マチンガのノート

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RRR(アール・アール・アール)監督 S・S・ラージャマウリ 出演 N・T・ラーマ・ラオ・Jr、ラーム・チャラン、アジャイ・デーヴガン 感想 ネタバレ

2023-01-04 23:02:00 | 日記

濃くて臭くて考えさせる映画

インド映画で解りやすく濃く作っている映画です。

【あらすじ】

物語の舞台は1920年のイギリスの植民地であるインドです。イギリスの警察の一員となっているラーマ(ラーム・チャラン)と、

イギリス人知事たちに村から連れ去られた妹を取り戻そうと、都会に来て潜んでいるビーム(N・T・ラーマ・ラオ・Jr.)の二人は、

ふとしたことで知り合いますが、それぞれの立場や考えから、いろいろな選択を迫られるのでした。

【感想】

シンプルで大げさに作られている映画ですが、エネルギー溢れる映画なので、3時間飽きさせません。

インド映画らしく何かと歌って踊るシーンも入れてあります。

植民地というものについて考えさせる映画でもありました。

悪役として出演している白人俳優さんたちは、どういう気持ちで出演していたのでしょうか。

韓国映画で「暗殺」(’16)という、日本の植民地支配に抵抗することを素材にした映画がありましたが、

国に勢いがあるとエンタメ映画にするのに使いやすい素材なのでしょうか。

 

映画『RRR』本予告

 

 

 


川っぺりムコリッタ 監督 荻上直子 出演 松山ケンイチ うじきつよし 満島ひかり 感想 ネタバレ

2023-01-04 06:25:35 | 日記

「かもめ食堂」「めがね」などの萩上直子監督の映画です。

“ムコリッタ”とは仏教の時間単位のひとつで、1/30日=48分を指す言葉とのことです。

【あらすじ】

前科のある青年・山田(松山ケンイチ)は、イカの塩辛工場に雇われ毎日単調な作業をこなしています。

ある日、アパートの隣の男性・島田(うじきつよし)が風呂が壊れて数日入浴していないので風呂を使わしてくれるように

頼んできますが、急なことなので山田は戸惑い断ります。

島田はアパートのの庭で様々な野菜を育てていて、それを山田のところに持ってきてくれるのでした。

【感想】

隣に住む男性・島田役のうじきつよしさんの独特の役柄が印象に残る映画です。

映画の中で松山ケンイチさんの食べるシンプルな食事が美味しそうでした。

映画全体としては、抑制されて描かれる生々しさが特徴的なところです。

登場人物がセリフで何かを語るより、映像で見せながら展開していく側面が大きかったです。

淡々としてトボけた感じの始まり方の映画ですが、様々なテーマが盛り込まれていました。

映画『川っぺりムコリッタ』本予告(60秒)