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ひよりみっ!

ディープインパクトが三冠馬になった年からやってる日記

常夏

2005-12-24 16:20:27 | 源氏物語
マリみての最新刊を読みました。
感想をさっくりまとめます。

・紅薔薇:なんて先が気になる引き方(笑)。
とりあえず関係に動きがあったので私は満足よ。
・白薔薇:志摩子さんといえば総受けが基本だと思っていたんですが、
攻めに回る志摩子さんもステキ。
・黄薔薇:令ちゃんヘタレ脱却への道(笑)。
・その他:可南子が目立ってたのは嬉しかったわ。

なんだかんだいってMVPは瞳子と言っておきます。
やがて来るであろうデレ期が今から楽しみでなりません。

さて本題。

・光源氏、内大臣が行方不明になった娘をさがしていることを聞きつける。
「まったく、ただでさえ子供が多いのに欲が深いねえ」
とすっとぼける光源氏。
・光源氏、玉鬘に琴を指南したりする。
玉鬘のことは気にかけているが、
あまり通いすぎて変な噂がたってはいけないと思っている。
そこでとっとと誰かとくっつけようとも思うが、
あるいは婿をとってそれからこそっと手をつけようかなどという
ろくでもない方向に考えが発展したり。
・内大臣は名乗り出てきた娘を引き取って育てる。
あまり姫君らしくないのでどうしたものかと思案し、
弘徽殿の女御に仕えさせることにする。
描写的には、ちょっと頭の鈍い田舎者として描かれている。
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2005-12-17 10:49:49 | 源氏物語
TH2を地道に進めてるんですが、
やっと会長の噂が聞こえてきたあたりです(遅っ)。
ツンツン系の生徒会長といえば、
最近ではおとぼくの貴子さんにあたりましたが、
数年前は「紅茶王子」の葉桜菊花会長がよかったです。
でも、ペコーが帰って以降この作品読んでません(笑)。

で、じょじょに進行が遅れてきている本題。

・本音をぶちまけて以来、
光源氏と玉鬘との関係はぎくしゃくしている。
・兵部卿の宮は相変わらず玉鬘にアプローチしている。
光源氏は「ときどきは返事して差し上げるように」と
中途半端なことを玉鬘に言う。
そのやり方が気に入らなくて、玉鬘は返事を書かなかった。
・そこで、光源氏は女房の一人に返事を代筆させることにした。
宮がどういうふうに言い寄ってくるかを観察して
ニヤニヤしようという腹である。今で言うところのドッキリ(古)。
・宮はその作戦にかかったわけだが、
口説き文句にもどことなく風格がある。
それを玉鬘に伝えた光源氏は
「よそよそしいですよ。せめてもう少し近くによっては」
と言ったが、それって自分の話とまぜこぜにしてるんじゃないかと思った玉鬘は
あえて無視を通した。
・そこで、光源氏は蛍を玉鬘の居場所に放つという技を繰り出した。
蛍の光に照らされる玉鬘の横顔が美しい。
光源氏の思惑通り宮は光につられ、玉鬘の美しさに感嘆するのだった。
まあ、それでも玉鬘には袖にされるのだけど。
・一方の光源氏も気持ちをあきらめたわけではなかったが、
玉鬘のほうは光源氏の名に傷がつかないようにして
この件を終わりにしたいと思っていた。
・さて、六条の院では物語ブームが起こっていた。
玉鬘は「物語の中にも自分ほど数奇な運命をたどっているものはいない」
とか思っていた。
それを見た光源氏は
「女というのはそういうのが好きだねえ。
こういうのは嘘をつきなれた人間が書くものだと思うのだが」
と玉鬘に言うが、
「嘘をつきなれている人こそそういうふうに思うんじゃないですか?」
と言い返される始末である。
それでも光源氏はめげず
「我々ふたりのことを物語にして後世に伝えたいものだ」などと言う。
「そんなことしなくても十分噂になります」とは玉鬘の抵抗。
『はっはっは、昔の例をたどっても、
親に逆らう子供なんていたためしはないよ』(光源氏の歌)
『昔の例をたどっても、
子供に手をつけようとする親なんていたためしはありません』(玉鬘の歌)
さて、このふたりこのあとどうなるのやら(笑)。
・とはいえ、紫の上も物語は捨てがたいという。
近くで明石の姫が昼寝しているのを見つつ光源氏は
「あまりそういう色めいた話は読んで聞かせないように」と言う。
たとえるなら「少女コミック禁止」?(笑)
紫の上は「何も考えずに物語のまねばかりするのは困りますね」と答え、
継母が意地悪な物語は聞かせたくないとか思っていた(笑)。
・光源氏の息子である中将の君は、内大臣の娘のことが忘れられない。
一方、内大臣に息子である右の中将は
光源氏の義理の娘である玉鬘にひかれている。
右の中将は中将の君に玉鬘とのことを相談するが、
「他人の鯉の取りもちは批難されやすいから」とつれない。
・内大臣は、子供は多いが娘は少ないので、
夕顔の娘のことを惜しいと思っていた。
占いにかけたら
「長年忘れていた子供が他人の養女になってませんか」と言われた。
そのことを気にかけて、内大臣はしばしば話のタネにした。
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胡蝶

