気がつくと、もう次のクールの鑑賞計画を立てる時期になってきました。
今クールは見直してる作品というのがないので、ドハマリしてるほどの何かはないようです。
それでも、「とらドラ!」と「かんなぎ」が頭ひとつ抜けてるかな。
それでは今週の感想。
・ef
今回は久瀬さんの長セリフ。
それを聞いたミズキが、どういう気持ちで立ち去ったのかはよくわからなかった。
夕みたいに「絶望した!」とか言ってくれればわかりやすいんだけど(そんなこと言ってません)。
一方で、ミズキがいなくなったあとで生に執着するようすを見せた久瀬さんには共感できた。
それに「勝てない勝負はしないし、手に入らないものは欲しがらない」というのも、すごくよくわかるんだな。
その久瀬さんが、手に入らないとわかってる命に執着してるところに、人間の奥底にある根源的な欲望が表れていて、うそつきといわれた久瀬さんの本音がそこにちゃんとあるというのが伝わってきた。
夕くんは、確かに覚悟が足りない。雨宮先生は酷いことをしてるけど、やってることに一貫性があって、もしかしたらこの人が正しいんじゃないかと思える説得力のようなものがあるんだけど、夕くんの義憤には「人間ならこうするべきだ」という、ヒーロー気取りなところがある。
そのへんは、「とある~」の上条ちゃんとも通じるところがあるんで、上条ちゃんをこちらの世界に連れてきたい気分だ(笑)。
・かんなぎ
「イッツァ、ソニー!」吹いた。
うちも、昔使ってたデッキはベータだったよ。3倍6時間録画できるのにあこがれたさ。
ネタも、最初にセクシャルな言い回しを使ってミスリードして、「ああ、秋葉が解決してくれるっていうのはこういうことか」と落とす流れがうまかった。
でも、秋葉なら今どきベータのデッキなんて普通のご家庭にないことくらいわかってるだろうから、二段オチのためにわざわざ用意したものと思いたい。
・とある魔術の禁書目録
新章に入って、何となく面白そうになってきた雰囲気。
やはり、能登の存在は偉大だな(そこかよ)。
冗談はおいといて、実際は6話までで世界観をたたきこまれたので、登場人物の行動を読めるようになってきたからだと思う。
それでも、上条ちゃんの行動には理解しにくい部分がある。
記憶喪失のことを全部隠して生きていこうとするところとか。
インデックスのためというのはわかるんだが、将来的に無理が出てくるのはわかりそうなもんだし。
まあ、そういう「未来に対して勝手におびえて、一歩も進めないなんていうのはゴメンだ!」という積極性は上条ちゃんのいいところとも思うけど。
もっとも「勇気と無謀は違うんだよ」と言ってやりたい気持ちもそこかしこに。
この作品、絵の見せ方が悪いから視聴者にいらん負担をかけてるのかもと思う部分もあった。
ドラゴンブレスとかいうのが上条ちゃんの頭に当たったのも、見た感じ単なる不注意に思えたし、今回のラストの「甲冑を着た死体」も、私にははじめから死体にしか見えなかったから、上条ちゃんがロボットと思ったのが不自然に見えた。
でも、インデックスのかわいさはよく表現されてるから困ったもんだよ。
・喰霊
冥姉さん、復活してたねー。出てきた時点で、流れが悪いほうに進んでいくきっかけを作ってくれる人とは思ってたから、妥当な流れ。
今回は、神楽の内面がいろいろ描かれていて面白かった。
自分は当然だと思ってた「おつとめ」を友達から疑問視されて悩んでみたり、新しい保健の先生の前でぼろぼろ泣いてみたり、お肉が食べられなくなる描写がされてみたりで。
こうやって、自分のやってることの意義を見つめなおすエピソードって、何か好きなんだわ。
・とらドラ!
まぶたに目を描いて寝てるみのりんがまずかわいかった。
かわいいんだが、恋愛対象として見ると微妙さを感じるあたりのバランスがまた見事。
大河と竜児の関係は、相変わらず兄妹っぽいのだが、クライマックスで大河が「竜児は私のだー!」と叫んだあたりは告白レベル。
こういう、ブチギレ型のデレキャラは、ここ最近あまり見てないような気がした。
嫉妬深くて、攻撃性がほれた相手に向かうケースが多いように思うんで。
竜児は相変わらずいいやつすぎて、他人の言葉を額面どおりに受け取る鈍感っぷりだが、やっちゃんがそこをうまくフォローしてくれたよね。大河の言ってることは反対ってやつ。
今回にしても、大河ががんばろうとした動機は、自分が勝つほうにかけてくれた竜児の信頼に応えたいと思ったからで、その気持ちを勝手に違うように解釈されたら確かに腹のひとつも立つというもの。
あそこでやっちゃんがアドバイスしたからこそ、竜児は大河が自分のことを大事に思ってくれてることを理解できたんじゃないかな。
そう考えると、大河だけじゃなくて、竜児も少しずつ成長してきてるんだと思う。
ああ、かんなぎと禁書目録について、必要ならばご用意いたしますのでコメントのほうに>超私信