荒巻豊志の整理されないおもちゃ箱

日本一下手なドラマーです。仕事の話をすることはこのブログではめったにありません。

布袋寅泰 GUITER× SYMPHONY」

2012-07-01 00:36:55 | ライブ
去る6月18日だが武道館で布袋のコンサート。
ほぼフルハウスではあったが、当日券も出ていて、布袋ほどのアーティストでも武道館を埋めるのが苦しくなっているのが今の音楽シーンなのが少しさびしかった。確か震災復興チャリティ的な催しで20年ぶりに吉川晃司と共演した東京ドームコンサートは席が埋まるのに、どうにも世の中自体が懐古趣味的なところから前にいけてない気がする。盛り上がる曲も新曲ではなく20年前の曲というのは、俺は正直言ってあまり好きではない。

さて、コンサート内容はというと、全く当日まで表に出されず、総勢60名近くに及ぶフルオーケストラとの共演、ということしかわからなかった。
インストゥルメンタル曲を多めに演奏し、いつものコンサートとはちがった趣だったが、最後はいつものナンバーを披露して、会場も大合唱でハッピーエンド。生のストリングスはやっぱりきれいで、アレンジも今までにないものばかりですごく新鮮だった。

この夏からロンドンに居を構える布袋にとっては日本で最後のコンサートとなる(厳密には19日のコンサートで最後になるが、俺は19日は行かなかった)。

俺の布袋ファン歴の話はここでは書かないが、布袋はかつて日本を出て世界に羽ばたいていく予定があった。
2003年にブライアン・セッツァーとセッションすることが急に決まり、2003年のドーベルマンツアーが日本でのとりあえず最後のツアーとなることになった。

このドーベルマンツアーは俺も20本近くに参戦した思い出深いツアーだった。
千秋楽の横浜アリーナが近づくにつれて、「もう観ることはなくなるのかなぁ」と思っていたし、布袋も「必ず日本にも来るからまたみんな集まってくれ」といっていた。

千秋楽の横浜アリーナでは裏方さん(布袋組と呼ぶ)も全員ステージにあげて、全員で最後の挨拶をした。

しかし、2004年からの計画はいろいろとあって頓挫した。




あれから10年、いよいよ、本格的に海外で活動をはじめるにあたって気持ちよく送り出すことができたかどうかはわからないけど、俺も年齢など気にせずやりたいことはどんどんやるぜ、という勇気をもらったことはすごく嬉しい。



ミサイタル vol.4

2012-07-01 00:35:32 | ライブ
旧SDN48の詩吟の先生こと大河内美紗のソロライブをミサイタルと呼ぶ(と勝手に思っている)。

確か5月からはじまったと思うが(4月終わりからだったか?)、すでに4回目になった。

行きたいと思っていたものの平日開催なため3回ともいけなかった(聞くところによれば、競争率もそれなりに高かったらしいのでチケットはとれなかったかも)。

この4回目は渋谷駅近くのグランデ渋谷。ライブハウスにも使えるが、とてもライブハウスというところではなく、パーティー会場といったところだ。

いつものように場所は適当に「このあたりね」というくらいで出発。
どうせキモヲタがたくさんいるだろうからすぐに発見できるはず。

案の定、すぐに場所はみつかり入場待ち。俺は遅く申し込んでいるんで整理番号は限りなく200に近い。上演時刻をすぎたくらいに入場する。グッズをいくつか買ったらすぐにはじまる。

たぶん250人はいなかったとは思うが、会場はそれなりの広さなので、すし詰めといった感じではない。センター後方の立ち見席に陣取り視界もそれなりに良好。

第1部は詩吟の先生の作詞したオリジナルナンバーが続く。
はじめて聴く曲ばかりだがとても詩吟の先生の雰囲気に似合っていた。

第2部はイマキチ(今吉めぐみ)と伊藤花菜(SDN1期生、俺がSDNに興味をもったときにはもう辞めていた)がゲストで登場し、私物オークション。そりゃ、金をたくさん持ったキモヲタたちだからどうなることやらと思っていたが、あまり値段が高騰しないところで打ち切りにする。詩吟の先生が身につけていたアクセサリーやパジャマ、水着といったものがオークションに出されていた。ちなみに俺は適当に安い値段のところでオークションを盛り上げる役をしただけ。

第3部はまたライブ。オリジナルナンバーに加え伊藤花菜との「I'm sure」、そしてアンコールではイマキチ、伊藤も加わり「孤独なランナー」で締める。


4回目のライブだが、今回が初のバンド演奏らしい。
俺はまたいつものようにドラムをほとんど観ていた。左手がフレンチグリップだ。フレンチグリップはとても嫌いだ。なんか弱々しい。スティックの握り方ひとつで見た目も全く違う。俺はやっぱりジャーマンでビシビシ叩くドラマーが好きだ。面白いものだ。ピアノなんかと違ってドラムは叩き方に個性がすごくあらわれる(気がする)。いろんなドラマーを見ることができるだけで勉強になる。
まだバンドメンバーは楽譜をみながらの演奏で、これからライブをやっていく中でどれくらい熟成されてくるかが見続けていく面白さにつながるだろう。

とても微笑ましかったところが、客の盛り上がりが一番だったのが「佐渡へ渡る」「I'm sure」「孤独なランナー」のSDN48の曲だったとこだ。バンド演奏にmixを打ち、振りコピする光景はとーーーーーーーーってもキモイ。
といいながら俺も「孤独なランナー」ではそれなりに場に合わせていたのだが・・・。

演奏しているメンバーが「これがアイドルキモヲタの振りコピとmixか!!!」と興味深く演奏しながら客席を覗き込んでいた姿が強く印象に残っている。


俺は今回がはじめてなので比較できないが、とても構成はよかったと思う。オリジナルナンバーを多めにして、SDN楽曲は余興といった感じで場を盛り上げるために使う。これでいいと思う。確かにSDN楽曲をやれば客は喜ぶかもしれないが、長い目で見たらオリジナルナンバーを増やしたほうがいいだろう。


実は第2部のオークションのときに気づいたのだが、一般の客席に梅田はるかとまみたん、松島るみの3人が来ていたことに気づいた。アンコールの発動もこの3人だったと思う。

ライブ終了後はまみたんに「がんばってね」と声をかけたら向こうも「ありがとうございます」。
詩吟の先生とも出口で一声かけて会場を後にする。

14時10分すぎに開始、終了は16時40分くらい。
第2部がそれなりに長かったので正味2時間というところだが、あまり長さを感じることなくいいテンポで進行していってたと思う。

次も行けたらいいが、どうなることやら。
「みさ会」といってみんなで飲み会みたいなこともやる、といっていたが、こちらは倍率が隕石の確率になりそうでクジ運の悪い俺には無理だろう。