Yoshikoの『リビング』へようこそ

16年間脳梗塞後遺症の夫と101日間世界一周クルーズをした。その記録を「リビングを船に乗せて」として著す。

茶櫃(ちゃびつ)

2011-02-18 | 日記
 茶櫃(ちゃびつ)と言っても若い人にはわからないようだ。
年配の人でも近頃は使われていないからわかりにくいだろうと思う。

茶櫃とは1、茶葉を保存しておく防湿の工夫をした大型の木箱。
    2、茶碗、急須、茶入れなど、煎茶の道具を納める容器
と広辞苑に出ている。我が家の茶櫃は夫の実家を整理した時に出てきて
送られてきたものである。
立派なものであるが、場所をとるからどのように使おうかと思っていたが
その中に、急須、茶卓、茶筒、茶碗をセットしてある。

昔はおひつ(御櫃)と呼ばれるおはち、めしびつもあった。

これは水分をとばしてくれるのでご飯がおいしくなるからどこの家でも使っていた
のに・・。近頃は炊飯ジャーなるものにとって代わられ、保温がきくなどと
宣伝されている。

我が家は電釜は使わず、無水鍋でご飯を炊くのでお米が一粒一粒立って
おいしく炊ける。これをおひつに移すと理想的なのだがいつの間にかおひつは
黒ずんだか、汚れたか我が家からなくなってしまっていた。

せいぜい、朱色に光るこの茶櫃を大切に使っていこうと思う。