文春オンラインに掲載されている取材対象の里奈さんによると、自分の周囲を見ていて、
安心や暖かさの記憶がなかったり、大事にされるということが解らなかったりすると、
それがリスクになるとの事である。
様々な歓楽街での遊び先などが、彼女たちの苦労して稼いだ金銭と交換に、
様々なサービスを提供するのだろう。
そのようなことに依存して寂しさや不安に対処してゆき、
自力で生き延びるために稼いだ金銭も残らなくなる事も多いのだろう。
そのようなことは、最近、依存症治療に関して精神科医の松本俊彦氏が書いている、
依存症の人は苦しさを紛らわせるために何かに依存しているので、依存対象を禁止してもあまり効果はなく、
その人の苦しさを何とかするのが治療的な介入という知見にも当てはまるのだろう。
・人はなぜ依存症になるのか 自己治療としてのアディクション:エドワード・J・カンツィアン、マーク・J・アルバニーズ著松本俊彦翻訳(2013)
・「助けて」が言えない SOSを出さない人に支援者は何ができるのか :松本俊彦編集(2019)
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