2005-12-10 11:46:39 | 源氏物語
でかける前に宿題を片付けておきます。
何をしに出かけるかは察してください。

・春、中宮が六条の院に退出した。
紫の上は、秋が好きな中宮に「秋の景色をみにいらっしゃいませ」と
以前に歌でもらっていたのを思い起こし、
ならば、今は中宮に春を楽しんでもらうべきだろうと思った。
もっとも、中宮は軽々しく出歩ける身ではないので、
女房に代わりに行ってもらった。
・さて、花散里に預けた夕霧の娘(玉鬘)には求婚者が多かった。
主だったところで、兵部卿の宮、右大将、
そして頭の中将の息子である中将の君である。
中将の君は、玉鬘からみれば義理の弟なんだけど(笑)。
光源氏も、玉鬘を誰かに渡すのはもったいないとか思ってたりした。
・紫の上にも玉鬘の話をしてみた。
「彼女があなたを頼り切っているというのは気の毒ですわ」という紫の上。
どういう意味かと問いただしてみると、
「私もあなたのことを親のように頼りにしていたのに、
まさかあんなことをされるとは思ってませんでした」とのこと。
・そして、実際に玉鬘を口説きにかかる光源氏(笑)。
「今までの親子としての愛情に、もう一つの思いが加わるのです」
という言い分には笑った。
結果として、光源氏はふられるわけだけど。
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初音

2005-12-02 23:21:25 | 源氏物語
WP6は全重賞制覇まで残り3つになりました。
もうひとつの目標である牝馬三冠は、
ヤクモコノミ(母がユマで母母がマナカ)が
オークス・秋華賞と勝ったのに桜花賞がクビ差2着とかやってくれました。

さて、今回の話は
光源氏が年始回りをするという話。
相手は紫の上、花散里、明石の上、末摘花、空蝉あたり。
起こったイベントとしては、
・明石の上が娘に贈り物をしたので、
娘はお礼のお手紙を書いた。
・花散里とはすでにセックスレスだが仲はいいらしいということが判明
・明石の上のところでお泊りしたので、
またしても紫の上に対する言い訳を用意する光源氏
このへんが面白かったかと。
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玉鬘

2005-11-26 00:58:00 | 源氏物語
「処女はお姉さまに恋してる」が終わったので
「夜明け前より瑠璃色な」をインストールしました。
買ってから2ヶ月経ってますよ。
すでに「智代アフター」も発売されているというのに……。

毎度アレなマクラはこのへんにして、
今回は、六条の御息所にたたり殺された夕顔の娘のお話。

・夕顔に仕えていた右近は、今は光源氏に仕えている。
もし夕顔が生きていれば、明石の上くらいの寵愛は受けていたはずだと
未練ながら思っていた。
・さて、夕顔の娘(父親は頭の中将)は
乳母と一緒に筑紫のほうまで移住していた。
その地でたいそう美しく育ったのだが、
やがて大夫の監という武士に激しく求婚されるようになった。
もともとこの地の男性と結婚させるつもりもなく、
ましてや大夫の監はたいそうおそろしげな男であったので、
乳母は娘を連れて京に逃げることにした。
・京にたどり着いたはいいものの、あてもない乳母たちは
乳母の長男のすすめにしたがい、神仏にお祈りしてみることにした(笑)。
そして、歩いて出かけていった大和の初瀬で、
偶然(笑)右近とめぐりあうことになる。
・右近はそのことを光源氏に奏上した。
光源氏は「美人か?」と聞き、
右近が「母親以上に」と答えるのを確認してから
「じゃあ連れて来てもらおう」と言った(笑)。
・住まわせるところは花散里と同じところにした。
控えめで気立てのいい人だから、話し相手にちょうどいいだろうという配慮である。
そして、花散里はわだかまりのひとつもなく快諾するのであった。
・光源氏は紫の上に夕顔との過去を話した。
「いや、可愛いという点では最高だったよ。
生きていれば、明石の女くらいに寵愛してたと思う」と言うと、
そこはヤキモチ焼き紫たんのこと、
「あの明石の君ほどに寵愛するなんて、私には信じられません」
といった感じで、明石の上に対する敵意丸出し(笑)。
・夕顔の娘にあった光源氏は、
娘がどこに出しても恥ずかしくないような人柄であることを喜び、
大切にかしずきたいと思った。
・年の暮れになって、光源氏は女たちにいろいろ贈り物をした。
ただ、末摘花は「贈り物だけもらっても寂しい」といってそれを返した。
光源氏は、添えられていた歌も含めて興のないことだと感じた。

