朝から大変な騒ぎで。
相模原の津久井やまゆり園に元職員が侵入して殺していった事件。
事前に「障害者を殺す」と予告した手紙を衆議院議長あてに渡していたんでしょう?
警察は情報提供してもどうしようもなかったんでしょうか。
「まさか」と思っていたのかな。
確かに、今時障害者を差別する言動そのものが正気ではないんだけど。
「突然障害者を差別するように」なった理由とは何なんでしょうか?
精神障害?とだけでは理解が出来ない心理ですよね。
この差別の根底には「〇〇出来ない人間はいなくていい」思想ですよね。
人は生きているだけで価値がある筈なのに、どこからか選民意識が頭を
もたげてきたって事なんでしょうかね。
トランプ氏とだったら話が合うんじゃないか?なんて。
覚せい剤とかで措置入院の経緯もあったようですから、尋常ではない人間です。
それにしたって言葉の暴力からさらに刃物を向けるまで発展していくなんて
世の中どうなっているんだか。
都知事選、「顔がいいから」って理由だけで鳥越さんを選ばないで欲しいです。
石原慎太郎氏の「厚化粧の年増」っていうのはセクハラ発言で、ヘイトスピーチじゃないの?
私だって傷つくよ
思ったのですが、容疑者は薬物乱用で強制入院とか
させられてるそうで、クスリが引き金になった最悪のケースのような気がします。
教員志望の好青年だったのが、
背中一面に筋彫りしたり、
一晩のうちにたった3本の刃物で、
19人殺害して20数人に重傷おわせる
とは、信じられないほどすさまじい(負の)エネルギーで
クスリでハイになった高揚感から誇大妄想が肥大して・・・の悲惨な最悪の結果ではと想像します。
亡くなられたかた、
そのご家族や施設関係者のみなさまの心情は
察するにあまりあり胸痛むばかりですが、
対薬物取締強化をお願いしたいですね
(有名芸能人とか、長期間薬物摂取していてもはじめての逮捕なら執行猶予って、? ? ?)。
薬物乱用対策マンガ
http://www8.cao.go.jp/souki/drug/comic/index.html
でも、本当に精神を患っていると認められれば無罪もありの現在の法ですよね。頭を抱えたくなります。
「複合知的・精神障害者」に関しては、確かに重い問題です。認知症の親を看取るのは、子供としてある程度覚悟ができるけど、自分の方が先に逝くであろう親の場合、重度知的精神障害者の子供を残していくのは、物すごくつらいことでしょう。
だからといって殺されていいわけもなし……。
上記の問題と逆バージョンになりますが、このデータも気になります。
出生前診断で、染色体異常が確定した胎児の場合。
97%の母親が中絶を選ぶそうです。
あなたは、97%?それとも出産選択の3%の方でしょうか?
石原氏の「厚化粧の年増」話題になっていますね。
今回の場合、この発言は、完全に逆風になってしまっているのですが。石原氏、気がつかないのかな。女性を敵に回すと怖いんですよ。
しかし、過去に精神病院で働いていた者としては、重度の知的障害者を抱える家族がどのくらい負担なのかを見るにつけ、複雑な思いです。もちろん、殺されていい人はいませんし、このような形で命を奪われるのは理不尽です。しかし、80歳代の親が50歳代の子の面倒をみているなど、過酷な状況の方も多いです。犯人はそのような状態を目の当たりにして、病んでいったのではとつい考えてしまいます。(しかし何度も申し上げるように、今回のような形で命を奪うのは間違っていますが)
しかし、重度知的障害者の介護の実態を知らない人々が、優等生的な事(お互い支え合って~とか)を言っていることには疑問を感じます…。
と同時に、
人の心にある、直視したくない様々なモノを、目の前にガン!と
叩きつけられた気がして・・・そういう恐ろしさも感じました。
私自身も、寝たきり&意思疎通できない父を、数年間目の当たりにして・・・
今回の事件で、父のことを考え、また他の方々のことも考え
気が重くなっています。
だから、優等生的な言葉を発することができません・・・
入れており、小学校の教員免許を所得していますが、
教員にはなれなかった人物です。
2面性を持ち、礼儀正しく親切だったという評価もあります。
私は、厳しいようですが心に邪悪さを抱えている人物は
それをカムフラージュするように、良い人を演じることが多々あると思います。
今日、ミヤネ屋を見ていましたが、この犯人の心理分析
に時間を割き、理解しようとしていました。
無理なのです。サイコパスなのですから。。
自分は2年なら拘束されても良い。
しかし出所の際は、新しい名前と戸籍免許証お金を
準備して欲しいと言っているのですよ。
そして、真夜中に無防備で反撃する事も出来ない人達を
選別しながら迷いなく刺して行ったんです。
自らは、何の痛みも感じないまま。
介護問題や、重度心身障碍者の未来とは切り離して
考えるべき事案です。
そうしないと、社会的弱者は死んでしまえという
ヒットラー思想と同じになりかねません。
「自分には真似できない仕事だと感心して言った」と言い訳していますが、入所の重度重複障害の方一人当たり年に1200万円かかる単純計算と聞いて、「そんなにお金をかける必要があるのか?」と言ったから、視察に連れて行ったのに。
24時間誰かがケアしなければ生命を維持できなくなる状態には、健常に生まれたとしても事故や病気の後遺症で、誰でもなりうるというのに。
脳死状態を人工呼吸器で生かすより、臓器提供して見込みのない延命はやめるべきだと言うのは正論なのでしょう。しかし脳死の診断があっても、心肺機能が維持できて身体が温かく、人工栄養で排泄があったり、何かの拍子でしゃっくりしたり発声したりするのを、生きていると信じて介護する選択肢を否定してはいけないと思います。
石原慎太郎氏の優性思想的発言は他にも色々あるのですが、福祉を切り捨ててまで2回の東京五輪誘致でお金をドブに捨てる必要はなかったと思います。
優生学、という考えは、ヒトラー以前から、社会、というか世界に広まっていた考えです。
ヒトラーは、ある意味
それを、ナチス的に考え、様々に実行した、ということだと私は思っています。
優生学的な思考は、ヒトラーやナチスに限らず
多くの人々が知識し、そして有益だと考えていたものではないでしょうか?
私は、犯人の男だけではなく
善良であり社会生活をきちんと営んでいる方々の中に
こういう考えの人がいる。
それも、多分決して少数ではないだろう、
ということが、怖いのです。