ゆきんこブログ

月刊ガソリンスタンド誌
『変化と試練が、人と企業を強くする』
連載中!

円高が進んでいます。

2011年08月20日 05時31分00秒 | Weblog
ついに、19日午前のニューヨーク外国為替市場で円が一時、1ドル=75円95銭まで上昇。
これは戦後最高の円高というより、史上最高価格の更新です。

はたして、
円は本当にそんなに強い通貨なのか、日本の財政は世界と比較してそれほど健全なのか・・・

それとも、米国経済と財政はそんなに悪化しているのか・・・・

円対ユーロに対しても同様の疑問を持つ方が増えていると思います。

GDPの2倍を超える国債発行高は世界でも突出した国債発行高ですが、
それでも、これほど円が飼われている事には何か疑問を感ずる方も多いはずです。

長期化している不況下での今回の大災害は、
我が国にとって、明治維新の開国、そして第二次世界大戦の敗北に次ぐ第三の国難とも言われています。

特例国債の発行も伴いますから、さらに国の財政が悪化する可能性もあると思うわけです。

もし、この後、日本国債が暴落したら・・・・
円高はどうなる・・

我々素人が専門的な経済を論じてみても、しょうがないとは思いますが、

まさに、我々国民は洗面器の中の「アメンボ」のようなものです。
激流の世界経済を漂う「タライ」、そして「タライの中に浮かぶ洗面器」

世界的なマクロ経済、日本国の財政、そして、日本国民それぞれの「財布」の中身のミクロ的視点まで、
経済状況は色々ですが、

もし、逆に円が安くなったら、食糧自給率の低い我が国の庶民生活はどうなるのか、

これは、まさに「スタグフレーション」ですね。

インフレ、デフレだけの問題ではなくなり、複合的な経済情勢の悪化が懸念されます。

なにが起こるか判らない、難しい時代ですね。