帰ってきた特派員報告

2004年に沖縄移住しteacupブログ開設→gooブログへ引越し

ひとり遣欧使節が行く5 フランス モナコ ジェノバ

2024-07-17 17:13:00 | イタリア
おはようございます

朝早く出発してフランス入り
今日は午前中にお仕事だ

エスプレッソの国からカフェオレの国へ
クロワッサンは地元のパティスリーパリの方が美味いなー
在日フランス人もそう言ってた



しかし乳製品となると、圧倒的な差を見せつけられる
ダノンのヨーグルト、濃くて草の香りがしてほんと最高



ちょっと寄り道してモナコへ



このカジノ、もしかして007のカジノロワイヤル?

あの映画を観たときのことは忘れない
午前中から酒を飲んで、立ち食いそば食べて、映画館に入ったら5分で寝てしまったんだ



セレブさんずらりと停泊中

俺、船舶一級免許持ってますんで、いつかはこんな高級なクルーザー、すんません恐ろしくて近づけないです

尻尾を丸めて退散、イタリアへそそくさ帰る



ベンジーナ、ピアノ! (ハイオク、満タン)
それは初めて覚えたイタリア語



ルパンの車もここでは普通に現役です



ジェノバ到着 ジェノベーゼパスタを食べにローマ法王もやってくる店
ゼッフィリーニ



なんじゃこれ、ラムネか?



水をかけるとヘビ玉みたいにムクムクと伸びます



ウエットティッシュの出来上がり
これちょっと欲しくなったけど、結局穴からシュッとするやつしか使わなくなるのことは明白だ



それにしても素敵な店だ、柱のモザイクが綺麗



イタリア人は、いちいちこういう可愛いことをする


うちの味と似てる!

昔、ばあちゃんがこの店に来た時に、厚かましくもソースの作り方を聞いたらしい
やめてくれよ恥ずかしいなぁ、と当時は思ったが、今となってはありがとう、ばあちゃん!

そんな我が家のジェノベーゼソースのコツは

*EVオリーブオイルはあまり使わない 仕上げにちょっとだけ ほとんどは太白ごま油
*チーズはペコリーノとパルメザンのミックス
*バジルは若葉の小さいものを湯通しして
*松の実は煎ってから
*塩は後入れ



モハメド・アリ



法王さん


ヘミングウェイ

いろいろな人々に愛されてきたゼッフィリーニ
次は大人数でいろんな皿を試してみたい


イタリア人は本好きなので、街中に小説の自販機があります



なので、そろそろたまってきた洗濯ついでにイタリア語で読書をしてみるか

(嘘です ブログ書いてます)

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ひとり遣欧使節4 旅メモ バローロ→サンレモ

2024-07-17 14:54:00 | イタリア
今日も移動日、ぶっ飛ばすぜ
イッテミヨー


とはいえ、ここはバローロ、のどかな葡萄畑とオリーブ
風景そのものが世界遺産なので、のんびりいきましょう



カヴール城 ここの伯爵がワインの品質を向上させ、バローロといえば
「王のワインにしてワインの王」と言わせしめるようになったとか


その城下のワイン屋のおっさんが、例によってこれ飲め、あれ飲め、と熱く語る



日本の王もさりげなく鎮座していた


これは! という一本に出会って購入するも
ろくに調べもせず、旅の途中に飲み干す失態


港町サンレモに到着
一方通行の多い通りで、前後ミリ単位の路上駐車と気温38℃に心がすり減る


そんな時は冷房の効いたブティックに避難 
お、GUCCIに芝犬が
飼い主にミネの写真を見せたら「こんな白いのシバイヌじゃねえ」といわれた
プンスカ!  てめぇ、表出ろ


