なんて言うか・・・「台所戦争」という程でもないドラマでした。
でも、味の素が提供だからこんな「お料理ドラマ」になったわけですねーー
天海さんの夫が佐々木蔵之介さんというのは「離婚弁護士」繋がり?
と、思ったケド、考えてみればあれだけ上背のある天海さんの夫役は
佐々木さんか山口祐一郎さんくらいしかいないって事ですねーー
(武田真治君が子供に見えたぞーー大丈夫?「エリザベート」)
さて、専業主夫の夫を亡くして、
突如「毎日のお惣菜」つくりをやらざるを得なくなったお母さん・・・
天海さんですけど、この狼狽ぶりが板についていい演技だったのでは?
どこにでもありきたりのストーリーではありますが、合間に入る武田君の
CMで一生懸命お料理の「お勉強」に励んだ私です。
(気がつけばチョイ役の武田君に癒されてました)
でもちょっとジェンダーモードで言わせて頂くと・・・・
会社の取締役をやりながら「主婦業」も完璧にこなすなんて
それは無理ですよねーー
まして営業職みたいだし?
(料理だけじゃなくて掃除や洗濯だってあるし)
最初のシーンで「香坂みたいな女になりたいかあ?」とかいう
おじさん会社員がいたでしょう?
あれって男の本音だとおもうんですよね
どんなに仕事をバリバリこなしても「可愛げがない」とか言われて
陰では男に悪口言われてるの。
専業主夫の哲也だって、女性からみると「可哀想」そのものの視線だし。
決して「理想的な家族」のあり方ではなかったわけで・・・・・
死んだお父さんを慕う娘だって「お料理上手なお父さん」だけじゃなくて
「自分の気持を理解して世話してくれていた母親役」を
失ったことが痛手なわけで・・・
要するになんだかんだいっても
「家事をするのはお母さんがのぞましい」と
言われているような気がして居心地が悪かったです
真琴のように、「仕事ばりばり」でも尚且つ「主婦業」までもが
当たり前みたいに求められるのかと思うと・・・・私には無理だわーー
徹夜してプレゼン資料作って、自宅に帰ってお弁当作って
遠足先まで持っていくなんて・・・私には出来ないし、そういう事を
仕事をしているお母さんに求めないで欲しいと思いました
赤木春江さんの演じたおばあちゃんがしきりに孫のことを
「・・・してやってください」と嫁に言うのも嫌でしたーー
(うちの姑そっくりだって・・・うちのはあんな甘い口調じゃないし)
で・・・料理教室の松坂慶子さんなんですが、今回は見事に
「個性」を隠した演技っていうんですか?
天海さんを全面的に際立たせたという意味で「助演女優賞」ものだと
思います
彼女ほどの大物女優があまりに個性を発揮すると、話がややこしくなるし
天海さんが悪者に見えてしまったかもしれませんしね
それにしても・・・・・武田君のCMは面白かったです。
彼の「姉ちゃん」ってセリフがとっても。
そう言えば「神はサイコロをふらない」でも弟役。
もしかしてかれこそ日本の「永遠の弟」なのかもねーー