セミナーや講演会で各地を巡回中です。
灯油シーズンに向けて、新たな取り組みをスタートさせる企業が増えてきました。
背景には、EVやエコカーの普及によりガソリンスタンドの業態そのものが急速に変化するという予測の前提があるようです。
お客様のSSへの来店頻度が減少すれば、店頭販売の機会も大幅に減少することになります。
SSビジネスの環境変化を前提にした取り組みが大手企業を中心に本格的に開始されています。
「カーライフビジネス」と「ホームライフビジネス」の見直しも急速に進んでいます。
これまで、SS業界が取り組んできた「油外収益」そのものが、「配送ビジネス」などへシフトする傾向が強くなってきました。
そのため、灯油配送ビジネスは再び脚光を浴びています。
全国的なSS過疎地帯の多発やセルフ化による配送体制の弱体化とともに、
灯油配送部門を集約化したり協業化する動きが増えており、
これまでの「ガソリンスタンド」という業態は宅配を起点とするサービス展開により大きな業態変化が起こる予感がします。
本日も、東北で研修会。明日は大手組織の講演なのですが、
元売り、商社、その他大手組織などなど、石油ビジネスに関する意識やモチベーション、なども異なり「温度差」が拡大しているような気もします。
エネルギービジネスは、時代とともに変化していますが、
これから数年間の「変化と試練」を克服することで次のビジネスが見えてくるはずです。