ヴァンフォーレ甲府熱血サポーターへの道!!

山梨に住むユタカのブログ。地元ヴァンフォーレを応援してこのブログもなんと18年目を迎えました。ヤングパワー炸裂!

ハーフナー・マイク選手現役引退へ

2023-01-06 | Weblog
2010年と2011年シーズンにヴァンフォーレでプレーし、日本代表でも活躍したハーフナー・マイク選手の現役引退が発表されました。


◇ハーフナー・マイク選手◇
ハーフナー・マイク選手(以後マイク選手)は広島県出身1987年生まれの現在35歳。札幌や横浜のユースで過ごし、日本人離れした長身を活かして頭角を現すとU-18日本代表に選出。2006年に横浜F・マリノスのトップチームに昇格します。しかし横浜では厚い選手層に阻まれて出場機会を見いだせないでいると、2008年にJ2アビスパ福岡に期限付き移籍を決断。26試合7得点という好成績を残して満を持して横浜に帰還します。福岡で実績を積み上げ戻ってきたので監督の評価も高いと思われたのですが、状況は以前と変わらずわずか2試合の出場に留まります。シーズン後半戦はJ2サガン鳥栖にレンタル移籍。前線のターゲットマンを探していた鳥栖の戦術にピタリと合致し、33試合で15得点とJ2の舞台で大暴れします。その活躍を高く評価したヴァンフォーレが彼の獲得を打診。J1・J2の複数クラブがオファーを送っていたなかで、2010年の新天地にヴァンフォーレを選択。長らく所属していた横浜から離れ、完全移籍での加入となりました。

内田監督体制で臨んだ2010年シーズン。マラニョン選手やパウリーニョ選手など前線にドリブルで勝負できる選手は揃っていたものの、実績のある高さで勝負できるタイプが不足していたヴァンフォーレ。そこの足りないピースがマイク選手が入ることでピタリとハマり、チームは勝ち点を順調に積み重ねていきます。自身は31試合で20得点を挙げてJ2得点王に輝き、チームを2位に導いてヴァンフォーレのJ1昇格に貢献します。得点王に輝いたためJ1など他の強豪クラブからのオファーもあったと思いますが、2011年シーズンも引き続き残留しヴァンフォーレで上を目指すことを決意。三浦監督が途中退任し佐久間GMが監督を兼任するなど不安定なシーズンとなりましたが、マイク選手は1シーズンコンスタントに結果を残し続けて32試合に出場し17得点を記録。J1得点王の座は名古屋のケネディ選手に譲るものの、日本人トップのランキング2位に入る活躍を残しました。8月にはザッケローニ監督率いる日本代表に初選出。9月のW杯アジア3次予選の北朝鮮戦でAマッチデビューを果たし、10月のタジキスタン戦では代表初ゴールも記録しました。代表の活躍とは裏腹にヴァンフォーレは1年でのJ2降格が決定。それに伴いマイク選手も移籍を決意し、父親の生まれ故郷でもあるオランダリーグへの挑戦を決めます。


[サッカー] 日本代表 8x0 タジキスタン代表 ハイライト 2011-10


マイク選手のゴールシーンは40秒過ぎと3分過ぎから。


移籍したフィテッセでは冬からの途中加入でありながら15試合に出場して5得点とまずまずの結果を挙げると、シーズン前のキャンプから参加し本格参戦となった夏から始まった2012年シーズンはチームの攻撃の起点として存在感を示し、35試合に出場しオランダリーグに過去在籍した日本人最多得点となる11得点を記録。続く2013年も二桁得点を挙げるなどフィテッセの主力として活躍しました。フィテッセに在籍した2年半で79試合に出場して26ゴール。その活躍が認められたマイク選手にスペイン2部リーグから1部リーグに昇格を果たしたコルドバが新戦力として彼をリストアップし獲得。スペインリーグ挑戦の夢を叶えます。リーガエスパニョーラ開幕戦ではレアル・マドリードと対戦。セルヒオ・ラモス選手やペペ選手らとマッチアップして高いレベルでのサッカーを経験。順調な船出かと思われたのですが、その後はチーム指揮官が変わるなどチーム戦術に馴染めずに出番が減少。5試合で無得点と思うような結果が残せずに半年でチームを去ることになります。その後はフィンランドリーグを経て再びオランダのクラブに移籍。初年度に16得点を挙げて欧州主要1部リーグで歴代日本人選手最多得点記録を更新。ADOデン・ハーグには2シーズン在籍し62試合27得点を記録しました。