初登場の時点ではどうでもいい人なんだろうと思っていた花散里ですが、
なんか萌えどころがわかってきたような気がします。
私の脳内イメージでは、

紫の上=音夢 明石の上=ことり 花散里=萌先輩

こんな感じなのですよ。
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乙女

2005-11-18 23:23:36 | 源氏物語
「あいこら」の1巻を買ってきました。
ちゃんと設定を読んでなかったのですが、
理想の乳をもつ弓雁ちゃんがまだ中学生だったことに衝撃を受けました。
アリスとかやよいちゃんとか光恵ちゃんのことを思うと、
中学生もありかなとかだんだん思えてきました(おい)。
あーだから光源氏が若紫に手をつけたのも仕方な(ry

戯言はこのへんにして、今週の宿題を片づけましょう。
主に光源氏と葵の上の子供と、
その従姉妹にあたる頭の中将の娘のお話。

・葵の上との子供(冠者の君)が元服の時期になった。
ちなみに、占いの通りであれば大臣になるはずの子である。
光源氏は、息子をわざと六位の身分にし、
まずは大学でしっかり勉強させることにした。
身分におごらないようにするための配慮である。
冠者の君は父親のやりようを少しは恨みもしたが、
根が真面目なので、前向きに勉強に精を出すことにした。
・御所では中宮を決めることになっていた。
光源氏は斎宮の女御(六条の御息所の娘)を推したが、
頭の中将(ぼちぼち内大臣になるのだが)の娘や
式部卿の宮(紫の上の父)の娘も候補にあがっていた。
最終的には斎宮の女御が中宮に立った。
・さて、内大臣にはもうひとり娘がいて、
それを自分の母親に預けていた。
冠者の君も同じように預けられていたのだが、
10歳を過ぎてからは離れて育てられるようになった。
それでも、ふたりは互いを慕いあっていた。
・その姫について、内大臣は次の帝の后にしたいという願望を抱いていた。
冷泉帝の后争いで負けた分、
よけいに光源氏には負けたくないという気持ちもあった。
そこへ、冠者の君と娘との間に
望ましくない関係が生まれそうだという噂を耳にする。
その件について、内大臣は今まで育ててきた母親を責める。
母親としては身に覚えもないことであるし、
むしろ自分の孫同士が結ばれることは悪いことではないとも考えていた。
内大臣は、女御を里下りさせて、
それにかこつけて姫をひきとることに決めた。
こうして、冠者の君と姫は涙ながらに引き離されることになった。
・それでも、新嘗祭の節会に差し出された五節の舞姫が
美人だからといって気にかかってしまったあたりが
光源氏の息子と言えなくもないような(笑)。
ちなみに、光源氏は冠者の君を紫の上には近づけようとしなかった。
自分の過去の所業を思い起こしてのことという説が有力(笑)。
・で、実際に冠者の君の面倒を見てくれたのが花散里。
光源氏に「もうすぐお祖母さんも亡くなるかもしれないから」と頼まれて、
それを素直に受け入れるところが花散里のいいところである。
ゆえに、冠者の君も「やさしい女の人もいいなあ」と考えるようになった。
それでも、美人ばかり見慣れていたせいで
花散里の外見については不満だったようである(笑)。
・あるとき、冷泉帝が朱雀院のところに行幸した。
その帰りに、弘徽殿の大后のところにあいさつにいった。
帝の威光を目にした大后は
自分たちの盛りであった時期を思い出して不愉快になった。
・光源氏はというと、六条京極のあたりに屋敷を建てて、
紫の上・花散里・中宮・明石の上が住めるようにした。
それぞれ春・夏・秋・冬に対応した風景を楽しめる造りである。
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槿(あさがお)

2005-11-11 23:54:24 | 源氏物語
なのはA’Sを見ております。
私はバトルよりも日常な話が好きなんだなーとか思いました。
はやてちゃんのぽわぽわな大阪弁はかわいいなあ……。
私も、はやてちゃんの僕にだったら喜んでならせてもらうね!(黙れ)

