灯油ビジネスが本格スタートしました。例年のことながら私もこのシーズンは忙しくなります。
ここにきて灯油が脚光を浴びているのはご承知の通りです。
少し前までは、ホームセンターなどの「店頭現金売り」の安値価格で右往左往していたSS業界ですが、
最近では異業種でも「配送灯油」が定着してきました。
消費者の『灯油離れ』を誘発したのは、実はセルフ化などで「店頭現金販売」に固執したSS業界の怠慢さであったということです。
最近では、大手ショッピングモールからコンビニ、はてはファーストフードまで「宅配ビジネス」は真っ盛りですが、
消費者はポリ缶をぶら下げてまでSSへ灯油を買いに行くわけですから、購入に手間のかかる面倒なエネルギーというわけです。
それでも、店頭で売れたということはそれだけ灯油需要が高いという事なのですが、
店頭販売はまさに「豊作貧乏」ということです。
やはり、店頭量販に甘んじていたSS業者は今になって灯油ビジネスでは負け組となっています。
誰でもできる店頭安売り価格ビジネスはSS業界にとっては、自殺行為でもあります。
最近は、配送灯油の高まりとともにコスト意識も高まり、価格もしっかりしてきました。
ただし、消費者に認められる充実した配送サービスが前提となります。
今後は、灯油配送以外の商品やサービスも安定収益としてSSに定着してきそうです。
SSにおける灯油配送を起点とする、「宅配ビジネス」の可能性が拡大している事で、
今年の灯油ビジネスはさらに注目を浴びることになりそうです。
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