ヴァンフォーレ甲府熱血サポーターへの道!!

山梨に住むユタカのブログ。地元ヴァンフォーレを応援してこのブログもなんと18年目を迎えました。ヤングパワー炸裂!

川崎フロンターレ戦を振り返る~オフェンス編~

2015-09-17 | Weblog
1対3で敗れた前節の川崎フロンターレ戦。この試合で気になったオフェンス面での評価したい点と修正すべき点を書いていきたいと思います。


まずヴァンフォーレの基本的なスタイルとして、守備を固めてボールを奪った後に素早く攻める堅守速攻型がチームの大前提となります。展開的には後方から最前線の1トップFWバレー選手にロングフィードで合わせていくことが多く、今回もその形で攻めていく機会が多々みられました。ゴールキックなど後方からのフィードで主にバレー選手がポジション的に競り合って勝負するのが川崎のボランチ。今回は中村&大島選手というどちらかといえば攻撃面に光る才能を持ったタイプがボランチに入っていたのでバレー選手も競りやすく、ヴァンフォーレはロングフィードの攻防で競り勝つことが多く、大半のケースでマイボールにできていましたね。しかしそこからの効果的な展開作りがオフェンス面の課題で、川崎戦では攻撃バリエーションの乏しさが浮き彫りになってしまった感じがしました。バレー選手が競り合ってポストプレーを行った後に素早くボールを運んでゴールに向かって挑んでいく選手が少なく、ボールをキープしたバレー選手がそのまま一人で攻め上がり相手の集中マークに遭ってボールを奪われてしまうシーンがたくさんみられました。バレー選手にボールが収まったときには他の攻撃参加選手が複数人で絡み、チャレンジしていく役とフォローしていく役に分かれて流動的に仕掛けていくことが理想的で、その一連の連動した動きが今回うまく出来ていなかった感じがします。

この試合でヴァンフォーレの得点獲得に貢献した阿部拓選手。彼は今のヴァンフォーレの中で一人レベルの違う質の高いプレーを発揮しており、派手なバレー選手に隠れるようで今チームで一番ノリに乗っている選手と言えます。この試合でも再認識できましたが、阿部拓選手の凄いところは空いているスペースを使うプレーが上手く、ドリブルでそのスペースにちょんと蹴り出して一気にゴールへ運ぶ独自の術を知っていることだと思います。ゴール前の混戦状態でも瞬時に空いている空間を見つけてそこに入り込む能力に優れ、持ち前のフィジカルの強さを生かすドリブルの仕掛けができます。スッと自分の懐に入られた相手は堪らず阿部拓選手の突破を止めに行くのですが、フィジカルの強い彼をなかなか止められず、今回のように危険な位置でファールを犯してしまうことになります。バレー選手が集中して相手マークとして狙われる最近ですが、ゴール前で危険なプレーをする阿部拓選手の動きに警戒してくるクラブも増えてきています。ヴァンフォーレとしてはマークが分散することは良いことで、バレー&阿部拓選手を警戒している矢先で、彼ら以外のもう一人のシャドーの選手が決定的な仕事をするシーンをもっと増やしたいですね。本来なら伊東選手がスピードを活かしてその役割を担うべき存在ですが、ケガにより戦線離脱しているのでここは稲垣選手が決定的なチャンスを活かすシーンを見たいですね。

個々からみれば先程紹介した彼らが攻撃の中心なのですが、ヴァンフォーレのチームの全体的な攻撃の流れとして、左サイドの阿部翔選手からチャンスを多く作り出しています。彼が前線に上がってクロスボールを供給することで、シュートを打てるチャンスも増えてチームが活性化します。しかし最近の試合では相手に研究され、阿部翔選手が攻撃参加したその裏のスペースを突かれることが多くなってきました。阿部翔選手もそれを警戒してシーズン序盤よりも攻撃参加を抑えて守備に専念することが多くなり、最近ではチームの攻撃バリエーションが減ってしまった感は否めません。これからヴァンフォーレの得点数をアップさせるポイントは、阿部翔選手をいかに伸び伸びと攻撃参加させるかにかかっていると個人的には思います。それには高いリスクが伴いますが、得点に繋がる高いリターンもありそうなので、そのリスク管理をチームが協力して補っていく必要があるでしょうね。


今いる選手たちの最大限の活かし方がシーズン終盤となるこの時期に鮮明に見えてきていると思います。ヴァンフォーレの攻撃陣には考え方をぶれずに徹底的に長所を活かしていくやり方を遂行していき、失敗してもクヨクヨせずにチャレンジを続け、そして残りの試合で結果を出してほしいと思います。




にほんブログ村 サッカーブログ ヴァンフォーレ甲府へにほんブログ村
※ランキング参加中!1クリックお願いします♪

最新の画像もっと見る

コメントを投稿