ヴァンフォーレ甲府熱血サポーターへの道!!

山梨に住むユタカのブログ。地元ヴァンフォーレを応援してこのブログもなんと19年目を迎えました。ACL効果でJ1昇格だ!

J2残留の可能性を考える

2024-07-30 | Weblog
現在熾烈な熱い戦いが続いているJ2リーグ。8年ぶりのJ1昇格を目指して頑張っていたヴァンフォーレでしたが、思うような成績を挙げられずにチームを率いていた篠田監督がシーズン途中で契約解除に追い込まれる事態に。低迷を脱却するため篠田監督のもとで参謀を務めていた大塚コーチが監督に昇格し、新たな体制でチームは再出発を図っています。巻き返そうと動き出しているヴァンフォーレですが、第24節を終えた現在の順位は16位。今シーズンのJ2は18位以下がJ3に降格する条件のなかで、18位鹿児島との勝ち点差がわずか ‘3’ と気がつけばいつの間にか背後まで迫られている状態となっています。心理的には前を見ていたいためにJ3降格の可能性は目を背けたくなりますが、ここでは覚悟を決めてその可能性をこのタイミングで考えておきたいと思います。

まず前置き情報として、今シーズンからJ2は長らく続いていた22チームから2チーム数を減らし、20チーム制のリーグとしてスタートしています。22チーム制は過去にJ2のデータがあったので参照しやすかったのですが、20チーム制は過去に日本で3例(2021年J1・2011年J2・2023年J3)しかなく日本でのデータがほとんど使えなかったのが頭を悩ますポイントでした。そこで20チーム制を1995年から採用しているイングランドプレミアリーグにスポットライトを当て、過去10シーズンのデータを用いてそこからJ2残留のラインとなる17位の平均勝ち点、降格圏内となる18位から20位の平均勝ち点を導き出していきます。


【プレミアリーグ直近過去10シーズンの順位(17位〜20位)】
◇2023〜24◇
17位∶ノッティンガム(32)
18位∶ルートン(26)
19位∶バーンリー(24)
20位∶シェフィールド(16)

◇2022〜23◇
17位∶エバートン(36)
18位∶レスター(34)
19位∶リーズ(31)
20位∶サウザンプトン(25)

◇2021〜2022◇
17位∶リーズ(38)
18位∶バーンリー(35)
19位∶ワトフォード(23)
20位∶ノーリッジ(22)

◇2020〜2021◇
17位∶バーンリー(39)
18位∶フラム(28)
19位∶WBA(26)
20位∶シェフィールド(23)

◇2019〜2020◇
17位∶アストン・ビラ(35)
18位∶ボーンマス(34)
19位∶ワトフォード(34)
20位∶ノーリッジ(21)

◇2018〜2019◇
17位∶ブライトン(36)
18位∶カーディフ(34)
19位∶フラム(26)
20位∶ハダースフィールド(16)

◇2017〜2018◇
17位∶サウザンプトン(36)
18位∶スウォンジー(33)
19位∶ストーク(33)
20位∶WBA(31)

◇2016〜2017◇
17位∶ワトフォード(40)
18位∶ハル(34)
19位∶ミドルスブラ(28)
20位∶サンダーランド(24)

◇2015〜2016◇
17位∶サンダーランド(39)
18位∶ニューカッスル(37)
19位∶ノーリッジ(34)
20位∶アストン・ビラ(17)

◇2014〜2015◇
17位∶アストン・ビラ(38)
18位∶ハル(35)
19位∶バーンリー(33)
20位∶QPR(30)

※順位→クラブ名→(勝ち点)の順

◇10シーズン平均◇
17位∶36
18位∶33
19位∶29
20位∶22
※小数点以下切り捨て

今年のJ2リーグと同様の1シーズン20チーム38試合制を採用しているプレミアリーグ。直近過去10シーズンのデータのうち、17位から20位までの平均勝ち点を割り出しました。先に現在のヴァンフォーレの状況を見てみます。


【2024年明治安田J2リーグ第24節終了時の順位〜16位から20位〜】
16位∶ヴァンフォーレ甲府(26)
17位∶水戸ホーリーホック(23)
18位∶鹿児島ユナイテッド(23)
19位∶栃木SC(21)
20位∶ザスパクサツ群馬(13)


J2リーグは下位3チームがJ3への降格が決まるので、ギリギリ降格を免れるのが17位。プレミアリーグのデータから見るとその17位の平均勝ち点が36なので、現在勝ち点26のヴァンフォーレは残り試合で勝ち点を ‘10’ 以上積み上げる必要があります。

【残り14試合で勝ち点10以上獲得するパターン】
①4勝以上 ②3勝1分10敗 ③2勝4分8敗 ④1勝7分6敗 ⑤10分4敗

このパターンで考えてみるとJ2残留のノルマは③。残り14試合で2勝できれば大型連敗しない限りはクリアできると思います。ただしあくまでこのデータは平均勝ち点を基準にしています。実際に日本で20チーム38試合制が行われた過去3例では…

2021年J1∶17位 徳島ヴォルティス(36)
2011年J2∶17位 水戸ホーリーホック(42)
2023年J3∶17位 FC琉球(43)

もちろん勝ち点36でもJ2残留の可能性は見えてくるのですが、2011年と2023年の18位クラブがいずれも勝ち点41だったことを考慮すると、現実的に考えると余分を持たせて勝ち点42は欲しいところ。ここまで勝ち点を伸ばせばセーフティに残留が見えてくると思います。なのでヴァンフォーレは実際では残り14試合で勝ち点16獲得を目指して頑張ってほしいですね。

最後に残り14試合の対戦カードも載せておきます。


【ヴァンフォーレ甲府残り14試合の対戦カード】
第25節(8月3日) 対ザスパクサツ群馬 アウェー
第26節(8月10日) 対藤枝MYFC ホーム
第27節(8月17日) 対清水エスパルス アウェー
第28節(8月25日) 対栃木SC アウェー
第29節(8月31日) 対鹿児島ユナイテッド ホーム
第30節(9月11日or25日) 対ロアッソ熊本 ホーム
第31節(9月15日) 対横浜FC アウェー
第32節(9月21日) 対ベガルタ仙台 アウェー
第33節(9月28日) 対モンテディオ山形 ホーム
第34節(10月5日) 対ファジアーノ岡山 ホーム
第35節(10月19日) 対ジェフ千葉 アウェー
第36節(10月27日or30日) 対レノファ山口 アウェー
第37節(11月3日or10月23日) 対ブラウブリッツ秋田 ホーム
第38節(11月10日) 対水戸ホーリーホック ホーム


今シーズンJ1昇格の望みを繋げられるプレーオフ進出は今から12〜13勝しなければならないのでかなり厳しいものになっていますが、一桁順位ならまだ可能性が残されていると思います。J2残留はもちろん最低限しなければいけないこれからの目標となりますが、それよりも高みの目標を設定しそれに向かって努力し続ける強い精神力を大塚新体制のもとで発揮してほしいと思います。




※今回はプレミアリーグの20チーム制を基にして、過去10シーズンの平均値のデータでJ2残留の可能性を考えてみました。チーム力の違いがはっきりしているプレミアリーグの勢力図と実力伯仲の混戦Jリーグの違いはあるのでそのままデータが正確に反映できるかは断定しかねますが、参考程度にご覧ください。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