月下樹のおと

樹月けい、オタク母のブログ。アニメ・漫画。お絵かき展示等。義母の介護終わり、義父のご飯お手伝い中。

読破

2008-01-16 10:40:07 | オタク BL やおい考
先日からの 携帯小説長編、読破。

楽しかったが
終わりはちょっと
心残りだった。
Tの気持ち、知りたかった。

……………

ハッピーエンドは
なにも
皆が 思いを叶えて
幸せになることじゃない…

と思う。

たとえ
思いが叶わなかったとしても
どんなにひどい結果でも

そこで
ちゃんと向き合い
受け入れる
過程を見られれば

納得出来たと思うのだけど…

勿論、現実は
そう
うまくなんかいかない。

うやむやで
ぐだぐだで

自己中心で

あれは
結局
どうだったのか と
ケリがつかないまま

色んなものを取り残したまま
置き去りにして
しまったりする。



そういうのを
見たいわけじゃないんだ。


自分勝手かもしれないけど

自分じゃ出来ない
出来なかった
ことを

お話の世界で
やり直したいと

思うことだってあるんだ。


感情移入しやすい主人公や
それに近い人たちが

幸せになれば
それでいいと思っている訳じゃない。

八方美人的に言ってるのでもなくて

むしろ
T は
主人公がぶつかっていこうとしてた
相手じゃないの?
ケリつけないまま
放り出していいの?


感情移入の対象は
最後あたりで
すこーんと変わった。

Tに…

Tは、どうなるの?

あのまま 苦悩の中に
置き去りにされるの?

それとも
思いをうやむやに
誤魔化して
上辺だけ幸せになったらいいの?

それさえも
無かったような
気がするんだけど…


ねぇ… ねぇ、 ねぇ、

Tの思いは今
どこにあるの?
どこへ行ったの?
どんなかたちなの?


突飛な展開でも
何だっていい。


Tが救われなきゃ

いやだよ。


携帯の画面の上では
主人公たちの
幸せなラストの
文や言葉が並んでいたが

心がついていかない。
泣きそう。


私だけなのかな…

そういえば

ハッピーエンドかどうか
読み手によって変わる…と
批評の中にあったが。

そういうことだったのか?

前向きさを込めた
ラスト一行 云々…

確かに
終わりじゃなく
始まりなのだろうけど…


…後日談
続編の中で
ちょこっと顔を出していた
Tの様子が 深刻そうでなかったのが
救い、といえば救いだけど

なら最初に

事を起こした
T
その元にある
Tの
信念というか
決意のようなものは

どれ程のもの だったのか…
揺らぐ


Tサイドの視点
主人公との
取りあえずでもの
決着が見られなかったのが
残念…



でも
途中は
面白かった。

日常の
食事やら 旅やら
何気ない会話やら
臨場感のある描写は
本当に楽く
その場にいるようだったので…

それだけに
残念度が大きかった
ということなのかなあ。


取りあえず
読み終わって良かった。

途中から
引き込まれ度が上がって
気になってたから…(^_^;)


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

Twitter