さて、ぼちぼちこのブログ唯一の良心部分をば。

・式部卿の宮(光源氏の叔父)が亡くなられたので、
その娘(朝顔の宮)は斎院を辞した。
そうなると放っておけないのが光源氏で(昔から狙ってた)、
喪中にかこつけて手紙を何度もよこすが、
朝顔の宮はかつてこの手のことが噂にのぼってうっとうしかったのを思い出し、
相手にはしないことにした。
・そこで、彼女と同居している叔母(女五の宮)に会いに行くことにし、
「そのついで」で朝顔の宮にも挨拶をしにいった。
それでも、かつて仕えた神のことを持ち出して、
光源氏のことを拒む朝顔の宮である。
・帰ってから光源氏は朝顔の花を折って宮に送り、
「昔見た面影も忘れられぬ朝顔も、花の盛りは過ぎてしまっただろうか」
という歌を添えた(ゆえに朝顔の宮とここでは称されている)。
それに対し、返事をしないのはひどすぎるかもと思った朝顔の宮は、
「秋の末ごろの朝顔みたいに、あるかなきかのごとき私です」
という歌を返した。
その筆跡から、光源氏は藤壷の宮や六条の御息所のことを思い出していた。
・さて、光源氏が朝顔の宮のことを気にかけているという噂が
紫の上の耳にも入ってしまった。
「このまま自分が本妻の座からはじき出されるようなことがあったらどうしよう」
と紫の上は気が気でない。
そんな中で、光源氏が「女五の宮のお見舞いに行ってくる」と言ったら、
紫の上に無視された(笑)。
かようにヤキモチ焼きな紫の上であるが、内心では
「お兄ちゃんの気持ちが自分から離れていったらどうしよう」
と悩んでいるのである。萌え。
・女五の宮のところにいくと、源の典侍と再会してしまった。
年寄りのくせに、あいもかわらず色好みな女であった。
・光源氏は「相手にしないならいっそ徹底的にふってくれればいいのに」
とまで言ってみたが、朝顔の宮はそこまで強くは突き放してくれない。
その対応に、女房たちはあまりにつれないとささやきあうが、
朝顔の宮は「深く愛してくれるならともかく、
そうでないなら友達のままでいたほうがいいよね(意訳)」
と思っていたのである。
・そして、またしても紫の上の機嫌を取っている光源氏。
「いやね、母親を亡くして、帝も寂しがってるし、
太政大臣も亡くなられたから仕事が忙しいの。
そういった聞き分けがないなんて、まだまだ子供ですね」
「そういうふうにしつけたのはあなたじゃありませんか」
などという萌え会話を繰り広げてみたり。
その後、光源氏は朝顔の宮、明石の上、花散里のことを
どういうふうに思っているのかについて紫の上に語った。
・ある夜、光源氏は藤壷の宮の夢を見た。
かつての過ちのことでいまだに成仏できていないらしい彼女の様子をみて、
光源氏は深く思い沈んだ。
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薄雲

2005-11-05 00:48:15 | 源氏物語
LFTCGにエラッタが出たようで。
LDSつぶし・無限コストつぶし・投げ付け光岡復活ということで理解しています(笑)。
で、本題。

・光源氏は明石の上に自分のところに引っ越してくるようにすすめたが、
明石の上は「近くにいてすら間遠なままおかれるのは辛い」と思って首を縦に振らない。
仕方がないので、光源氏は娘だけでも引き取らせてもらえるように頼む。
これについても明石の上は悩むが、
母親が「姫のことを考えれば、身分ある人に育ててもらったほうがいい」とすすめたので、
明石の上は悲しみをこらえてそれに従うことにした。
・紫の上は明石の姫を気に入り、姫もまた紫の上になついた。
しかし、どうして自分たちの間には子供ができないのだろうと
本人たちも周囲も残念に思った。
・姫を取り上げる形になったので、明石の上はさぞ寂しがっているだろうと
光源氏は明石の上のもとに通ったりしたが、
こればかりは紫の上も姫に免じて許していた。
・さて、すでに東の院で暮らしている花散里は幸せ申し分ないようすであった。
おっとりとした気性で欲の薄い人であるので、
光源氏もひまをみてときどき会いに行くことにしていた。
・その頃、太政大臣がなくなられた。
これで、光源氏は執り行わなければならない政務が増えてしまった。
さらに、藤壷の宮も病にふせった。
光源氏のことを許すといわなかったこと、
また帝が自分の父親のことを知らずにいることを心残りにしつつ、
藤壷の宮もまた世を去ってしまった。
・藤壷の宮の死後、昔からつかえていた僧が帝に出生の秘密を明かした。
このところ天変が続いているの原因がそこにあるのではと思ったのである。
その後、帝が自分に譲位の話を持ちかけたりしたので、
光源氏はもしかしたら自分が父親とばれたのではないかと疑ったが、
その確証は得られなかった。
・斎宮の女御は帝の深い寵愛を受けていた。
ある日、女御と話をする機会のあった光源氏は
故六条の御息所の話題を持ち出し、
「実は、あなたへの並々ならぬ思いを抑えていたのです」
などとおもしろいことを言ったりする。これは見事にスルーされた。
それでいて、出家したら紫の上が寂しがるだろうと考えてみたり、
山里に住んでいる明石の上のところに会いに行ったりの光源氏である。
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松風

