先日も書いたのですが、自宅の灯油は不在時にも給油をお願いしていますが、
灯油を購入する消費者の立場に立つと、確かに手書き納品書の数字が汚いのは気になりますね。
この伝票を手入力するときに、オペレーターがミス入力しないのだろうか、なんて心配してしまいます。
乱雑に書いた数字の読み取りはわかりにくい、1と7と9は特に要注意。
これだけ冷え込んでいると、配送スタッフの手も縮かんで納品書の数字も上手に書けないのかとも思いますが、やはり気になります。
やはり、ハンディPOSの納品書のほうが、信頼感と印象が全然違います。
北海道などでは、ローリーとハンディPOSをケーブルで結んで給油数量を読み取って「納品書」をプリントアウトすることで、消費者に安心感を与えるよう工夫しています。
実は、我々がタツノメカトロニクスと一番最初にその仕組みを作ったのです。
当時は、タツノのローリーメイトというハンディとローリーをケーブルで接続して行いました。当社の開発スタッフが大船の工場へ泊り込んで開発とテスト作業をしたものです。
今は昔の物語。
当時北海道では、配送スタッフによる数量水増しの「不正行為」が一般紙に取り上げられ、
販売業者に対する消費者からの不信感が高まっていたということから考えられたのが、ハンディPOSのローリー連動でした。
ハンディPOSが車載型でしたから、給油が終わると配送スタッフは一度車まで戻って納品書を発行し、再びお客様へ納品書をお渡しするという手順なので、かえって面倒な作業となって配送スタッフから不満が出たのを覚えています。
実は、私も当時システム検証のために、スタッフとともに実際に灯油配送作業を行いました。
配送スタッフから、「須賀さん、ローリーの扱いと給油作業がすごいですね・」とほめられましたが、
実は、私はもとからバリバリのSSマンなのです。
ミニローリーが発売と同時に一番最初に購入して灯油配送作業に明け暮れていたのです。
これまで、本当に死ぬほど灯油を配達しました。ドラム缶の扱いなどはうまいものです。
昨年の大震災の時には被災地から少年たちを乗せてくるバス用の燃料をサッカーグランドでドラム缶給油でするため、「昔取った杵柄」で大奮闘しました。
そんな私が、灯油システムの開発に取り組んでから、25年を超えました。
想えば、遠くへ来たもんだという感じです。
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