さくらの境（きわ）（竹本泉／メディアファクトリー）

向こうに行ってる間、やることがなかったので、
本屋によったところちょうど発売してたので買いました。
（後記：実は６月に発売されていた）
コミックフラッパーで連載しているコミックなんですけど、
フラッパーってちゃんと売れてるんですかね？

この作者、前の連載では巨乳エージェントに
なんか百合くさいことやらせてたんですが、
今回は普通の女子中学生（途中で高校生になる）に
百合くさいことやらせてます（笑）。

あらすじ：
佐々さくらは両親がブラジルへ転勤するのを嫌がって
叔母さんの世話になることにしたが、
その叔母さんもヨーロッパにいってしまい、
今度はその近所に住む上桜姉妹の世話になることになった……
と思ったらなんか世話することになってた（笑）。

たとえるとこんな感じ。

二条乃梨子は叔母さんの家に住むことになったが、
叔母さんが家を空けることになったので、
留守の間、藤堂志摩子と佐藤聖がいっしょに住むことになった。
志摩子は学校では頼られる存在なんだけど、
家に帰ると乃梨子に甘えたい放題でベッタリ。

いや、おおよそこんな話なんですってば（笑）。

もともとなかよし出身の作家なので、
昔は恋愛要素のある作品を書いてましたが、
ここのところはそのへんを少し抑え目に書いているような印象があります。
あずまんが大王やマリみてやニニンがシノブ伝みたいな
恋愛スポイル型の方向性なのかもしれません。
（後記：むしろ苺ましまろかと思った。
話が存在しないにも関わらずおもしろいところが）
それを狙っているかは別として。
あと、この作者の作風は昔は古風だと思っていたんですけど、
最近は少しあかぬけてきたように思います。
でも、作品の傾向自体がさほど変わってないことを考えると、
時代のほうが竹本泉に追いついたのかも（笑）。