マチンガのノート

読書、映画の感想など  

「ドゥルーズ---群れと結晶」 宇野邦一著

2013-07-05 23:53:34 | 日記
人間がこの世界を、どのように知覚しているかに
ついての本だが、平均的な発達をして、
意味と価値の体系の中で生きるようになると、
様々な知覚などは、「刈り込まれて」、感じなくなり
意味と価値の体系に沿わない部分のみが
特定の意味を持って体験されるのではないだろうか?
平均的な発達をした場合、象徴や意味、価値などを
内面に獲得していくにつれて、意味、価値の
なさそうな知覚は、何も感じずにやり過ごすように
なるのだろうか?
ドゥルーズの場合、象徴や意味、価値によって
出来上がった、主体、客体よりさらに一歩引いて
物を見ることが出来るのだろう。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