2005-10-29 01:05:44 | 源氏物語
WP6で3頭目の3冠馬を出しました。
ベッキーの子供だったんですが、
実のところこれっぽっちも期待してませんでした。
スピードBでしたし(最高がSで最低がD)。
一方で、アメリカでは
トリプルティアラ狙っていた馬(アリシアさんの名前をいただいた)が
最終戦で2着。
うちの牝馬はどうにも勝負弱いですわ。

で、本題。

・光源氏が作っていた東の院ができたので、まずは花散里を連れてきた。
次に明石の上を呼び寄せようと連絡をした。
・明石の上は、光源氏のまわりにいる高貴な身分の女性に
身分の低い自分が混ざることに不安を覚えており、
また明石にいたらいたで光源氏との娘の将来はどうしたものかという
別の不安も抱えていた。
・明石の入道は娘の不安を解消するために、
大堰川の近くに使える土地があったのを思い出し、
そこに明石の上と母親を住まわせることにした。
こうして、明石の上は父親と涙ながらに別れ、京で暮らすことになった。
・明石の上が近くに引っ越してきたので、
光源氏は会いに行きたくて仕方がなくなった。
光源氏は人づてに明石の上の引越しの件が紫の上に伝わらないうちに
先に「近所の寺で用事もあるし、会いにいってくる。たぶん3日くらい」と
言っておくことにした。
・「3日とかいって、
きっと斧の柄が腐るころまで帰ってこないんでしょう?
ずいぶん待ち遠しいことですわ」

紫たん、裏モード炸裂。
(注:中国の物語をふまえた皮肉である)
・とにかく明石の上のところまででかけた光源氏は
自分の娘を見て今までほったらかしにしていたことを後悔する。
そして、明石の上とは須磨でのことを思い出して
琴を弾いてもらったりしながら時を過ごした。
そして、姫のことを見て、
あるいは二条の院にひきとって育てようかとも考えていた。
・その後、帰る日になって宴会をしたりしたのだがここでは割愛。
・二条の院に戻ると、紫の上はやっぱり不機嫌だった。
そこで、光源氏はこう言った。
「あなたにいい言葉を教えて差し上げます。
他人は他人、自分は自分!
・といいつつ、明石の上に手紙をやる光源氏である。
ちょうど返事が来たところを紫の上に見とがめられたのだが、
別に見られて困ることも書いてなかったので、
「これは捨ててしまってください」と言って紫の上に手渡した。
それを見て見ぬふりをする紫たん、萌え。
・そして、光源氏は明石の上の子供をひきとって育てないかと提案する。
紫の上は「その子に気に入られるようにしましょう」と言って微笑んだ。


当時に萌えの概念があったとしたら、
紫派と明石派に勢力が二分されていたのではないかと
この帖を読んで思いました。
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絵合

2005-10-21 00:54:57 | 源氏物語
冷泉帝(光源氏の息子)とふたりの嫁さんの話です。

・六条の御息所の娘である元斎宮は冷泉帝のところに入内した。
一方で、権中納言(=頭の中将)の娘も今は弘徽殿の女御だ。
・朱雀院は斎宮のことを気にかけていたのでそれを残念に思ったが、
それはすみにおいといて、入内の日に贈り物をするにとどめる。
その中の櫛の箱に、
「私たちは結ばれない運命なんですかねえ」
という内容の歌がつけられていた。
それを見た光源氏は朱雀院のことを気の毒に思い、
斎宮に返事をするようにうながした。
斎宮は、朱雀院がかつて伊勢に来たときのあわれ深かったようすを思い出しつつ、
「昔の別れの言葉が、今身にしみて悲しい」と返歌した。
・さて、冷泉帝は絵が大好きで、
斎宮の女御が上手に描くのを喜んでいた。
権中納言はそれに対抗して、絵師をわざわざ連れて来て
帝の興味を引くような絵を描かせた。
光源氏は、権中納言の気の若さを笑いつつ、
自分も帝に見せるための絵を紫の上と一緒にさがした。
その際に、須磨に下っていたときの旅日記を発見し、
辛かったころのことをふたりで思い返した。
・で、手持ちの絵に関する双方の対抗意識が激しくなってきたので、
「ならば、帝の前で決着をつけよう」ということになった。
ここでまた必死になる権中納言。
しかし、本番で一番人々の心を動かしたのは、
光源氏が出した須磨の絵だった。
そんなわけで、この勝負は斎宮側の勝ちとなった。
・このころになって光源氏は、ぼちぼち出家しようかと考えはじめる。
あまり栄華を極めすぎると早死にするのではないかと考えたのである。
しかし、まだ幼い子供をかかえているため、
なかなか思うようにはいきそうになかった。
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関屋

