習。がんばる。