ゲンジ丸「るーるーるー」
サスケの中将「どうしたんですか、ゲンジ丸さん。
東鳩2でもやられたんですか?」
ゲンジ丸「違うわい! 悲しいことがあって、ちょっとたそがれてるんじゃい」
サスケ「おや、ゲンジ丸さんにしては珍しい。
話を聞かせてもらいましょうか」
ゲンジ丸「うむ。あるとき、かつての乳母が病気にかかって尼になるというから、
見舞いにいったことがあったのだ。
そのとき、その隣にある妙にみすぼらしい家に住んでいる女のことが気になってな」
サスケ「お見舞いに集中しましょうよ!」
ゲンジ丸「で、その家に咲いていた夕顔の花を手折ったら、
中から少女が出てきて、その花を扇の上に乗せて渡してくれた。
その扇に『もしや、あなたはゲンジ丸様では?』という歌が詠まれていたわけよ」
サスケ「それは気になりますな」
ゲンジ丸「そうだろ? このとき、俺様はあえて素性を隠して交際を続ける道を選んだ」
サスケ「まあ、あまりいい噂にはなりませんし」
ゲンジ丸「かわいらしい女だったんだがなあ。どことなく子供っぽくって」
サスケ「しかし、過去形で語っているということは、つまり」
ゲンジ丸「うむ、先日いきなり死んでしまった」
サスケ「うわっ、なんか泣きゲーのトゥルーエンドみたいだ。
原因はなんだったんです?」
ゲンジ丸「よくわからんのだが、その夜、枕元に変な女が現れてな」
サスケ「変な? 特徴は?」
ゲンジ丸「美人で、気品がありすぎるくらいあって、年増」
サスケ「それって、もしかして六条の御息所じゃないですか!」
ゲンジ丸「はっ、そういえば最近ぜんぜん逢いに行ってなくて、
しばしば得体の知れぬ悪寒を感じていたのだった」
サスケ「結局、全部あなたのせいじゃないですか!」
ちなみに、その死んじゃった人(夕顔)は
頭の中将が昔付き合っていた人で、娘までいたというオチがつきます(笑)。
あと、前の章で出てきた後妻(空蝉)は、
夫とともに任国に下ってしまいます。
さて、次章はついに紫たんのご登場ですね……。
サスケの中将「どうしたんですか、ゲンジ丸さん。
東鳩2でもやられたんですか?」
ゲンジ丸「違うわい! 悲しいことがあって、ちょっとたそがれてるんじゃい」
サスケ「おや、ゲンジ丸さんにしては珍しい。
話を聞かせてもらいましょうか」
ゲンジ丸「うむ。あるとき、かつての乳母が病気にかかって尼になるというから、
見舞いにいったことがあったのだ。
そのとき、その隣にある妙にみすぼらしい家に住んでいる女のことが気になってな」
サスケ「お見舞いに集中しましょうよ!」
ゲンジ丸「で、その家に咲いていた夕顔の花を手折ったら、
中から少女が出てきて、その花を扇の上に乗せて渡してくれた。
その扇に『もしや、あなたはゲンジ丸様では?』という歌が詠まれていたわけよ」
サスケ「それは気になりますな」
ゲンジ丸「そうだろ? このとき、俺様はあえて素性を隠して交際を続ける道を選んだ」
サスケ「まあ、あまりいい噂にはなりませんし」
ゲンジ丸「かわいらしい女だったんだがなあ。どことなく子供っぽくって」
サスケ「しかし、過去形で語っているということは、つまり」
ゲンジ丸「うむ、先日いきなり死んでしまった」
サスケ「うわっ、なんか泣きゲーのトゥルーエンドみたいだ。
原因はなんだったんです?」
ゲンジ丸「よくわからんのだが、その夜、枕元に変な女が現れてな」
サスケ「変な? 特徴は?」
ゲンジ丸「美人で、気品がありすぎるくらいあって、年増」
サスケ「それって、もしかして六条の御息所じゃないですか!」
ゲンジ丸「はっ、そういえば最近ぜんぜん逢いに行ってなくて、
しばしば得体の知れぬ悪寒を感じていたのだった」
サスケ「結局、全部あなたのせいじゃないですか!」
ちなみに、その死んじゃった人(夕顔)は
頭の中将が昔付き合っていた人で、娘までいたというオチがつきます(笑)。
あと、前の章で出てきた後妻(空蝉)は、
夫とともに任国に下ってしまいます。
さて、次章はついに紫たんのご登場ですね……。