ラブ・ネバーダイ
出演者・・・・市村正親
濱田めぐみ
田代万里生
彩吹真央
香寿たつき
加藤清史郎
ストーリー・・・「オペラ座の怪人」から10年後のアメリカ。
コニーアイランド。怪人はコニーアイランドのサーカス小屋を経営。
バレエ教師のジリとその娘が雇われている。
娘のジリーは怪人を愛している。
そこにクリスティーヌ・ダーエが夫のラウル、息子のグスタフと共に
やってくる。ラウルは財産を無くしアルコール漬け。
クリスティーヌは生活費の為に歌う事に。
怪人が現れ、コニーアイランドで自分の曲を歌ってくれと頼む。
そしてグスタフが自分の子供である事も知ってしまう。
メグは怪人がまだクリスティーヌを愛している事に悲しみ、グスタフを
誘拐。彼女のピストルがクリスティーヌを撃ち・・・・・
「モンテ・クリスト伯」と同じで、激しく自己陶酔型のミュージカルですね。
友人は「ミュージカルってそういうものじゃないの」「市村さんはそういう人だよ。
そこが好きなの」と言ってましたが、観客を置き去りにした自己陶酔はいかがな
ものかと思うんです
歌っている方は楽しい。もうすっかり自分の世界にはまりこんで
情感たっぷりに歌い上げる。
でも見ている方は「・・・・・」と思わず寝そうになってしまうというか
なんでそうなのかというと。
いい曲がない
ストーリー構成が雑
この2点ですね。
いくらブロードウエイミュージカルだからって、なんでもかんでもはしょって
いい筈ないし、ラストシーンだって救済で終わらなくたっていいわけ。
怪人が何でコニーアイランドに活路を見出し、一体何をどうやってどんな地位に
ついているのか不明。
マダム・ジリーが「アメリカ行きの船に乗せて助けた」と言ってるけど
どうやって?何の為に?
メグは怪人に会った事ないのに愛してるわけ?彼の為に身売りまでしたって?
妄想激しきメグに理解不明。
そして一番理解できないクリスティーヌ
ヒロインなのに個性がないっていうか、ラウル・怪人、どっちつかずっていうか。
それからグスタフ
ラスト、彼は実の父が怪人である事を受け入れて怪人の仮面をはがすのですが
「うそだーー」とか言って駆け出したわりにはあっさり受け入れるんだなと。
そもそも、舞台がアメリカのコニーアイランドっていう所が理解不明。
オペラ座にいた人がコニーアイランド?
サーカス?サーカスのショー?格調高い世界からいきなりド庶民に降りてきた印象。
市村さんは相変わらず素晴らしい。別に欠点があるわけでもない。
濱田めぐみは印象薄いヒロイン。
歌は確かにかなり上手だけど、個性がないっていうか。役柄の書き込みがない
んでしょう。気の毒です。
田代万里生も同じで、ラウルという役は意味不明です。
香寿たつきと彩吹真央はきっちり演じていたけど、背景がイマイチはっきり
しないし、ただそこにいるだけかな…とも思い。
メグとクリスティーヌは古い友人という設定だったけど、片やオペラ歌手で
片や場末のショーマン。立場の違いを思えばもう少しとげとげしく
なるんじゃないかとも思い。
収穫だったのが加藤清史郎君
彼のボーイソプラノは本当に綺麗。 まさに♪ 本当に綺麗 ♪ です。
天才子役からミュージカルスターへの階段を上っているんですね。
基礎をちゃんとやっているし、ゆくゆくは「レ・ミゼ」のマリウス?
ルドルフ?楽しみな子です。
でも、セットは豪華でした。
セットの為に10000円以上払ったようなものかしら?
父親は甘い顔立ちと声で人気だったそうですが、女癖の悪さは業界では超有名で、音大の女の子や共演者やらつまみ食いもすごかったみたい(笑)。
万里生クンもしっかりその血筋を受け継いで、芸大時代は日替わり彼女が幾人も居たそうですよ。なかには「孕まされて」大学中退しちゃった女の子もいたとかいないとか。
バイトでピアノ弾きに行ってる合唱団の指揮の先生(本人、芸大で万里生と同期)から聞いた噂ですけど…
少し前「ぴったんこカンカン」で作品の宣伝?のために市川さんと鹿賀さんが安住さんと街巡りをしたのを見たのですがあらすじ紹介されていたのですが、よく理解できていませんでした。
市川さんがはじけていました。鹿賀さんと劇団四季で同期だったそうで。
セットが豪華なのはいいですねー。
で生まれ育ってよかったと。初演のベルばらから真琴つばさ&檀れいコンビまでの公演の多くを見ることができたのも近くに住んでいたからこそ。96期生のいじめ事件や最近の劇団の体制はイヤだけれどそれでも100年の歴史は素晴らしいし生みの親である小林一三先生にお礼を言いたいくらいです。
市村さんのお名前間違っていました。すみません。失礼しました。
涼風真世さんのお相手って田代君じゃなかったでした?
あの頃は魔性の女ーーと言われてたけど、お父様の血筋なら逆なのかしら。
>のんさま
ものすごくセットが凝っていて雰囲気だけは素晴らしかったんです。でもいかんせん曲が・・・・
鹿賀さんは退団する時、けこうゴタゴタした印象が。
>春花さま
いいなあ。本当にうらやましい。地元の特権ですよね。