オランダの次のステップアップでマイク選手が次の新天地に選んだのはなんとJリーグ。2017年7月にポドルスキ選手を獲得するなど大型補強を進めていたヴィッセル神戸に入団。第31節のヴァンフォーレ戦では2得点を挙げるなど、ハーフシーズンで9試合に出場し2得点という成績を残します。しかし2年目は出場機会に苦しみ4試合のみの出場に留まると、夏にベガルタ仙台への期限付き移籍を決断。仙台でもチーム戦術に適応できず6試合で1得点という結果に終わります。昨年はタイリーグのバンコクユナイテッドにレンタル移籍。加入直後は出番があり得点も取っていましたが、次第に出場機会を失い7試合3得点でシーズン終了。レンタル期間が終わり、所属先の神戸との契約も満了となりました。

本人の強い意向もあり、1月からは無所属のままヴァンフォーレの静岡1次キャンプに途中合流。チームはこの期間中に彼に対する評価を行い入団への合格不合格を判断するつもりでしたが、練習中に負傷してしまったためにその判断が先延ばしに。宮崎キャンプにも帯同し、山梨に帰ってきてからもチームの通常トレーニングに練習生として参加していました。2020年シーズンが開幕しその去就が気になっていましたが、この度正式にマイク選手と契約を結ぶことに合意。1年契約でヴァンフォーレに加わることが決まりました。背番号は ‘44’ 。

マイク選手の特長と言えばなんといっても194cmの身長。ゴール前でジャンプし高い打点から炸裂するヘディングシュートは強力かつ鋭さがあります。そして鍛え上げられたフィジカルを駆使し、多少の相手からの当たりでも怯まない体を張った安定したポストプレーは欧州の激しい舞台で身につけた技とも言えます。しかし2010年&2011年にヴァンフォーレで見せていたような ‘しなやかな’ 身のこなしではなく、近年は筋肉量を増やしたパワープレーヤーになっていることは事実。それでは欧州の当たりの強い戦いには対応できるものの、ファーストディフェンダーとしての守備面での貢献が求められる日本の攻守の切り替えが速いサッカーには対応が難しいと思います。それで神戸と仙台では苦労していたと思うので、マイク選手が今後Jリーグで活躍するためには筋肉量を減らしてウエイトを徐々に落とし、体を軽くして運動量をアップさせる肉体改造が必要だと個人的には思います。キャンプ中も通常練習時も別メニューで個人トレーニングを続けているので、この中断期間中も含めて体を追い込んでいけばリーグ再開時にはベストコンディションに持っていけると思いますね。フィジカルの強さだけではなく速さで局面を勝負していくことができるようになれば、得点パターンも大いに広がってくるでしょう。

マイク選手はヴァンフォーレサポーターにとってレジェンド的な存在。クラブ史上初めて日本代表に送り出した選手で、J2得点王やJ1ベストイレブンももちろんクラブ初の快挙。チームをJ1に連れていってくれた張本人でもあります。そんな選手が帰ってきてもう一度ヴァンフォーレのためにプレーしてくれることはワクワクでしかありません。新型コロナウイルスがいつ終息に向かうのかまだ分かりませんが、リーグ再開したときにFWのポジション争いの上位にいて試合出場ができる位置にいられるように、ゴールが量産できるキレのある動きができるコンディションに整っているように、マイク選手にはしっかりと準備してほしいと思います。我々サポーターはマイクのゴールに恋していますからね♪












改めましてマイク選手入団おめでとうございます!またヴァンフォーレで新たな歴史を作っていきましょう!



ハーフナー マイク選手 加入インタビュー

おかえり!ハーフナーマイクGOALぜんぶ見せ!!


個人的なマイク選手のベストゴールは、28秒過ぎの名古屋戦でのゴール。片桐選手のライナー性のクロスボールを高い位置でジャンプしながら胸トラップして素早くシュートをゴールに流し込みました。あのクロスを反転して胸トラップできるのも凄いし、あの高さは並みの選手ではできないマイク選手ならではのゴールだったと思いますね。もう一度このようなゴールを見せてくれ!

