信州諏訪発気まぐれ親父のブログ

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孤狼の血

2018-05-22 07:33:51 | 映画

昭和63年、広島の呉原では暴力団組織が街を牛耳り、新勢力である広島の巨大組織五十子会系「加古村組」と地元の

「尾谷組」がにらみ合っていた。ある日、加古村組の関連企業の社員が行方不明になる。ベテラン刑事の刑事二課主任

大上章吾(役所広司)巡査部長は、そこに殺人事件の匂いをかぎ取り、新米の日岡秀一(松坂桃李)巡査と共に捜査に乗り出す。

時代は昭和、広島を舞台にしたヤクザ同士の権力闘争を描いた映画。全編広島弁、エロ、グロ、古めかしいナレーションは

仁義なき闘いへのオマージュと思うが、あくまで映画のメインは警察。

冒頭からグロいシーンが出てくるので、その手の映像を観るのが苦手な方にはお勧めできません。

単なるやくざ抗争を描いたものではなく、そこに警察の捜査が入る事で、物語に緊迫感を与えているように思います

更に暴力団との癒着を噂される大上刑事役の役所広司さんは、演技力や存在感全てにおいて、流石の貫禄があります。

大上とコンビを組む新人刑事・日岡役の松坂桃李さんも良かったですね~ 意外とこういう役もこなせるのだな!と

登場人物の大半が男性である中、クラブのママ・里佳子役の真木よう子さんと、日岡を気にかける薬局の店員役の阿部純子さんは

物語の重要なキーパーソンになっています。(特に里佳子は、後半で意外な過去が明かされます。)

しかし、久しぶりに脂ぎったヤクザ映画映画をみた気がしました。アウトレイジに対する東映の返事がこの作品か?

内容からして、翌年以降に地上波でのTV放送は無いと思いますので、少しでも興味のある方は、映画館で観て損はないと思います。

 昭和のレトロな感じが随所に感じられた良作です。☆☆☆☆



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