ふぶきの部屋

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武士の一分

2006-02-03 19:09:03 | ドラマ・ワイドショー

うーん。

山田洋次監督はキムタクを大絶賛し、相手役の檀れいを「こんな美人は

みたことない」とこれまた誉め殺しておりましたが。

山田監督が果たして蜷川さんのようになれるのかどうか・・不安ですね。

蜷川さんはズブの素人を「プロ」に仕立てる天才

かつてキムタクも「盲導犬」という舞台で蜷川さんに鍛えられ、その後

若者のすべて」でブレイクしましたね

藤原竜也だって、蜷川作品によって今や若いのに実力派だし。

(最近は成宮なんとか君?)

 

でも山田監督は、役者を育てるタイプの監督さんではないでしょう?

吉岡秀隆君などは山田作品には欠かせない若手俳優だけど

彼を育てたのは「北の国から」だしねーー

(寅さんに出た頃はそこそこ実力がついてたし)

どっちかっていうと、役者の個性に頼る人っていうイメージがあります。

そんな監督がベタぼれしたキムタクを主役に

武士の一分」という映画を作っても「たそがれ清兵衛」のようには

いかないんじゃ・・・・ない?

(あれだって真田広之&宮沢りえの絶妙コンビのおかげよね)

 

 木村拓哉という人について・・・・

1995年あたりに大ブレイクして、その後私もファンになり、

いわゆる「キムタク本」は全部読み、ドラマも見て参りました。

その結果の判定は「このままジャニーズ事務所にいたら成長しない」

というもの。

そりゃあ、石原裕次郎タイプの「そこにいるだけでいい」っていうのは

わかるけど、それだけじゃ・・・歳もとっていくんだし?

最近のキムタクは演技がワンパターンだし、周りが彼に求めるものも

「ワイルドでソフト」なワンパターン

台詞回しは曖昧で節がついているし、何をやっても「キムタク」です。

著しく成長した草君とかキャラクター芝居の香取君とは違うわ。

中居君に関しては「こんなもの」っていう諦めもあるけど、キムタクには

やっぱり期待するしね

西遊記」の一回目。

そりゃあ素晴らしい立ち回りで、引き込まれたのは確かです。

でもセリフが・・・あまりに現代的すぎるんです

この「あまりにも現代人」キムタクが時代劇をやって本当に大丈夫?

(新選組の香取君のほうがましだった程ですよーーごめん)

自分のクセを直すところから始めて欲しいです

(彼が非常に変わりたがっているのはわかるんです。そういう意味では

今回の映画は渡りに船ですけどね)

 

 檀れいという人について・・・

これまた心配なの。

キムタクがそういうわけなら、やっぱり檀れいは「宮沢りえ」にならないと

いけないのに。

彼女は宝塚歌劇団星組の元トップ娘役で、去年退団したばっかりです。

彼女の長所は一にも二にもその「美貌」

かつて中国公演に行った時には、その美貌に注目が集まり

「中国4大美女」と言われた程・・・

 

でもごめんなさい。私は好きじゃないの。

だって・・・彼女・・・歌えば音外すし、踊れば転ぶし、演じれば大根だし・・

何で彼女がトップになったのか、よくわからないんだもん

幸か不幸か、彼女がトップになってから6年くらいずーーっと

見つづけて来たわけですが、全然成長しない姿に・・・

腹が立ったのも事実です

 

かつて宝塚が公式HPを開設したばかりの頃、自由に書き込める

掲示板があったんですが、彼女に対するバッシングが激しくなって

閉鎖したといういわくがあります

よくても悪くてもトップの娘役はトップファンには嫌われるものですが

バッシングされる気持もよくわかったのでねーー

(だってお金出して舞台を見る以上、ちゃんとしたものを要求したいじゃない?

ビジュアル以外が全部ダメなんて・・・ねえ・・)

それに「美しい」って言われるけど、「美しさ」で言ったら絶対に

中山秀征の奥さん(白城あやか)の方が綺麗だったもん

 

でも・・まあ・・舞台ではあらが見えていた彼女も映画なら大丈夫

・・・・かなあ。

まずは姿勢の悪さを正すこと、そして着物の裾さばき、

抜けるような発声、的を得ない演技・・・

これだけは気をつけてね。宝塚の名誉のためにも

(日本物の経験もあまりなかったよね・・・)

 

つまり、今回の「武士の一分」は主役の両者共に

ビジュアル先行」系だってこと。

時代劇に関しては初心者みたいな2人をうまく演技指導して

いけるのかどうか・・・山田監督の腕のみせどころよね 

 

撮影前から厳しいことばかり書いて、両者のファンには不愉快かも

しれないけど、最近の芸能界ってどこかミスキャストが多いし

実力が認められない世界になりつつあるでしょう?

一体何を基準にキャストを決めているのか・・舞台でもそれは多いです。

(東宝「エリザベート」のトート役が武田真治って・・なんで?

歌えるかどうか未知数の人に歌だけのミュージカルだよっ。

私は彼のファンなのでいい意味で「まさか」が起きればいいとは

思うけど、でも他にふさわしい人がいないわけじゃないと思うんです。

ミュージカル界はそんなに人材不足じゃないと思うけど)

 

ドラマだってやたら同じ人ばかり複数のドラマに出てるし。

これじゃ韓国ドラマ界と同じですよーー(事務所の派閥が強い)

今回のキムタクと檀ちゃんだって「ジャニーズと宝塚」という

非常に大きな2大派閥といえなくはないわけだしねーー

今後のテレビ界・映画界・舞台が心配です

ちゃんと適材適所で実力も加味して選んで欲しい・・・なあ

(深キョンの「赤い軌跡」だって当初の目的と違うドラマ作りに

なったわけだし。それこそホリプロの力が強いってことでしょ)

 

要するに時代劇には時代劇にふさわしい、ミュージカルには

ミュージカルにふさわしいスターを育成しないといけない

っていう事なんだけど

興業的には成功させないといけないので人気先行になるのは

しょうがないよね・・・・

 

 

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2 コメント

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映画俳優育成の責任 (yosisuke)
2006-02-06 12:36:08
「たそがれ清兵衛」は山田監督初の時代劇だったので真田広之の力を借りたような気がする。

二本目の「隠し剣鬼の爪」はそれだけ見るといい映画だが「たそがれ」の2番煎じ。よくもまあと思うほど「たそがれ」に似て、「たそがれ」を超えていないからつまらなかった。3本目ではキムタクと壇れい?なぜ映画に素人の二人を持ってきたのか、理解に苦しむ。彼らを動かすだけでどれだけのエネルギーがいるか。どんなに脚本がよくても演技が素人だと深みが出ないものだ。壇れいもこの世界のコネで実力なしのトップだったのだし・・ああ彼女は見てるだけで「お金返して」と言いたかったほど何もできない人。奇跡が起こらん限り「山田3部作の集大成」などには程遠いものになる気がする。松竹の天皇とまで言われる山田監督の気まぐれか。真剣に日本映画の演技者を育てねばならん立場だろうに。これからも、思えばこれという若手実力演技者の層の薄さよ。SAYURIの繰り返しじゃ日本映画界もなさけない。
Unknown (ふぶき)
2006-02-07 21:19:45
おっしゃる通りだと思います。

よかったー一緒で。

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