(2020年3月28日過去記事・一部修正あり)


2020年のヴァンフォーレ甲府1次キャンプに練習生として参加。2次キャンプや通常の練習でアピールし、シーズン途中の3月に正式にヴァンフォーレのメンバーとなり約8年ぶりの復帰となりました。久しぶりのヴァンフォーレでかつてみせていたような華々しい活躍をみせたかったのですが、なかなかコンディションが整わずにまともに実力が発揮できない日々が続きます。秋口まで終盤のパワープレー要員としてピンポイントでの起用が目立ち得点という結果が残せないでいると、追い討ちをかけるようにケガを負って戦線離脱するなど運にも見放されましたね。結局2020年シーズンは14試合に出場するものの得点&アシストともにゼロと思うような活躍ができませんでした。

2010年から2011年活躍して日本代表まで上り詰めていたときは高さの武器はもちろんのことしなやかに体を使うプレーもでき、意外にもスピードも速かったことが特徴的でした。しかし近年のマイク選手は筋肉量が増えて相手選手とフィジカルコンタクトで当たり負けしない分、俊敏性が物足りなくなり動きがもっさりしたプレーが増えていましたね。練習参加当初からフィジカルトレーナーとの個人レッスンも進んでいましたが改善はみられず、それによって味方からのクロスボールもゴール前で合わせるスピードが足りずにピンポイントでしか合わせられなくなっていました。また伊藤監督が重視する前線で守備を行うなどの精力的な動きも欠いていました。監督からの信頼が掴めなかったこととコンディション調整に苦しんだことが成功できなかった要因になったと思います。今回契約満了が発表されたことは個人的にも非常に残念。あと1年我慢して肉体改造に取りかかりもう少しスリムになったらまた違った景色が見られたと思います。マイク選手の意向もあったかもしれませんが、もともとポテンシャルが高い選手なのでここで手放さずにヴァンフォーレで復帰への道筋を探ってほしかったですね。でも決まってしまった以上は仕方ありません。マイク選手が再び戻ってきてくれたことを感謝し、涙を流しながら次の舞台で活躍することを応援したいと思います。マイク選手!現役を終えるまではどこへ行っても応援し続けます。頑張ってください!

(2020年12月30日過去記事・一部修正あり)


2020年までヴァンフォーレ甲府に所属し契約満了となっていたハーフナー・マイク選手が、新シーズン東海社会人リーグ2部のFC Bonboneraに入団することが決まりました。マイク選手が加入するFC Bonbonera(1月15日にFC Bonbonera GIFUからクラブ名変更)は先日入間川選手も移籍したクラブで、G大阪などで活躍した元日本代表FW小島選手や高い人気を誇っていたヴァンフォーレのOBで現在は選手兼強化部長を務める片桐選手が在籍している社会人クラブ。将来的なJリーグ加盟を目指していると思うので、日本代表や海外リーグなど豊富な経験を持っているマイク選手は所属選手たちが憧れる良いお手本になると思います。そしてなにより仲の良い片桐選手と一緒に活動できることはマイク選手にとって純粋にサッカーを楽しむことができると思います。現役引退の道も考えていたようですが、まだまだピッチで活躍するマイク選手の姿がイチサポーターとして見たいので、岐阜のクラブチームでもう一花咲かせてほしいですね。片桐選手の左足のピンポイントクロスに高い打点でマイク選手が阿吽の呼吸で合わせるコンビネーションプレーを期待していますよ!頑張ってください。

(2021年1月27日過去記事・一部修正あり)


FC Bonboneraに加入したハーフナー・マイク選手でしたが、新型コロナウイルス感染拡大の影響により東海2部リーグの試合開催自体が思うようにできず、2021年秋からスタートしたリーグ戦では7試合で6勝1敗・1位という成績を残したものの全試合消化できなかったためリーグは不成立(マイク選手は3試合出場1得点)。2022年はリーグが行われましたが、チームは3位と伸び悩み1部への昇格を逃していました。マイク選手の2022年の成績は14試合出場5得点2アシスト。マイク選手と元ヴァンフォーレの片桐淳至選手、そして2022年シーズンから指揮官に就任した藤田健監督と過ごした2年間はマイク選手にとって晩年のサッカー選手生活を締めくくる有意義な時間になったと思います。昨日所属事務所から現役引退が発表されたマイク選手。マイク選手の大ファンの自分としては真っ先にお疲れさまと言いたいですね。そして引退後の第二の人生を楽しんでほしいと思います。今までありがとう。マイク選手!


※おまけ
マイク世界挑戦への道 シリーズ一挙公開

過去にマイク選手の世界挑戦を追ったこのような特別コーナーを設けて応援していた時期もありました。時間がありましたら読みごたえがありますのでぜひともご覧ください。




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