マチンガのノート

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「裸のいとこ」 大鶴義丹監督 

2016-04-10 23:17:09 | 日記
震災、原発事故という現実の問題を扱いながら、人間のできること、解ること、
というのがいかに頼りなく、やるせないものかを、映画として表現している。
監督をテレビでしか知らなかったことで、いい意味で意外な内容だった。
自分たちはなんとかできる、ちゃんと物事を認識できている、
という方にはおすすめの映画である。
2013年公開ということだが、震災、原発事故後の2年間に監督・脚本・原案をこなし、
ここまで映画化できるという能力に驚いた。
これからに期待したい監督である。