マチンガのノート

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振動する身体ー私的ブルジョア主体の誕生/フランシス・バーカー その2

2020-04-21 23:02:21 | 日記

訳者あとがきによると本書が’84年に出版された当時から日本語に訳されている頃には

海外では英米の研究者や批評家も扱いかねている「奇書」扱いだったとの事。

何かと「近代的主体」というものが、臨床心理などでもテーマになっている現代なら、

多くの人にとって読み易く解り易い一冊だろう。

日本語版では帯の文言により、余計に中身が何か予想し難くなり、

売れなくなったのではないだろうか。

偶然、天牛書店で購入して読んだ一冊だが、いい本に巡り合えてラッキーだった。