ふぶきの部屋

皇室問題を中心に、政治から宝塚まで。
毎日更新しています。

でも考えなくてはいけない問題 1

2016-07-23 07:00:00 | つれづれ日記

すのーさま。ご心配頂きありがとうございます。

「主婦」に関しては触れない方がいいんですね。

そういえばバブル末期、「くたばれ!専業主婦」という本が売れました。

専業主婦は家畜」と言い放った作者に驚きました。

当時私は正職員として働いていましたけど、そんな風に思った事がなかったからです。

悪い意味の「ジェンダーフリー」がとうとう政治や制度にまで及んだ気がします。

安倍総理の「一億総活躍時代」という思想は一見素晴らしく見えますが

そうではありません。

なぜなら、人というのは「老いる」存在だからです

20代と60代では仕事をこなせる体力が違う、頭の働きが違う。

それを認めずに同じようにやるという事は、人に「老いるな」と言っているようなもの。

そして「老い」を認めない社会は、「持てるものと持たざる者」の格差を

より鮮明にします

 

話は飛びますけど。

天皇陛下の「摂政を置かない」事に関して、所功は週刊ポストや

「プライムニュース」でこんな事を言っていました。

大正天皇が在位中、病気であった為に昭和天皇が摂政になった。

その時、まだ天皇が生きているのに摂政として全部代わりにやるというのは

「やりづらさ」を感じた事だろう。それを知っている今上は摂政を置かない。

また

「摂政」を置くというのは、陛下にしぬまで働けと言っているようなものだ」と。

事の発端は、2011年に入院した事で、宮内庁幹部が

何とか陛下の公務の数を減らして行こうと意見書を提出した。

それを見た陛下はあからさまに不愉快な態度をして認めなかった。

と、同時に去年の戦没者慰霊祭におけるフライングにご本人がひどく

ショックを受けてしまい、

「役目を果たせない者が天皇でいる必要はあるのだろうか」と悩んだ・・・・」

この気持ち、みなさんはわかりますか?

私は「ああ、うちの郡山宮夫妻とそっくりだな」と思いましたよ。

郡山宮妃の母。大宮さんが80代後半の時、一時期宮家と同居して

もめた事があります。

大宮さんはカラオケが好きで同年代のお友達を呼んでは毎日カラオケ

お茶しておしゃべり。さらに少しでも家事を手伝おうとして必死でした。

そんな母親の態度に宮妃は「年より年寄りらしくしなさい」と言いました。

大宮さんが動くと、水道の水が出しっぱなしになったり、お鍋を焦がしたり

するので「じっとしてて」という事だったらしいです。

(今、宮妃は同じことしてますけどね)

大宮さんはため息をついて「私は役立たずだ」と言っていた事を思い出します。

もうすぐ90になろうとしている老人なんだもの、好きな事してていいよーって

言われて嬉しい筈と思っていたんですが、大宮さんの頭の中では

「働かざる者食うべからず」がしみついていたんですよね

傍について一緒にやれば失敗しない事も、知らない間にされちゃうので

当時の宮妃は常時イライラしていました。

一方、私の母は50代で脳卒中をやって血圧がいつも高い人でした。

私が上京し一人暮らしを始めてからは心臓を悪くしました。

入退院を繰り返し、私がいる町に連れて来て入院した後に老人ホームへ。

家族負担金は私が支払いました。

子供二人の保育園料とそれで手取りが全部なくなる事も。

そんな私の母に対して宮妃は「自己管理がなってない」

「子供に迷惑をかけるとは何事だ」と言い続け、亡くなった時は

「ほっとした」と言いました。

つまり、「いくつになっても元気に動いて自分の事は自分で出来る事こぞ

生きている条件」という考え方があるんですよね。

陛下も多分、そういう考えなんじゃないでしょうか

回りがせっかく「負担軽減」の為に、公務を削ったり「皇太子なり

秋篠宮にお譲りに」といっても、それを「自己否定された」と受け取った。

私は所氏の

「摂政を置く事が死ぬまで働けと言われているようで気の毒」の意味が

わかりません

摂政を置く事が「自分は用なし」と言われているようで嫌だ」ならわかりますが。

 

鳥越さんが「病み上がり」で怒ったのも、つまりはそういう事ですよね。

74歳で癌を患い、何度も手術して生き延びてる。まさに「病み上がり」

だけど、そういう言葉を許さない、へんてこな「ポジティブシンキング」が

そこにはあるのです。

 

人は老いていく存在で、老いれば老いる程、顔はしわくちゃになるし

体はきかないし、思考もノロノロしてくる。

でも一方で少数派だけど「本当にこれで90歳?」みたいな人もいるわけ。

それを基準に「人間はいつまでも元気で働き続けるべきだ」というのは

間違っています。

安倍総理自身、病み上がりで総理大臣になったわけですが

その理由は「お金」があったからというのは言い過ぎではないでしょう。

仮に彼がやもめ暮らしの定年サラリーマンだったら・・・・・

「病気する方が悪い」って事になるんでしょうか。

(昭恵夫人は専業主婦の扱いじゃないのか・・・・)

 

健康な老人が病気をした老人に「病気したのは自己責任」などと言って

私なんか病気をしたって病院にも行かないし、病気らしい病気も

しない。病院に行かないのにしっかり健康保険料を払って来た。

あんたなんか恩恵受けすぎだよ」とかいう時代が来るんでしょうか?

何で介護受けてないのに介護保険料払うの?うちの親なんか

介護認定受けずに死んだわよ。介護料金払い損よね。要支援2で不満持つ

ってどういう意味?甘えているよ」とかいうの?

 

「夫の扶養に入っている主婦は合法脱税」とか「甘えている」って

いうのは、そういう意味にとれますよ。

1億の国民の中、5000万人が女性だとして、それらの女性が

全員何かしらの資格を取り、公的機関で公務員として働くか

大企業のキャリアとして働く道を選ばないと「甘えてる」とか

結婚して子供が生まれてパートで最低65歳までパートで働く。

社会保険料と厚生年金くらい自分で働いて払え。非正規雇用

選んだ自己責任じゃん。ボーナスなし、時給アップ無しも全部

自己責任」 

っていうのかな。


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2 コメント

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本文の主旨とはちがいますが・・。 (そば茶)
2016-07-23 10:30:23
このブログの最初から拝見しているわけではないのでお姑様とふぶきさんのことも部分的にしか知りません。

しかし今日の記事で実母様が亡くなられたときの言葉を読んでびっくりしました。

かねてより「なんでもスパスパ言われる方なのね」とは思っていましたが、これはいくらなんでも口にしてはいけない言葉でしょう。多分、息子さんのことを心配しておられたのだと思いますが越えてはならぬ一線がありますものね。。

今でも胸の中の傷は癒えてはいないとは思いますが、この恩讐をこえることによって、ふぶきさんの人間性に深い陰影が生まれたとすればそれもまた、亡きお母様が贈られたものかもしれませんね。。

Unknown (味彩)
2016-07-23 11:14:19
最近、確実に自分が年老いてきたと感じます。漢字がでてこない、すぐ忘れる。誰しも老いていく。一億のウチの何割が働く世代でしょうか?
それぞれの立場での働き方を認め合い助け合う為の社会保障だと思い国民健康保険を収めています。
今の皇室で、陛下が象徴としておられ摂政が補佐する形を示して頂けたら、新たな道もあるかと思います。
○和田さん、日本のある大学で記念講演されたようですね。
雅子さんの笑顔満載、納得です。

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