米国で制作された日本の関ヶ原の合戦前夜を舞台にした連続ドラマです。
主人公のオランダ船の英国人航海士ジョン・ブラックソーン(コズモ・ジャーヴィス)と
通訳の戶田鞠子(アンナ・サワイ)を中心にドラマは進んでゆきます。
登場人物の人物像はもちろんのこと、様々なセットや衣装にも費用と手間を掛けているので、何かとありがちな、
嘘くさい日本という描写ではなく、しっかりと作られていました。
吉井虎永役の真田広之さんの演技には重厚感がありましたし、浅野忠信さんの役柄の演技も良かったです。
一部の会話シーンを除いて、ほぼ日本語のドラマですが、外国でも評価されただけのことは
あると思いました。
細川ガラシャを基にした、通訳の鞠子を中心に色々と展開する辺りはとても見応えがありました。
何よりも女性の行動で、大きく物語が展開する辺りは、現代社会を意識した脚本だと思います。
実際に関ヶ原の合戦は、様子見の武将が多かったとのことなので、様々な思惑があったのでしょう。