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山梨に住むユタカのブログ。地元ヴァンフォーレを応援してこのブログもなんと19年目を迎えました。ACL効果でJ1昇格だ!

中村&三平ゴールも敗戦で5戦勝ちなし【レノファ山口戦】

2023-08-29 | Weblog
8月26日にアウェーで行われた明治安田生命J2リーグ第31節レノファ山口戦ですが、試合結果は2対3でヴァンフォーレは敗れてしまいました。ヴァンフォーレの得点は前半の中村選手と後半に挙げた三平選手のゴールでした。



【気になった点】
この試合気になった点は3つ。まず1つ目はディフェンスの隙が生まれていたこと。このところの不調を受けて篠田監督はディフェンス陣の大幅な入れ替えを敢行。C大阪から移籍加入し前節ヴァンフォーレデビューを飾った松田選手を始めとして、移籍後初出場となるGKマイケル ウッド選手や今シーズン3試合目の出番となる野澤選手など、新戦力を中心としたフレッシュな構成を決断。新たな風を送り込むことで失点が目立っていた守備陣の立て直しを図ろうとしていました。しかし前半5分の失点シーンでは、松田選手が相手2トップの選手の対応をしていたために後ろからサイドを上がってきた山口の左ウイングバックをフリーな状態にしてしまいましたね。そこにパスが出た時点でプレッシャーが全くなかった沼田選手は狙い澄ませてゴール前にクロスボールを供給。GKがギリギリ出られない絶妙なタイミングでニアサイドにクロスを送り、そこに河野選手が飛び込んで合わせました。ここでの問題はサイドバックの松田選手が2トップを見なければいけなくなったディフェンスのマークの受け渡しの甘さと、完全フリーで圧力をかけないまま左サイドで正確なキックを放たれてしまったこと、そして自身の背後をうまく使われてしまった野澤選手の確認不足だと思います。少し厳しく言いますが、松田選手はプレーの流れで2トップの対応をしたことは悪くないと思います。蓮川選手が他の2トップを見ていたなかで1人余っていた野澤選手が相手のシルビオ・ジュニオール選手にマークに行くべき状況で、そこを的確にマークに行っていたら松田選手が相手の左サイドの守備対応もできていたし、蓮川選手も河野選手のディフェンスに集中できていたと思います。そして野澤選手は背後の相手の動きを捉えられていなかったので足を伸ばしてクリアできませんでしたね。ウッド選手がニアサイドを潰してくれるだろうと推測していたかもしれませんが、連携面で日の浅さが出てしまったかたちとなりました。もちろん野澤選手は試合全体を通して見るとハイボールを何度も跳ね返したりとゴール前の壁となっていましたが、細かな部分でところどころ集中力の甘さが感じられるシーンが多々見受けられました。そして2失点目はウッド選手がキャッチにいかずパンチングで逃れていたら失点確率が減少していたこと、3失点目はゴールした相手にボランチの位置で圧力を全くかけられず&蓮川選手も前に出られないままバイタルエリアを突かれ、ミドルシュートを打たれたことが不味かったですね。失点シーンの節々に新しい選手が出た連携面の不安要素が露呈していた印象でした。

2つ目は数多くの決定機を決められなかったクリスティアーノ選手の試合勘。長崎では7月16日の岡山戦以来出番がなく、ヴァンフォーレに移籍してきてデビュー戦となったのは8月6日金沢戦。長崎では7月16日以前は途中出場が大半で、ヴァンフォーレでは8月13日のいわき戦が久々の先発出場でした。限られた時間でしか出場できなかった影響がプレーを錆び付かせており、本来の豪快なクリスティアーノ選手のプレーが少ないのは残念ですね。とは言ってもプレー時間が増えれば増えるほどコンディションが上がってきて感覚を取り戻しつつあるのは確かで、パスの連携では味方との呼吸が合うシーンも増えています。あと足りないのは冷静にシュートをゴールに流し込む力だけで、ゴールを決める試合勘を取り戻すためには実戦あるのみだと思います。いち早く体の錆び付きを取り払い、往年のクリスティアーノ選手のゴールに迫るダイナミックなプレーが何度もみられることを期待しています。

気になった点の3つ目はケガ人が続出していること。GK河田選手が先日のいわきFC戦で負傷したのは記憶に新しいところですが、今回の試合でも途中出場したジェトゥリオ選手がシュートしたあとに相手選手ともつれて倒れた際に左肩を強打。駆けつけたメディカルスタッフから続行不可能のサインが出ました。ケガの程度は今のところ分かっていませんが、もし一定期間戦線離脱となるとこれからACLの舞台も待っているチームにとって戦力ダウンとなることは間違いないでしょう。現在チームには河田選手やジェトゥリオ選手の他にも荒木選手など戦線離脱中の選手がいるので、秋から始まる過密日程に向けてリーグ戦とACL両方に対応するための選手層が心配になってきましたね。


【良かった点】
この試合良かった点は1つ。それは三平選手の活躍。今シーズンの三平選手は最前線のポジションでゴールを狙っていくというよりも、トップのウタカ選手をトップ下で補佐していく役回りが目立っていました。チームにとっては前線の幅広いエリアを精力的に走ってくれる三平選手のような存在はとても心強く、組織的な守備構築にファーストディフェンダーとして大きく貢献しています。しかし過度にチームプレーに徹しているあまりゴール前で決定機に絡むシーンは以前よりも極端に減っており、三平選手自身の立場で考えるとゴールなど目に見える良い成績を残すことが厳しい環境に置かれています。それはFWの選手としたら致命的で、己を犠牲にしてまでチーム第一の行動をとれる三平選手の心意気には感服させられます。そんな三平選手が今回の試合では1トップで先発出場。細かく言うならクリスティアーノ選手と試合中にポジションを変えながら流動的に動き回っていたのですが、ウタカ選手のような ‘ザ・FW’ の選手がいなかったので攻撃的な仕掛けがしやすかったと思います。これまでよりも前目の位置でプレーすることが多く、シュートを狙えるポジショニングをとってヴァンフォーレの攻撃の起点となっていましたね。前半31分の中村選手のゴールシーンはクリスティアーノ選手の浮き球のボールをゴール前で三平選手がヘディングで落としてアシストし、そのボールを中村選手が決めたもの。後半17分のシーンではクリスティアーノ選手のCKのキックをファーサイドでうまく頭で合わせてゴールを決めました。ウタカ選手に代わる後半26分まで出場した三平選手。チームに手助けとなるプレーをしながら1ゴール1アシストと目に見える結果も出す素晴らしい活躍だったと思いますね。


…この敗戦により今シーズンのヴァンフォーレの成績は、14勝5分け13敗の勝ち点47で9位と順位は前節から変わらず。ポジティブな考えをするならJ1昇格プレーオフ圏内に入るクラブも町田と長崎以外は勝てなかったので、勝ち点差は幸いにもそんなに離れませんでした。プレーオフ圏内まで勝ち点2差なのでまずは再びそのグループまで追いつき、そのグループ内で切磋琢磨し上位陣と戦う自信をつけたいですね。これから調子を上げていきましょう!まだ間に合いますよ。



【レノファ山口FC×ヴァンフォーレ甲府|ハイライト】2023明治安田生命J2リーグ第32節 | 2023シーズン|Jリーグ





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