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実家にて父の四十九日の法要を
無事終えることができました。
愛知在住の弟は
何度も帰省し、手続きや
法要の段取りをしてくれ、
本当に助かりました。
妹も、廻り目ごとに
岡山から車で来てくれて、
相続などの手続きも順調に進みました。
…………………
法要は、会場を借りず家で。
仏間のない家で何人も座るため、
机やソファーの移動は
弟と私で頑張りました。
そして座布団を干し
細々とした片付けや掃除も。
仏壇まわりの花や饅頭、
粗供養に入れる品の
買い出し巡りは母と共に。
餅と赤飯は当日の朝早く
弟と母で
注文していた琴平の餅店へ。
父がここの
餅と赤飯が好きだったので、
母がどうしても粗供養に
入れたかったのだと。
朝はまだ
ほんのり温かかったです。
親戚が車を停める駐車スペースは
お隣の空き地を所有する方が
貸して下さりました。
当日は天候もよく
諸々滞りなく終えることができ
有り難い限りでした。
……………
葬儀とは別の時に
母の里の親戚が
お悔やみに来て下さいました。
母は一人娘なので
きょうだい関係ではないのですが
母方祖母が存命中には
大変お世話になっていた方々。
四十九日には
お呼びできなかったけれど、
気持ちを伝えたいとのことで
満中陰志を持って琴平へ。
弟が運転、
残っていた私と三女も同行しました。
お会いするのは
私の小さかった頃以来。
でも、温かく迎えて頂き
言葉も交わせて良かったです。
どうしても挨拶に行きたかった
母の気持ちが分かったような
気がしました。
母がどんなふうに生きてきたか…
幼い頃の生活、そして
嫁に来て今の暮らしへと
環境が大きく移り変わる中で
感じてきたことの一端を
垣間見たような気がしました。
幼い私が理解出来なかったものが
少し見えたような、
親と自分という関係だけでなく、
一人の人間として
ひとつ離れたところから
見えるものがありました。
生きているうちに
そんな瞬間があったのは
本当に有り難いことです。
………………
父は亡くなりましたが
残したものも沢山あります。
時々、新聞で入選していた
俳句もそうですが、
毎年、俳句と共に版画を彫り
年賀状にして送っていました。
入院と共に
俳句投稿も出来なくなりました。
しかし、
体の自由が利かなくなる中でも
俳句を書いていたようです。
母の話によると、
星野富弘さんの詩と絵の卓上カレンダー、
9月の松茸、父が気に入り
俳句を作っていて驚いたとか。
私の手元にもある
星野富弘カレンダー。
父の写真と共に飾っています。
がんばれ まつたけ
まつたけ がんばれ
おまえは 自分の生き方に誇りを持て
そんな言葉が胸に響きます。
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