ワインのない国からやって来た4人の難民が世界最高峰のブラインドテイスティング大会
に挑む姿を追ったドキュメンタリー。
ジンバブエ共和国から難民として南アフリカへ逃れた4人の男性が、フランスで開催
される「世界ブラインドワインテイスティング選手権」にソムリエとして初参戦する
事に。家族や祖国への思いを胸に乗り込んだ彼らを迎え撃つのは、「神の舌を持つ」
と言われる23カ国の一流ソムリエたち。
「チーム・ジンバブエ」はクラウドファンディングの支援を受けてワインの
聖地ブルゴーニュへとやってくるが……。
今年最後の作品となりましたが、これが思わぬ掘り出し物でした。とても暖かな
気持ちになるドキュメンタリー。ワインだけにクローズアップせず、チームジンバブエ
4人ひとりひとりが南アフリカに逃れてきた経緯を順番に見せるので、地域情勢に興味
があると尚更楽しめる。後半は大会の様子がしっかり記録されており、ここの一波乱が
また面白い。チームメンバーのキャラも良く、最後は涙が出た。
ワインは全く持って良く解らないのですし知識が0だけど、それでもかなり楽しめました!
センスの良いアフリカ音楽が随所に流れ、年末にも丁度いい明るく
元気になれる作品だった ☆☆☆