だからいい人になるのは死亡フラグだと＞まどか☆マギカ

今年の館林さんチャレンジは０回戦会社リーダーに敗北だったようですね……。

それではここまでのアニメ感想。

・IS
ラウラもいってみれば悪印象が好印象にひっくり返るタイプなので、やってることはセシリアと同じなのだけど、タメはこちらのほうが大きいので、当たったときの威力はすごそう。
セシリアは、努力が空回りするコメディ担当だもんね。だが、それがいい。
それから、ラウラには箒のキャラを立てる役割もあったか。
カードゲームとかやっててもねー、強いんだけどこの人とやってもちっとも楽しくないというタイプの人がいて、そういう強さはやがて孤立して限界を迎えると思ってるんだ。
箒はそこを通り抜けた状態でラウラを見ているから、のびしろは十分あるはず。まだ専用機ないしさ。

鈴は……まあ、セシリアとかぶるけど、一夏のことをバカにされてラウラのケンカをかったところは見せ場だったんじゃないかな。
同じカマセでも（カマセいうな）セシリアみたいな笑いどころがないあたりがこの子の弱いところだと思われ。

・これはゾンビですか？
トモノリが出てから急に面白くなってきたんだが（笑）。
６話までの内容は、どうしてもシリアスメインにならざるをえなかったので、個々のキャラの魅力を感じるヒマとかなかったんだけど、７話からラブコメっぽいし。
これは、「とある魔術の～」が美琴編に入ってから面白くなってきたようなもんかな。

まあ、トモノリがかわいいのは中の人がイカちゃんだというのもあるわ。
これまで、子供キャラ・面白キャラのイメージを持ってたのだけど、正統派ヒロインもこなせるところを見せてくれたと思う。

・フラクタル
クレインがローテク（あの世界での）大好きというのはキャラたってていいと思うのだけど、フラクタルのハイテクっぷりがいまひとつわかってないからなー。
ロストミレニアムの態度からすると、生身に意味を感じてないんだろうとは思ってるけど。
そのロストミレニアムについては、わりとひどいやり方で仲間増やすやつもいるんだな、と。
それのだます過程（催眠商法的やり方だったと思う）を見て、素直に感心するクレインは、本来の意味でナイーブなんだと思う。
それがプラスに働く場面もあるだろうし、もう少し状況に流されずに、自分が何をしたいのかをわきまえて行動してくれるようになったら、感情移入もしやすくなるだろうね。

・フリージング
今回は血まみれバトルなしのコメディ回。アティア先輩は策士策におぼれるタイプで、負けるとわかっていれば楽しめるキャラだ。それに「まだ大きくなることをあきらめてない」ので牛乳を愛飲してるという設定がステキ。どうせ飲むならムサシノ牛乳がいいよ。

サテライザーさんはすっかりデレモードに入ってしまわれて、ラナ相手に嫉妬しまくるあたりでニヤニヤである。
ガネッサもだいぶ丸くなってきたし、女子のつながりも少しずつ横に広がってきて楽しくなってきたかな。
おそらくはつながってくれないと困るような敵でも出てくるんだろうし。
気になるのは、エンディングでカゲが黒い笑いを浮かべているシフォン先輩の本音（笑）。
そんな感じで、最初の期待よりは少し上のところにいる作品ね。

・魔法少女まどか☆マギカ
赤い子があまりにいい子だったので、いなくなったのが惜しまれる。
「他人のためになんか行動しない」とはっきり決めてたあたりは、「見返りなんか求めない」態度ともとれるし、実際の印象は「不器用な子なんだな」だったね。
まあ、彼女の活躍はおそらくたくさん作られる赤×青本で補完しようじゃないか（笑）。

元さやかである魔女（何でもオクタヴィアちゃんらしいよ）が作った空間は、オーケストラ的風景で「彼女が夢見ていたもの」を反映してた。ということは、これまでも意味はわからなかったけど、空間イメージには意味があったわけだ。
ファンブックとかで、そういうの解説してもらえたらな。

キュゥべえはもう何も繕わなくなりやがった（笑）。
まどかがすごい魔法少女になるというのは、信じる心が強いから、それが裏切られたときの絶望も人一倍だという意味であることは察してたよ。
キュゥべえは「何で個体にこだわるの」とか言うけど、死んでも別の身体があるやつには言われたくないってところ。
よく悪役のボスが下っ端に向かって「お前のかわりなんかいくらでもいるんだ」とか言って恫喝するけど、俺にとって俺のかわりはいねーし。
あるいは、飼ってたネコが死んだときに、「かわりならまた買ってあげるから」と無神経に言っちゃう親みたいなもんか。
何にせよ、キュゥべえには我々の感覚は通用しないし、それを否定する気もない。
そのうえで、まどかには感情のすごさを見せ付けてもらいたいものだ。