渡良瀬遊水地は、栃木県の南端に位置し、栃木・群馬・埼玉・茨城の4県にまたがる面積33平方㎞で
総貯水容量2億㎡の我国最大の遊水地です。足利鉱毒事件による鉱毒を沈殿させ、無害化することを
目的に渡良瀬川下流に作られた遊水地です。明治43年に着工して昭和5年(1930)に完成したもので
す。平成24年(2012)にラサール条約に登録されました。
鉱毒の沈殿だけでなく、度々の洪水対策にも役立っています。群馬・栃木の県境にある皇海山に源を
発し、いくつもの渓流を合わせながら、山峡の地を離れ、以後桐生市、足利市の中心ら南東にながれて
栃木市を通り利根川本流へと注いでいます。渡良瀬遊水地へと流れ込んでいます。(写真Mr麹町)