皇位継承は第1子優先 有識者会議
小泉首相の私的諮問機関「皇室典範に関する有識者会議」が、皇位継承順位について、男女を問わない「第1子優先」とし、女性が天皇になることや母方だけに天皇の血筋を引く女系天皇を容認するとの方針を固めた。こうした方針をとれば、皇位継承の資格者が増え、順位の変動が少ないことを考慮した。25日から意見集約に入り、11月末に報告書をまとめ、首相に答申する。政府は世論の動向を見極めながら、皇室典範の改正を目指す。
5日の前回会議までの協議では、女性・女系天皇を認めたうえで、継承順位を巡って(1)第1子優先(2)兄弟姉妹の中で男子優先――の2案が選択肢として浮上した。このうち、最初に子どもが生まれた時点で皇位継承者が決まる第1子優先案の方が安定性が高く、国民にわかりやすいと判断した。
第1子優先案が採用されると、現状にあてはめれば、皇太子さまの長女の敬宮愛子さまが皇位継承者になる。しかし、6日に学者グループが、敗戦直後に皇籍離脱した旧皇族の復帰を求める「緊急声明」を出すなど、世論には「男系男子」の維持を求める声もある。
まあ・・・妥当な線・・・というか、
「女性天皇及び女系天皇」を認めないわけには
いかない現状があるんですよねーー
ただ・・色々サイトを検索してみたら、
意外と「男系優先」派の若い人たちがいるのに驚いてしまいます
単なる「あおり」なのかなと思っていたら、それがそうでもなくて
結構真剣に「皇室」を語っているんですよねーー
(何も今更精神的支柱を皇室に求めなくても・・・・と思うんですよ。
今上夫妻ならともかく、今の皇太子夫妻には重すぎる課題ですもん。
じゃあ、何の為に皇室が存在しているかといえば・・・セレブ好きな
女性週刊誌のため・・・・って感じ?)
彼らは「旧宮家の復帰」が望ましいと一様に言いますけど・・・・
そうかなーー
私はそうは思わないけど。
できれば「男系男子優先だけど女子にも皇位継承」型が
望ましいような気もl
(秋篠宮がいるんだしね。この考え方だと秋篠宮→眞子)
この度結婚する紀宮がもし男子を出産すれば、速やかに宮家復帰を
考えてもいいのかな・・・とも思います(これはあくまで妥協案ね)
時代の流れからいけば「女性・女系」は当たり前の思想ですよねーー
でも、やっぱり「男系優先」派を退く力がないのも事実で・・・・
個人的には「男系でも女系でもどっちでもいいんじゃない?」って
思っていたんですけど・・・・
でも
男系だと遡って天皇→父→父→父・・・となってみーんな天皇の家系。
でも女系だと天皇→母→母→母・・・・となるんですって。
敬宮を基準にすると
男系だと、敬宮→徳仁→明仁→裕仁・・・
女系だと敬宮→雅子→小和田優美子→優美子さんの母・・・・
これは確かに大きな問題なんだなーーって思います
やったら「男系」にこだわって来た理由もわかるような気も・・・
本を読んできた範囲内ですけど、大昔から「皇位継承」については
悩みが多かった事は事実ですよねーー
たまたま、大正・昭和・平成と各天皇には男子が生まれましたが
それ以前、明治天皇なんて可哀想なくらい次々に男子が早世しちゃって。
その前の孝明天皇だって、継承者は明治天皇しかいなかったし。
また、一口に「男系男子」と言っても、母方の血筋はどんどん変わってます。
古代なんて「両親のどちらかが天皇でないと皇后にはなれない」
時代もあったし、それが光明皇后になると「初の藤原氏出身の皇后」が
出現し、それが「五摂家」と呼ばれる華族まで範囲が広がって
今や「家柄よりもキャリアと美貌」の時代ですからねーー
そういう意味で行くと、やっぱり「父が天皇」っていうのは不変な部分で。
・・・・・ゆえに難しいというわけですよねーー
で、どういうわけか降嫁した内親王には男子が生まれるっていう
ジンクスもあるわけで・・・・
(例:昭和天皇の第1皇女と第5皇女(島津貴子さん)、三笠宮家から
千家に嫁いだ容子さんとか・・)
なので、紀宮が男子を産む確率はきっと、今後皇室内に
男子が生まれる確率よりもいくぶん高いかもしれませんしねーー
でも・・・どちらにしても、危うい事は確かです。
「女系・男系」と言っていられなくなる確率も高いんじゃないでしょうか?
でもそもそも「外務省」という特権社会の中でセレブにお過ごしだった方が皇室という見かけは派手に見えるし敷地も広い所に住んでいながら結構地味な生活をしている場所に入って来ること自体が無茶だったんです。多くを望み過ぎた結果です。
30年セレブ社会にいて(雅子様の場合、あまりキャリアそのものはないですよね。学歴はあるけど。仕事場にいても留学してたんだし)皇室に入って10年で「適応障害」になる人。
36年間皇族としてお過ごしにり、これから庶民に天下っていく方。どちらが適応しやすいかな・・とも思うんですけど。
ま、庶民には関係ない・・・か。
ただ・・・やっぱり今上夫妻が昭和天皇の色々な問題を払拭して「開かれた皇室像」を必死に作り上げてきたのに、見事にあっさり崩してく息子夫婦ってのは・・・現代っぽいなーー
それはさておき、男系男子優先でない限り、歴史的・文化的天皇制は終焉します。
現憲法制度下の天皇制を維持するだけならば、なんでもありでいいでしょうが、千数百年続いた天皇家を我々の勝手で終焉させていいのでしょうか?
民主主義とか自由主義とは全く関係のない、あるいは対極にあるような天皇制を民主主義の枠内で処理しようとするから無理があるのです。キャリア・ウーマンだの、晩婚主義だの、由緒ある家柄の維持には最も危険な発想ですよね。『大奥』じゃないけど、一夫多妻主義でなければ天皇制の維持は困難でしょう。
私はそれで(一夫多妻で)いいと思います。一夫一婦制なんて、たかだか百年くらいの歴史でしょう、天皇家の歴史的・文化的・民族的価値と比べたら、何の価値もありません。生物界を見れば、このほうが自然だし・・・。わずか60年の戦後民主主義の価値観で天皇制を規定しようとするあの諮問委員会の連中は、アホ~アホ~、カラスが啼いとるです。
あるいは、憲法改正して天皇制を廃して、京都へお帰り戴き、天皇家の存続は天皇家の方々にまかせればいいでしょう。
天皇家の使命はまさに「お家存続」なんですよね。そこに「自分の価値観」を入れようとおもうと、昭憲皇太后みたいに「福祉」に力を入れたり女性の学力向上に目を注いだりして「皇后の仕事は子供を産むことだけじゃないわ」と見せるか、貞明皇后のように「天皇の補佐」として行動するか・・・
過去における「天皇家の思想」をちゃんと勉強すべきですよねーー識者の方々も。
タイトル通りです。
更に側室を認めます。