三仏堂の裏手に、護法天堂があります。毘沙門天・大黒天・弁財天の福徳、開運の三天が祀
られておりましたが、隣の大護摩堂に遷され、七福神として祀られています。この三天は日光山
の信仰上大切存在で、山に結びつき、この三神山のもとになる仏が、三仏堂の千手観音・阿弥
陀如来・馬頭観音であるとされています。護法天堂では、本堂の三尊が御利益をお願いしやす
い福の神に姿を変えて三天となっています。
相輪橖(重要文化財)は、滋眼大師(天海大僧正)が寛永20年に、家光公の発願によって比
叡山の宝塔に擬して構築した、高さ15メートルの青銅の供養塔であり、塔内に千部の経典を
収蔵し天下泰平国土安穏を祈願せるものとされています。(写真Mr麹町)