実相だけが実在であり、現象はその実在そのものの写した影の世界である

昨日私の五官を通して現象世界に顕わし出た現象は
もう今日にはすっかり消滅して
別の現象が出ています。
明日には
また別の現象が現れるでしょう。
私の時空スクリーンへの誕生以来
ずっとこんな具合に
映像が変わってきたわけで
これは“空”とか“無”といった言葉が
よく分ります。
でも現象世界は実相の展開ですから、
実相の展開なのだけれども
人間の現象の心の表現体でもあるわけで、
「現象は人間の心」であると言えるわけで
現象世界は
現象の目に見える現れに関係なく
見えない相で
「円満完全」に照り輝いていると
藤原先生はおっしゃいます。
（参考　あなたは必ず救われる　藤原敏之　日本教文社）
【そこで私はいいました。
「今君はずいぶん沢山悪いことばかりいったけれども、あれみんな現象だろう。現象はあらわれて見えるだけで実在ではなく影だろう。神様がお造りになったという世界は影なんかではないよ。本物（実相）だよ。実相だけが実在であり、現象はその実在そのものの写した影の世界なんだよ。だから本ものの世界は完全円満な世界であり、そこには災害も不幸もないのですよ。不完全なものは一つもないのですよ。その実相を歪めることなく、現象界に現す運動が生長の家光明化運動なのですよ。」】

新約聖書「ルカによる福音書」

ルカによる福音書（日本聖書協会）
＜第四章＞ナザレで受け入れられない
２２　皆はイエスをほめ、その口から出る恵み深い言葉に驚いて言った。「この人はヨセフの子ではないか。」
２３　イエスは言われた。「きっと、あなたがたは、『医者よ、自分自身を治せ』ということわざを引いて、『カファルナウムでいろいろなことをしたと聞いたが、郷里のここでもしてくれ』と言うにちがいない。」

人間は神の宇宙計画の完成に欠くことが出来ない存在

私たち人間の一人一人は
神様にとってかけがえのない存在であり、
いつもいつも
注目し
気にかけ
見守って下さっているのであることが
以下のご文章でわかります。
（参考　あなたは必ず救われる　藤原敏之　日本教文社）
【つまり神様の宇宙計画の完成、理想の実現に欠くことの出来ない存在で、私達がいなかったら神様の計画と理想も実現出来なかったわけであります。絶対に必要であり、なくてはならない存在であったことに気づくのであります。このことを絶対価値を発見するというのであります。その価値を平等価値ともいいます。また永遠価値というのであります。】

本当の相（すがた）を自覚すれば本当の相（神の子の完全さ）が現れるのは当然

人間が“神の子”であると分ると
そのことを分らずにいたからあった人生苦が
消えるのは当然と
藤原先生はお書きになっています。
（参考　あなたは必ず救われる　藤原敏之　日本教文社）
【いずれ数々の体験は順を追って書きますが、このように本当の人間は、肉体ではなく、生命であり、神様のお生命（いのち）であると自覚すれば、今までどんなに不完全な状態があらわれていても、それは本当の姿ではありませんから、目を閉じて暗い暗いといっていたのが、目をあけて一ぺんに明るくなるのと同じように、また夢をみていて恐ろしがったり、苦しんでいたのが、目が覚めたとたんに消えてなくなるのと同じように、極めて当り前のことなのであります。】

人生の目的は実相（神の理想）を実現することです

私たちは
人生の目的というものが
わかっていないと思われます。
誰も
人生の目的がわからないまま
歴史が経過したのでした。
谷口雅春先生が初めて
この人生の目的を
明確化なさったのでした。
このことを晦ましてはなりません。
これは雅春先生にご縁のあった人たちが、
しっかりと把握すべきことであって
このことから逸れてはならないのです。
私たちはまずこの本当の人生観を把握し、
人に伝えることをすべきなのです。
運動の仕方がどうのこうの言っても
何の効果も有り得ず、
そんなことにかかずらうより、
真実を人に知らせましょう。
（参考　あなたは必ず救われる　藤原敏之　日本教文社）
【人生とは何か？
それではいったい人生とは何でありましょうか。またこの人生の目的は何であるかということであります。生長の家では人生とは“神意”によるものであり、「神から授かった使命である」と教えて頂くのであります。前にも述べましたように、この世界は神の創造によるものであり、神の生命であり、神の生命と神の理念がそのまま形となって現れているのであると申しましたが、一切のものの根元は神であり、神によって造られていることがわかるのであります。それ以外のものは一つとして存在しないという徹底した神一元論なのであります。神は生命であり、生命の本質は理想であり、表現意欲の固成（かたまり）であり、表れたくて仕方のないものなのであります。その働きが形に現れたのがこの世界であり、一切の植物であり動物なのであります。】