酒井愁の演奏をみたら当然、練習したくなる。
この8時間くらいひたすら右手の強化だ。
SATOKOのドラムクリニックで少し周りの人と話す機会があったが、俺は1年半という期間で700時間以上というかなり多くの時間を練習に費やしてきた。少なくとも周りにいた人と比べてだが群を抜いていた。それなのにたいしてうまくならない。その理由がSATOKOの演奏や話を聴いてて気づいたことがあった。
普通右利きの人は右手でハイハットを、左手でスネアを叩く。SATOKOはその逆だ。
実はスネアを叩くというのはドラムでは一番と言っていいほど大事なことで、ほとんどのひとにせよ、SATOKOにせよ利き手ではない手でスネアを叩いている。これは自然と利き手ではない手の強化がされていくということだ。
俺の場合は左利きなのに右手でハイハット、左手でスネアだ。したがって、得意な手でスネアを叩いているので右手を強化する機会が少ない。これがいつまでたっても上達しない原因だ。
手拍子だって左手が上になるように叩くとパンパンとしっかり音が出るが、右手を上にするとプシュップシュッと音が出ない。
早いフレーズを叩くにはスティックが当たった反動を利用するが、右手はミートするポイントがうまくつかめないから反動を利用できない。
これに気づいたことは大きかった。SAYOKOと同じように右手でスネアを叩くレフトオープンハンドで練習をしているのはそのためだ。ようやく右手でもスネアをいい感じで叩けるようになってきた。まだ左手に比べれば話にならないが、手首の使い方、指の絞り方、いろんなことが左手に似せた形でできるようになってきている。
右手が強化されてきているおかげでダブルストロークも少しずつできるようになってきているし、なんといってもハイハットを細かく刻むこともできるようになってきた。テンポ176で16分のウラが狂わずに叩けるようになった。「ごめんね、summer」も楽勝で叩ける。
右利きの人は足も右利きの場合が多い。そのためハイハットを踏む左足がうまく動かないという人は多いらしい。俺の場合はそれはさほど心配していない。
ドラムをはじめて2ヶ月くらいは成長を実感していたが、それ以後は何度となく少し成長しては壁にぶつかり、という繰り返しだったが、この10時間くらいでドラムを始めた時と同じくらいの成長が自分で実感できて嬉しい。
次に演奏を撮るときは小川直也が橋本に一度負けた後に、体をシェイプして格闘家の姿になってきたように、俺も少しはドラマーらしいいでたちになっていると思っている。
了
この8時間くらいひたすら右手の強化だ。
SATOKOのドラムクリニックで少し周りの人と話す機会があったが、俺は1年半という期間で700時間以上というかなり多くの時間を練習に費やしてきた。少なくとも周りにいた人と比べてだが群を抜いていた。それなのにたいしてうまくならない。その理由がSATOKOの演奏や話を聴いてて気づいたことがあった。
普通右利きの人は右手でハイハットを、左手でスネアを叩く。SATOKOはその逆だ。
実はスネアを叩くというのはドラムでは一番と言っていいほど大事なことで、ほとんどのひとにせよ、SATOKOにせよ利き手ではない手でスネアを叩いている。これは自然と利き手ではない手の強化がされていくということだ。
俺の場合は左利きなのに右手でハイハット、左手でスネアだ。したがって、得意な手でスネアを叩いているので右手を強化する機会が少ない。これがいつまでたっても上達しない原因だ。
手拍子だって左手が上になるように叩くとパンパンとしっかり音が出るが、右手を上にするとプシュップシュッと音が出ない。
早いフレーズを叩くにはスティックが当たった反動を利用するが、右手はミートするポイントがうまくつかめないから反動を利用できない。
これに気づいたことは大きかった。SAYOKOと同じように右手でスネアを叩くレフトオープンハンドで練習をしているのはそのためだ。ようやく右手でもスネアをいい感じで叩けるようになってきた。まだ左手に比べれば話にならないが、手首の使い方、指の絞り方、いろんなことが左手に似せた形でできるようになってきている。
右手が強化されてきているおかげでダブルストロークも少しずつできるようになってきているし、なんといってもハイハットを細かく刻むこともできるようになってきた。テンポ176で16分のウラが狂わずに叩けるようになった。「ごめんね、summer」も楽勝で叩ける。
右利きの人は足も右利きの場合が多い。そのためハイハットを踏む左足がうまく動かないという人は多いらしい。俺の場合はそれはさほど心配していない。
ドラムをはじめて2ヶ月くらいは成長を実感していたが、それ以後は何度となく少し成長しては壁にぶつかり、という繰り返しだったが、この10時間くらいでドラムを始めた時と同じくらいの成長が自分で実感できて嬉しい。
次に演奏を撮るときは小川直也が橋本に一度負けた後に、体をシェイプして格闘家の姿になってきたように、俺も少しはドラマーらしいいでたちになっていると思っている。
了