2005-10-14 00:27:55 | 源氏物語
いたストSPが戻ってきたので、久しぶりに起動してみました。
微妙なところで1位が取れません。
今日はユウナ(ランクS)・フローラ・ビアンカ・エアリス(自分)でやったんですが、
フローラとビアンカふたりして
ユウナの2000の店につっこむのやめてください。

では、ぼちぼち本題。この帖は短いです。

・空蝉が常陸から帰ってくることになった。
その途中で、光源氏が石山寺にお参りするところとかち合う。
昔のことをあれやこれやと思い返して空蝉は辛い思いをした。
・小君は右衛門の佐になっていた。
一時期、光源氏が騒動を起こしたときに常陸へ下ってしまったが、
復帰後の光源氏はそのことを気にしないようすで右衛門の佐に接していた。
・その右衛門の佐に、光源氏はこのように言う。
「昔のことでも、昨日のことのように思うのが私の性分なんだ。
というわけで、この手紙をお姉さん(空蝉)に渡してくれ」
右衛門の佐は、光源氏が自分をいまでも大切に思っていることを感謝しており、
光源氏の頼みごとは容易に断れなかった。
空蝉は気後れしながらも、
「私たちは再会しながらも、なぜ嘆きを重ねるのでしょう」
という返事を送った。
光源氏は、それからも何度も手紙を送って空蝉の心を動かそうとした。
・さて、空蝉の夫である常陸の介が死んでしまった。
「空蝉のことは、私の死後も生前と同じように扱うこと」
と息子たちには言い渡しておいたが、
息子たちは表面上そのようにするだけであり、
唯一世話を焼いてくれる河内の守(義理の息子で元紀伊の守)も
どうにも下心が見えているような気がして、
空蝉は自分の不運をかこちつつ、尼になることを決めたのだった。
コメント (2)
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蓬生

2005-10-07 01:03:27 | 源氏物語
以前に出てきた末摘花のはなしです。

・末摘花は父親の死後、暮らし向きはよくなかったが、
何の間違いか光源氏に目をかけられてしまい、
そのおかげでなんとか生活をやっていくことができた。
・ところが、光源氏が須磨のほうへ引きこもってしまったので、
末摘花は援助もなく、窮乏生活を余儀なくされることとなった。
家は草ぼうぼうであり、
こうなったら家宝でも売ってしのぐしかないと女房たちは思ったが、
それは末摘花が許さなかった。
・さて、末摘花の乳姉妹である侍従が、
末摘花の叔母のところに通うようになっていた。
叔母はたくさん娘を持っていて、
どうにかして末摘花を自分のところで
娘のためのメイド(意訳)として使いたいと思って懐柔策をとったのだが、
やはり頑なにそれを断り続ける末摘花である。
・やがて光源氏が都へ帰ってきた。
末摘花からすれば唯一の頼みの綱であるが、
光源氏のほうは末摘花をかえりみるようすがなかった。
大宰に下る予定であった叔母は、それを指摘して
自分たちについてくるようさらに迫り、
侍従も説得にはいったが、それでも末摘花は動かない。
仕方なく、叔母は侍従だけを連れて下っていくことにした。
侍従と思いがけず離れることになって
末摘花の心細さはなおさら積もっていった。
・で、光源氏はあるとき花散里のことを思い出し、
お忍びで出かけたところ、
見る影もなく荒れ果てた家に見覚えのある木を発見した。
「もしかして、ここは常陸宮の家では?」
・たずねてみると、確かに末摘花がいた。
こんな荒れ果てたところに住んでいた彼女を思い、
光源氏は気の毒な気持ちでいっぱいになった。
・そこで、光源氏は末摘花にいろいろと援助をすることにした。
末摘花の暮らし向きはよくなり、
やめていった使用人たちも我先にと戻ってくる有り様であった。
やがて、光源氏は末摘花を東の院というところに移し、
ときどきは様子をうかがうようになった。


……末摘花を見ていると、
天いなの栗原透子を思い出すんですけど、気のせいですかね?(笑)
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澪標

2005-09-30 01:11:38 | 源氏物語
阪神タイガース優勝おめでとうございます。
できれば千葉ロッテとの日本シリーズを希望。
といったところで本題。

