ふぶきの部屋

皇室問題を中心に、政治から宝塚まで。
毎日更新しています。

MISTY STATION

2012-04-02 09:50:24 | 宝塚コラム

 霧矢ファンにはちょっと不満が残った?

熱烈な霧矢ファンの方と一緒に見たのですが、霧矢ファンとしてはちょっと不満が

残るショーだといわれました。その理由は

 前半、あまり出てこない

 一人で歌って踊るシーンがない

 「MY WAY」がワンフレーズ?

 アニメやらフォークにエヴァまで出してくる陳腐さ

 衣装が毒々しい

等など・・・・・

最初にそう聞いてからみ始めたので、より一層「どこらへんが?」と思いつつ

見ていました。

 

 斉藤吉正の世界観

確かに霧矢らしくないショーだったといえるかも

彼女のダンスや歌はやっぱり正統派クラシックで見たいっ と思わせておいて

実際には、アニメで幕開き・・・銀河鉄道99をイメージ?と苦笑。

そしたらオギーのOG公演のオープニングのような始まり方をして・・・・

あと、暫く、霧矢は出て来て歌っては引っ込むパターンの繰り返し

こういうパターンはかつての一路真輝時代に似てて。

やっぱり体力を温存しなくちゃいけなかったんだろうなあと思います。

でも、ラスト、蒼乃夕妃をぶんぶん回すリフトは今年最高の出来!!必見です。

 

斉藤君といえば

 コスプレ大好き

 娘役は足を出して「ご主人様ーー」系

 選曲はアニメの主題歌風とJポップの融合

なんですが、今回、これらをぜーーぶ思い切りやっちゃいました

という感じのショーです。

冒頭から出てくるタータンチェックの衣装、私は好きで「キリヤンのイギリス好きに

合わせたのかしら?」と思っていたら「あれってAKBらしいわよ」と友人が。

えっ と思う間もなく青樹泉が歌いだした ♪人は誰もただ一人旅に出てーー♪

突如60年代のフォークソング?後ろにはうざい程のアニメが。

「RIO DE BRAVO」に出てきたピラニアちゃん・・今回はオウムかい

そしたら曲調がいきなり変わって「涙のルフラン」とやら?エヴァンゲリオンの曲だって?

どこからそんな発想が・・・・繋げる編曲者の苦労がしのばれました

 

「ミスティ ジャングル」ではこれでもか!という程に毒々しい衣装の数々。

クロコダイルだって?私には青虫にしか見えなかったわよーー

突如、下手から白い衣装の娘役が登場・・・いや・・それにしちゃガタイが・・と

思ったら一樹千尋さん そっちにばかり目が奪われて、舞台の真ん中を見忘れて

しまいました。私、一樹さんのソプラノもどきを聞くのは初めてかも

他にも組長がど真ん中でかっこよく踊るシーンあり。

すっかり「二番手・三番手」のお株を奪われた印象でした。

 

霧矢は体力的なことを加味して、さらりとした衣装が多かったと思いますが

その割りに、回りはごてごてしていましたね。

そこらへんのチープさとか、垢抜けない部分って観客の好き嫌いがはっきりして

しまうかも。

蒼乃夕妃ちゃんの「グッバイ・マイ・ラブ」にも仰天しちゃったかなあ

その前がアースウインドファイアだったっけ?それを取り入れて、何とかうまく

宝塚調にまとめて・・・と思ったら、ポップスというより演歌に近いこの歌ですし

極めつけが霧矢のワンフレーズ「MYWAY」ですよ。

ここに来てオーソドックスにまとめるって・・・・・しかも60代以上のおじさま達が

熱唱するこの歌を持ってくるって

いや、確かにさよならにはふさわしい曲なんだけど・・・それなら全部歌わせたら?

なんて思っちゃうかも。

 

とにかく、このショーは曲を繋げる人と振り付けの人が苦労したんじゃないかと

思います。ご苦労様でした。

 

で・・冒頭の霧矢ファンのご不満に対してですが。

今回のショーは宝塚以外では絶対に実現しない類のショーだと思います。

タータンチェックも毒々しいコスプレも、フォークとアニメのコラボも。

そういう意味では、霧矢大夢の最後の公演としてふさわしかったと思います。

退団する人にも優しかったし、盛り上げ方にも愛情がこもっていました。

まあ・・ただでさえ、さよなら公演はきついから前半は休ませる必要があったんでしょう。

でもファンが思う程出てなかったわけじゃないと思いましたが。

ただねーーファンとして思い切り感慨無量で泣くシーンっていうのは・・・

なかったかも。

とにかくあれよあれよという間に始まって終わるし、群舞の連続で余韻にひたる

暇がなかったし。

そういうのは「エドワード8世」のラストシーンで満足して頂くしかないかと。

 

階段降り・・・龍と明日海がほぼ同じ羽根を背負っていました。

一応、龍真咲がトップである事に間違いはないけど、同時に明日海の地位も

考えなくてはならないという事で、演出家としては頭が痛いんじゃない

結果としてどちらもあまり目立たせずに、脇の新人さん達に大きな役を振るか

龍はあくまでど真ん中にでーんと置いといて、明日海を動かすか?

どっちにせよ、微妙な空気が生まれそう。

そんな中に美弥るりかが行くって気の毒すぎる

明日海・星条・美弥と歌が上手な人ばかり集めてどうするの?

むしろ必要なのはダンサーじゃないかと・・・・・・

 


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 郷ひろみの再々婚とか・・・・ | トップ | 平清盛13回目 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

宝塚コラム」カテゴリの最新記事