先週末の梅雨明け宣言に合わせたように、今年の入谷朝顔市が始まり大賑わい。久しぶりに
ミスター五鉄から写真が来ましたが、如何にも暑い様子が見えますね。入谷の鬼子母神を中心
にした言問通りに約120軒の露店が出て、40万人の人出があるそうです。1鉢2000円
のあんどん造りが中心となっていますが今年も売り切れになったかなです。
入谷と言えば「恐れ入谷の鬼子母神」と言う言葉がありますね。これはさる大名の奥女中が
腰に腫れ物ができて、鬼子母神さまに二十一日間の願をかけ毎日お参りし、満願の日の帰りに
橋でつまずき欄干のえぼしに腰を打ちつけて、腫れ物の口が破れて膿が出てしまい全治したと
いうことです。これを聞いた狂歌師の太田蜀山人が、その御利益に恐れ入ったということで、
「恐れ入谷の鬼子母神」と洒落言葉で言ったのが、江戸っ子の間で流行したと言いますね。こ
れは今でもよく言われますが腰元の腫れ物とはねぇ。