ゆきんこブログ

月刊ガソリンスタンド誌
『変化と試練が、人と企業を強くする』
連載中!

ご意見やご質問にお応えして

2007年03月02日 16時52分41秒 | Weblog
石油関連ビジネスである我々の仕事を営業ベースで考えると今が一年中で一番自由な時間がとれる時期です。(はっきり言えば「暇な時期」なのです。)

そこで、いつもこの時期に新しいバージョンの企画設計制作やカタログなどのドキュメント類の整備に取り組みます。

関連資料作成などは毎年同じことを繰り返しているとどうしてもマンネリ化するため本人としては工夫をしているつもりなのですが、出来上がったものを見るとあまり変わり映えがしなかったりして不満で何度も書き換えたりしています。

もちろん資料作成のためにバージョンアップをしているわけではないのですが、どうしても見た目に派手な部分での機能向上や変更についてアピールしたくなります。我々の立場で企画開発から力を入れた作業でもクライアント側から見たら「大したことないね」なんて言われることもあり、そんな時にはガクッと力が抜けてしまいます。

逆に思わぬ部分で意外な評価を頂いたり、喜ばれることも多くなってきました。基本的には多く発生するユーザーニーズに関して慎重に検討を重ねながら取捨選択して本当に必要と思われる仕様変更について対応するように心がけています。

それでも一社だけの変則的な要望を取り入れて多くのユーザー様からブーイングが発生しないようにしなくてはなりません。実は最大公約数と最小公倍数の判断が難しいのがシステム保守なのです。

最近では大手企業への納入が多いため仕様に関して多様な追加要望なども発生しており開発スタッフも苦労しています。

そのため、いつの間にやら最近の「雪ん子」のオプション機能は非常に高度なものになっています。

基幹業務統合系ERPシステムの中に組み込まれたり、直売部門の受発注システムとしての機能まで要求されたりしています。「こんなことができるのなら、あれもできるはずだ。」確かにその通りなのですが、開発には時間もコストもかかります。拡張的な機能追加の要望が多いということはそれだけシステムに関する期待度も高いということですからありがたいことです。

お客様のニーズとご要望に導かれてさらにシステムも磨かれます。

最近の傾向としては、大手の特約店レベルで業務管理コスト削減を実現する基幹統合系構築のケースが急増中です。確かに即時に経常利益に反映されますから経営的には拡販よりも速効性があります。ある程度の経営規模なら100万円の粗利益向上よりも100万円の経営コストダウンのほうが確実に実現できる経営改革です。

無駄な経費を掛けないのは基本ですが、さらに社内各部門の処理作業や管理業務を再点検して無駄を省くことにより劇的な経営コストダウンが実現できるのです。

とくに、直売部などの受注から在庫管理、発注、売り上げ処理などは元売りや商社の発注システムと連動させWEB環境を活用することで完全自動化も可能となります。

とにかく、パイが大きいということはコスト削減効果も大きいわけです。

販売力の少ない零細業者が安い玉を探して単純に利益を増やそうという思考だけでは、販売競争に勝つことはできなくなりそうで生き残る道は極端に狭くなっています。さりとて、拡販を目指してさらに安売りというわけにもいかないでしょう。

ここでひと工夫が必要です。

石油業界各位からたくさんの意見やメールを頂戴しています。
時間をいただきながら個々にご提案をさせていただきます。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