ふぶきの部屋

皇室問題を中心に、政治から宝塚まで。
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なでしこ隊

2008-09-21 11:01:51 | ドラマ・ワイドショー

 今日は「YAMATO-男たちの大和」が放送されますし、WOWOW

などでも戦争映画が相次いで放送。何で9月になってから

 

 千の風になってドラマスペシャル

なでしこ隊・・少女達だけが見た「特攻隊」封印された23日間 

 

 昭和20年、知覧高等女学校の生徒達が、特攻隊基地での奉仕を

  命じられる。

 喜び勇んで奉仕の為に特攻隊へ行ったが、目にしたものは、次々と

  死んでいく兵隊達の姿。

 戦後、自分たちの姿が載った写真を見つけた笙子は、それをきっかけに

  して特攻隊員の婚約者と出会い、その後、この体験を語り続ける。

 

 「なでしこ隊」という名前は特攻隊員の本島さんがつけた名前なんですね。

校章である「なでしこ」の花をみて「君らはなでしこ隊だ」って。結局、彼女

達は23日間しか三角兵舎にいる事は出来ず、彼らの最後の姿を

見守り続ける事しか出来なかったわけで。

まだ15歳の少女が何をどう思ったか・・・それは本当に幼い感情だったと

思います。ゆえに、本島さんに「この戦争って意味があるんでしょうか」と

尋ねたり出来たわけです。

そしてそんな15歳の少女に写真を残していった本島さんは若干22歳。

あまりにも淡すぎる恋の感情だったのかな・・・と。

もし戦争がなかったら出会わなかった二人。この二人が僅かな期間に

交わした心のやりとりは貴重な宝石のように思えました。

 

 5回も出撃に失敗して、婚約者から送られた形見のマフラーを

巻いて出撃した穴澤さん。彼の婚約者である伊達智恵子さんは今も

独身を通して彼の写真を見守り続けている。

そんな彼女が穴澤さんの軍服を胸に抱いてひとしきり泣くさまは、まるで

ドラマのようで。80をとうに超えた彼女が少女に見えました。

智恵子 会いたい 話したい 無性に」と書き残されて、多分その初恋に

殉じている伊達さんの姿はとても清らかで美しいと思いました。

 

 今回、特攻隊がアメリカ側にどうみられていたか・・・つまり、最初は

恐れられていたものの、すぐに戦闘パターンを読み取られて撃墜されまくり

特攻そのものが意味のないものになっていたわけですが、それでも

出撃せざるを得なかった人たちの気持ちを考えると、鳥濱さんじゃないけど

あの人たちが往くのを止めなかった」彼女達の後悔もすごくよくわかります。

誰かに止めて欲しかったかもしれないし、止めたかったのかも。

でも丁度このころ、日本はポツダム宣言を受諾するかどうかで大本営は

喧々囂々・・・そして終戦の前日、当日まで特攻隊が出撃して行きました。

彼らの「死」とは一体何だったのか。

決して無駄じゃなかったと言ってあげたいなあ・・・と思いました。

 

 今回は特攻隊の生き残りの方々が数人、証言をして下さってましたが

それは本当に貴重だと思いますし、勇気のいる事だったろうと思います。

やっぱり一昔前なら「生き残り」は世間に出る事すらはばかられたわけで。

でも、この証言を残さないと歴史は消えてしまうという思いで、画面に

出てくださったのでしょう。

何となく今でも「特攻隊」については誰でも名前は知ってるけど、真実の姿

はあまり浮き彫りにされません。

陸軍・海軍の航空隊はまだしも、人間魚雷「回天」や、沖縄特攻の人達に

ついてはほとんど知られていないのが現実です。

ドラマにする場合、確かに空の特攻隊の方が絵面がいいというのはあるかも

しれませんが・・・・そういう知られざる特攻隊の歴史も扱ってほしいです。

 

 主演の成海璃子・・・まあ、彼女の年齢でこういう役は難しいと思います。

戦時中の娘のわりにはふくよかだし、あまり「死」の危険を感じる事が

出来ないし。ゆえに共演の薬師丸ひろ子や成宮寛貴に一生懸命ついて

いってる感じ それでよしとするしかないかなあ・・・・

本島さんが一生懸命に教壇に立つ前で椅子に座って聞いている姿は

よかったです。これを見ると、本当にこの笙子さんは若くて幼い人なのだと

思いましたから。

 

 成宮寛貴・・・非常によかったです。多分、本当の本島さんも

こんな風に思い、こんな顔をしていたんじゃないかと・・・・

圧巻だったのは教壇で教えているシーン。

1の平方根は1・・・1があるから〇が生まれた・・・戦争が終わったら教えて

貰いなさい」

そして黒板をめちゃめちゃに消して泣き叫ぶ姿。本当に悲しいシーンでした。

成宮君は将来「名優」と呼ばれそうですね。多分瑛太君と一緒に・・・

 

 薬師丸ひろ子・・・・いやーーあのアイドル女優さんがこんな役をやる

ようになったのかと感慨ひとしお。なんせ昔の角川映画で棒読み&

衣装の着こなしセンスゼロ時代をずっと見てきちゃったので。

(昔、たのきん映画の同時上映は薬師丸さんだったのよ・・・)

 

 夏八木勲さん・・・出番は少なかったけど、いかにも戦前ああいう

おじいちゃんがいたかなーーという姿で。しかも終戦の日に洋装で

立っていた姿が印象的でした。

 

 映画「月光の夏」も併せて見るとまた考え方も変わるかもしれません。

今日の「男たちの大和」は海軍のお話ですが、やっぱり何度見ても

泣いちゃうかも・・・(こういう所が石破さんと似ててやなんだよねーー

もう一度「連合艦隊」をみちゃおうかな。鶴田浩二さんの艦長さん、

最高だったので

 

 

 

 

 

 

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