現二の橋
万治二年(1659)、竪川が開削されると五つの橋が架けられると、隅田川に近いほうから
一之橋から五之橋と名付けられました。その二つ目の橋で長さ十間(18m)、幅三間(5.4m)ほ
どありました。
立て札によると。小説「鬼平犯科帳」に登場する、鬼平の行きつけの店、本所二ツ目の軍鶏
なべ屋「五鉄」の場所は、「二ツ目の角地で南側は竪川」とあるように、この辺りだと推定さ
れます。鬼平とその配下の密偵たちは、ここに集まって、軍鶏なべをつついてその名物である
軍鶏の臓物なべは「新鮮な臓物を、初夏のころから出まわる新牛蒡のササガキといっしょに、
出汁で煮ながら食べる。熱いのをふうふういいながら汗をぬぐいぬぐい食べるのは、夏の快味
であった」と書かれている。写真は五鉄の2階で鍋をつつきながら談笑する長谷川平蔵とおま
さ、粂八、彦十たちです。(フジTV)