ゆきんこブログ

月刊ガソリンスタンド誌
『変化と試練が、人と企業を強くする』
連載中!

直売部門システム「ペトロマスターEX」

2008年02月24日 10時43分49秒 | Weblog
ここ数日、カタログなどのドキュメント類の制作と整備に取り組んでいます。
昨晩雪が降りましてゴルフ場は閉鎖ですから今日もディスクワーク作業です。

夕方には、急遽ゴルフ場関係者のシステム研修でもやろうと思っています。
忙しくてゴルフ場の休業日と当方の休みくらいしか時間がとれませんので、ゴルフ場の社長と打ち合わせスケジュールにも苦労します。

「ペトロマスターEX」の資料については、電子商取引(EDI)の部分に入っていましてなかなか進みません。最先端のIT技術を分かり易く資料として説明するということは大変なことです。

先日も某大手企業の方が来訪し石油直売流通ソリューションの内容についてのプレゼンテーションを行いましたが、大手の「直売システム」は従来のオフコン系システムからオープン系への移行が急速に増えてくるとの事です。

なかには、20年近くも使用している旧型オフコンも存在しているということですが、当時でも数億円から5千万円も投資していたのだそうです。
今迄の石油流通業界では投資負担が大きすぎて減価償却もままならないほどだったようですが、ここにきて、原油価格の変動やらで若干投資意欲と余裕が出ているということです。

最近の基幹業務統合系ERPの石油流通専用ソリューションは業務省力化が劇的に進む事が確認されており、投資効果も見直されているようです。

直売部門を保有して年商規模で約100億円規模以上がターゲットとなっているようです。

当社も最近では「石油直売システム・ペトロマスター」や軽油税特別徴収義務者向けの「D-TAX」に関するオファーが急増しており、従来の灯油配送管理システム「雪ん子」を上回る案件数が発生しています。

大手企業が多いため構築に期間も手数も要しますから、納入本数にも制限が出そうです。なにより、業務が特化しているため石油流通の内容に精通したスタッフが必要です。一般的なIT企業のSEなどではとても対応が不可能です。

流通定義用語や業界としての専門用語、EDI受発注システムから海上ボンドバンカー給油や輸出入、軽油税納税帳票作成など専門分野のエキスパート業務となっており毎日が勉強会のようです。

しかし、「ペトロマスター」もここまで専門分野に特化しますと追従できる企業も少ないようです。
灯油配送システムは追従類似商品がいくつかありますが、ERP系の直売システムはいかに大手企業でも開発経費が掛かりすぎるようです。

我々は石油ソリューション開発に着手してから20年を超えました。
その間、ただ一途にこの道を一直線。
自主開発ですから何とかやってこられたということでしょうか。
「雪ん子」の売上収益もすべてつぎ込み、冷や汗をかきながらの開発作業でした。
今やっと、芽が出てきたというところでしょうか。

何しろ、ウィンドウズもない時代からデータベースソフトをいじくり回し、当時経営していた石油卸売部門での現場実証を重ねて20年以上。
本当に一財産をつぎ込んだ汗と涙の結晶です。

笑うに、笑えない人生ドラマを積み重ねて、いよいよビジネスとしては本格稼動ということになるわけです。

これは、壮大なビジネスドラマのスタートです。

今月一杯で、一部上場の大手商社の石油部門の基幹システムの構築を完了。

来月からは、また新たに年商一千億を超える規模の石油流通企業での構築作業に着手します。

一歩、一歩、前進します!!