火の粉が舞う東大寺二月堂の修二会、お水取りの名で知られている。
この法会は、1250年を超えて一度たりとも途絶えることなく受け継がれている。
旧暦の2月に行われることから「修二会」と呼ばれているが、
準備は開祖・良弁の命日12月6日から始まり、
今月20日からは法会を営む練行衆が別火(べっか)と呼ばれる行に入っている。
3月1日からは本行が始まる。
寺の栞によると「すべての罪過を懺悔し、生きとし生けるものの幸福を祈る」法会で、
毎夜大松明が打ち振られ、堂内では1日6回行法が行われる。
私が訪ねた20日は前行の始まる日で、松明に使われる竹が運び込まれ
準備が着々と進んでいた。
今月末締め切りで、祈祷の申し込みも受け付けている。
できれば、ことしも火の乱舞を目に火の粉を浴びたいと思っている。