・光源氏は都に帰ってきた。
これで帝も一安心したが、体調は思わしくないので
東宮(つまり光源氏と藤壷の子)に譲位することを決めた。
・その帝は、我が身を嘆いてばかりの朧月夜に
自身の愛情の深さと、それでも光源氏にかなわなかった無念さを語った。
年を経て分別のつくようになった朧月夜は、
若かりし頃の自らの過ちを深く悔やんだのだった。
・東宮は冷泉帝となり、光源氏は内大臣に、
元左大臣であるところの葵の上の父親は太政大臣になった。
(本人は固辞したが、光源氏の強い勧めがあった)
その流れで、宰相の中将も権中納言になった。
・そんな中で光源氏が画策していたのは
桐壷院の遺産である二条の院の東にある御殿を
ハーレムとして活用しよう
ということであった。
・さて、妊娠していた明石の君は女の子を出産した。
かつて、占いで
「子供が三人生まれて、一人は帝に、一人は后に、一人は大臣になる」
「身分の低い女君との間に姫君が生まれる」
といわれていたが、次々当たっていくようだと光源氏は感じていた。
ということは、その姫君は后になるということで、
ここは明石の君を迎え入れるためのハーレム建築を
急がねばならないと思う光源氏であった。
・その前に、光源氏は乳母を明石にやった。
その心遣いを明石の君は心強く思った。
・光源氏は、明石の君との間にできた子供のことを
よそからばれる前に自分から紫の上に告白することにした。
「いやー世の中ってのは難しいね。
ほしいところに子供ができないで、
ああいう思いがけないところでできちゃうんだから」
すると紫の上は、
「胸の中にどこからともなく憎しみがわいてくるんですけど、
いつこんな気持ちを覚えてしまったんでしょうね」と裏モード攻撃。
琴を弾くように紫の上にすすめても、
明石の君が琴が上手だった話を聞かされてしまったため、
琴に手も触れようとしないヤキモチっぷりであった。
・明石の君を都に迎え入れる準備をする一方で、
光源氏はまた別のハーレム構成員予定者である
花散里にも会いにいった。
ますます荒れてきている屋敷に住む花散里は、
「都に帰ってきても、あまり会いに来てくださらないから、
遠く離れているときと変わらず寂しかった」
と穏やかに語った。
・秋のころ、光源氏が住吉にお参りに行くと、
ちょうど明石の君もお参りにきているところだった。
が、明石の君のほうは光源氏たちの立派さにいたたまれなくなって
そのまま立ち去ってしまった。
それをのちに知った光源氏は、

みをつくし恋ふるしるしにここまでも
めぐり逢ひける縁は深しな

という歌を明石の君に送った。
さらに、明石に戻った君に近いうちに今日に迎えると連絡を送ったが、
明石の君のほうは決心がつきかねていた。
・六条の御息所の娘である斎宮が
他のものと交替したので都に戻ってきた。
御息所が病気というので、光源氏が見舞いに行くと、
御息所は娘の後見を光源氏に託し、そのまま世を去ってしまった。
光源氏は、御息所に
「娘にだけは色目つかわないでくれ」
と言われていたし、世間からの目もあるので、
その娘には一切手をつけないことに決めた。
その娘については朱雀院がもともとご執心で、
戻ってきたことを機に手元に呼び寄せたいという話があったのだが、
光源氏は藤壷と相談し、
冷泉帝のところに入内させてしまうことにした。
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明石

2005-09-25 02:29:29 | 源氏物語
休みが多いと、ネタが勝手にできるんで
どうしてもこのへんがなおざりにされてしまいます。
こういうのはサボるとくせになるので、
書けるときに書いてしまいます。

・嵐はしばらくの間おさまらなかった。
光源氏は住吉のほうに願をかけてみることにする。
するとどうにかこうにか嵐もおさまった。
その直後、光源氏の夢の中に故桐壷院が現れ、
「お前が困ってるみたいだからあの世からやってきた。
これから御所のほうに行って一言いってくる。
お前はこんなところでくじけて、死ぬとかなんとか簡単に言うな」
と言って去っていった。
・その頃、小さな船にのって光源氏を迎えにきた人がいた。
明石の入道(若紫のところで噂で出てきた)である。
なんでも、異形のものが現れて船を用意して須磨に漕ぎ出せといったらしい。
その通りにしたら、不思議な追い風が吹いて
光源氏のところまでたどりついたという。
光源氏は「これは、きっとここを出て行けという神の思し召しに違いない」
と理解して、入道についていくことにした。
・明石の入道は、娘を光源氏の嫁にしたがっていて、
光源氏も娘が器量よしだと聞いて興味は持ったが、
都に待たせている紫の上のことを気にして心ありげな素振りは見せなかった。
・ある日、光源氏が琴を奏でると、入道がやってきて、
娘の琴もぜひ聞いてほしいとプッシュした。
そして、自分が生きているうちに娘の行く末がちゃんと決まることを
切望しているということを光源氏に訴えた。
それに対する光源氏のひらめき。

