kisetsunokazeni

ときには空を見上げて深呼吸。無駄と思える時間も必要な時がある。

切ないカット

2019-09-11 14:49:36 | 

最近は寝てる時間がかなり長くなってる

おとうと犬

でもごはんはまあまあ食べてくれるし

家ではよろけがちの歩行だけど

お散歩は上手に歩けてトイレも順調だし

年齢を考えたらまあまあかな、っていう体調

なので

今日もいつも通り月一のカット、だったんだけど

始めて間もなくいきなり座り込む彼

そしてごろ~んと寝そべる・・・

まあカットは足裏を除けば嫌いじゃないし

今までも協力的だったんだけど

寝転ぶってことは一度もなかった

そう、これはたぶん

体力の低下・・・

わたしのカットはそんなに丁寧じゃないので

せいぜい20分くらいだし

その間もおとうと犬が嫌がればいつでも中断

なので

じっと立たされてる時間もそんなに長くはない

それなのに寝転ぶってことは

たぶんそれすらもおとうと犬にはきつくなってるんだろう

そう思ったら

なんだかとっても切なくなってくるわたし

まあ年齢を考えれば仕方ないことだけど

たぶんわたしの中ではいい出来事をものすごく大きく膨らまして

それで自分の気持ちを保つようにしているから

こういう現実を思わぬところで見てしまうと

動揺しちゃうんだろう

おとうと犬のこの先のことはある程度分かってるはずなのに

全く情けないったら・・・

そしてそんな私のことは全く知らないおとうと犬は

こんな体調でも一生懸命頑張ってて

わたしが「切ない」とか言ってる場合じゃない

なので

いつも通り声かけしながら手早くカットを進め

反対側を切ろうと体の向きを変えたらひょっこり起き上がり

その後は足の裏をカットするときには怒って逃げたりして

いつものおとうと犬に戻り

おかげでこっちもあたふたしてもうそんなこと忘れて一通りを済ませられたし

珍しく(朝ごはんをたっぷり食べたのに)臨時のお昼ご飯も食べたりして

元気いっぱいのおじいちゃんアピール

けど

現実にはやっぱり相当のおじいちゃんで

これからも少しずついろんなことが進んでいくに違いない

でも

おとうと犬が一生懸命前を向いて進んでいくかぎり

それを支えるわたしはむしろ元気を与える立場なんだから

ずっと笑顔でいよう!って気持ちになった

おとうと犬のカットのお話、でした

そう、「正しい」老いに涙は似合わない・・・

 

遊びに来てくださって、ありがとうございました

コメント (6)
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