散歩の時に見つけた!

東京都内を散策しますが、こんな所にこんなものがと再発見します。写真を添えて紹介します。

法恩寺(墨田区太平町)

2013-07-05 07:44:06 | 日記


     

 太田道灌公が長禄2年(1458)の江戸城築城にあたり、丑寅の方角に城内鎮護の祈祷所

本住院を建立したのが始まりです。後に平河山法恩寺と改称されました。徳川家康が江戸城に

入り、城内拡大に伴って神田柳原、入谷清水町に移されさらに元禄8年に現在地に移りまし

た。現在の太平町の町名は、太田道灌の太と平河山の平の頭文字をとって名付けられたもので

す。震災と空襲により被災しましたが昭和29年(1954)に本堂が再建されました。

 

時代劇大好き人間にとっては、このお寺にさしかかる長谷川平蔵の動きを意識します。この

寺の西南に今もある「法恩寺橋を渡りきった長谷川平蔵は、編笠のふちを上げ、さすがに深い

感懐をもって辺りを見まわした」とあります。あの鬼平犯科帳の最初のシーンですが、法恩寺

橋は「鬼平」の始まりなんですね。