「そうか、無実の罪でどうしてこんなところにまで
流れてこないといけなかったのかと思えば、
その娘さんと巡り合うための運命の導きだったんだね!」

なに、このポジティブシンキング(笑)。

・そんなわけで、光源氏はまず手紙などをよこしてみた。
娘のほうはなかなかに奥ゆかしくて、自分で手紙を書かないものだから、
入道がわざわざ代筆してみたりとか。
・さて、都のほうではいろいろ不吉なことが起こり、
また桐壷院が出現したりして、朱雀帝はめちゃくちゃびびった(笑)。
それ以来帝は目を患い、父の太政大臣も死亡し、
弘徽殿の大后までも病気になってしまった。
帝は「光源氏に対しておかした罪以上の罰を与えたから、
その報いが来たのかも」と大后に言ったが、
その程度で引き下がる大后でもなかった。
・光源氏と入道の娘は、その後なんとか巡り合うところまでたどりついた。
光源氏は入道の娘に六条の御息所に似た雰囲気を感じ、
そのとき今まで感じていた気位の高さや自重心の強さが
途端に魅力的なものに思えてきたのだった。
・とにもかくにも二人は結ばれたわけだが、
光源氏としては紫の上になんか悪いような気がして
「やっちゃった、ごめん」という手紙を送った。
すると「信じてたのに、お兄ちゃんのバカ(意訳)」という返事が届いた。
・その後、帝の病気もよくならないので、
ぼちぼち帝位を東宮(光源氏と藤壷の子)に譲ることとかも考慮し、
その後見となるべき人として、やはり光源氏を呼び戻すべきということになった。
その頃になると、光源氏はもう入道の娘のところに通い詰めで、
きっちり妊娠までさせていた。
光源氏は、将来彼女を都に迎えいれることを誓い、
別れる前に話に聞いていた琴を聞かせてもらうことにした。
それを聞いて、光源氏はもっと早く聞かせてもらうべきだったと後悔した。
そして、自分の琴を形見として預けていくことにした。
・光源氏が帰ってくると、まもなく元の位に戻され、
やがて定員外の大納言となった。
東宮はというと、なかなか立派に成長していた。

これがゲームとかだったりすると、
明石の上は私の萌えキャラに当たっているかもとか思いました。
いかにもなお嬢様キャラっぽいんで。
あと、入道の脳内CVは勝手に永井一郎になってました(笑)。
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須磨

2005-09-14 00:55:24 | 源氏物語
・不倫がばれた光源氏は、遠流をくらう前に
自分から都落ちすることを決める。
・そして、いろいろな人と別れを惜しむ。
左大臣家、紫の上、藤壷はもちろんだが、
その中に花散里(前の帖で出てきた女性)も含まれていた。
どうやらまだまだこの人をひっぱるつもりらしい。
・まあ、一番気になるのは紫の上。
紫のほうも「お兄ちゃんといっしょならどこだって平気だもん(意訳)」
なんてけなげなことを言うし、光源氏も連れていきたい衝動にかられるが、
そこはぐっと抑えてみせた。
・住み着いたのはちょっと山の中に入ったところ。
光源氏は袖を涙でぬらしながら都に住む女性たちに手紙を送り続けた。
その中に朧月夜も含まれていて、
「こりもせずあなたに逢いたいのですよ」みたいな手紙を送ったりするのは
さすがというかなんというか。
また、伊勢に下った六条の御息所からも使いが来ている。
・朧月夜はどうにかこうにか許しを得て、
再び帝の寵愛を受ける立場に戻る。
が、心は光源氏にひかれており、
そのへんを帝もわかっていて
「光源氏のことを少し妬ましく思うよ」としみじみと語った。
それを聞いて朧月夜はよけいに胸を痛めるのだった。
・光源氏とその配下は空を飛ぶ雁を見て
都に残してきた人を思い出し、涙を流したりしていたが、
一方で都のほうでも光源氏がいなくなったことをたいそう寂しがっていた。
ただ、弘徽殿の大后がにらみをきかせていたので、
おおっぴらに光源氏と通じることができなかった。
それでも、頭の中将(今は宰相だが)はこっそりと会いに来てくれたりした。
・さて、当地には箱入り娘をかかえた明石の入道という人がいて、
娘を光源氏に差し出したいと思っていた。
これについては北の方が
「罪にあたって流されている人になんて……」と反対するのだが、
「昔から、えらい人は一度は罪を受けるものと決まってるんだよ!」
という強引な論理を展開してみせる入道であった。
・光源氏はとある人の勧めにより、海辺でおはらいをしてもらうことにした。
そのとき「八百万の神々も、私の冤罪をあわれにおもってくれるでしょう」
とうたったら、いきなり大嵐になって高波に飲まれそうになった。
本意はよくわからないが、私的には神様が「何が冤罪だか」
とツッコミを入れたものだと思いたい(笑)。

このへんから、いわゆる「飽きて読まなくなった」部分なので、
じょじょに解釈がいいかげんになってきてます。
そのへんはあたたかい目で見守っていただけるとありがたいところです。
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