社伝によれば、創建は第10代崇神天皇7年に大己貴命・少彦名命をお祀りしたのが起源とされ、奈良
時代になり天平8年(736)僧の行基が、東国鎮護を祈願し、蔵王権現の像を安置したとつたえられま
す。平安時代の延喜式神名帳には、この地の地主神である大麻乃天神社として記され、古くより関東の
霊山として信仰されてきました。
山岳信仰の交流とともに、中世・関東の修験の中心として、鎌倉時代には有力な武将達の信仰は篤く、
鞍・太刀などが奉納され、国宝は畠山重忠奉納伝えられています。その後兵火で荒廃しましたが、四条
院の勅命により文歴元年(1234)三位中臣国兼が派遣され、中興の祖と伝えられます。ミスター麹町か
ら「兜まんじゅう」がきました。なかなか美味しい名物でした。(写真Mr麹町)