港のレストランは大賑わいだ


どこにでもも犬がいるね



地元民おすすめのシーフードレストラン エルビリ



女将さん「黙ってこれを飲みなさい」
はい。そうします。


いったい何本飲んだかしら
もう数えるのはやめた


タコのマリネは栗のように甘く
パスタのような歯応え
君はいったいだれだ


安定のボンゴレ 味と香りの深さがキリっと冷えた白ワインにとてもよく合います

でも木更津のアサリとどちらかを一生食べるとしたら、と問われれば俺は酒蒸しと日本酒を選ぶね
縄文人のDNAがそう言った


ああ、でもこのピザなら週一で一生食べられます、すみません



結婚式の二次会でしょうか
フニクリ、フニクラ、フニクリ、フニクラ
さあ、輪になって踊ろう



その時の俺の心象風景

疲れているようだ、はやく寝よう





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ひとり遣欧使節が行く3 旅メモ ガーヴィ→アルバ

2024-07-16 19:07:00 | イタリア



ガーヴィのホテルの朝

教会の鐘の音で目が覚める


窓を開けると丘の上に城が見えた



朝飯はヨーグルトドリンクをゴビゴビ
濃厚で美味い





城に登ると、ガーヴィの小さな街が見下ろせた


この城は第二次世界大戦中、捕虜の収容所になっていて
アメリカ人捕虜が一人だけ脱出に成功したという



ガーヴィ村のはずれに小さなワイナリーがあったので、訪問した



ワイナリーの女主人がいろいろと試飲させてくれる
真骨頂は黄金色に輝く白ワイン
味わいは濃厚で、肉やクリームソースにも負けない力強さがある


冬にはアルプスの山々が望めるそうだ
一本購入したけど、帰国まで持たないだろうな
イタリアはワイン2杯くらいは飲酒運転にならないので、ハムを食べながらちびちび飲んでるとあっという間になくなってしまう

今日は移動日だからまあいいか
(良くはない)




アルバ到着 城壁に囲まれた、これまた小さい街



アルバはトリュフで有名
10月にはトリュフ祭りが開催される美食の街



店に入ると、ほれ食え、あれ食え、もっと食え


ポルチーニが100gで10ユーロ(1470円)だ
蒲田のカルディで10g 1,000円はするから、ついつい買ってしまう
円高の頃に来たかったな


街中でも、あちこちにテーブルが置いてあり、ほれ飲め



ほれ食え、とがんがん押してくる

どれもこれもが美味いのだけれど


メニューがイタリア語、しかも手書き

じぇんじぇんわかりませーん、ごめんなさーい


自分が美味しいもの食べてるのに、何を食べているのかわからないって
ある意味、拷問だ



マネキンはパンツ履いてないし



2000年前のローマの遺跡がベンチがわりに野ざらしになってたりと

いろいろ異世界感はあるけれど


路上でおしゃべりしながら美味いもの食べて



サッカー観ながら美味いワイン飲んで
人生をのんびりすごしているアルバの街は嫌いじゃない



イタリア3日目にして、ワインを5本空けました

だって美味しくてやめられないんだよ

誰も止めてくれる人いないし

ここに住んだら、ぜったいダメ人間になる

というか、もうなっている

でもやるんだよ!




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ひとり遣欧使節が行く2 旅メモ ガーヴィ

2024-07-16 16:09:00 | イタリア
朝起きてぬるいシャワーを浴び、チェックアウト

車に乗り込もうとしたところ、、、



ぐえええ、なんじゃこりゃーーーー!
サイドミラーのカバーをかっぱらわれた

イタ公めが、さすがだぜ


応急処置 レジ袋で包みます



やっぱこういうのがなきゃ旅はおもろない



朝飯は高速のパーキングエリアで
例によってエスプレッソをチュっと飲む



パトラッシュが来た時に備えて、携帯エスプレッソを購入



ストローを刺してワンショットをキメるとバッキバキになります
(何がだ)



イタリアの自動車道アウトストラーダ
追い越し車線は160キロくらいでぶっ飛ばす輩がいるので
ワタクシはのんびり真ん中を走ります ガス代高いしな



パーキングエリアなのにハムだらけ



酒だらけ



サンドイッチは7割がたボソッとっとしていておすすめはできませんが
3割は香ばしいパンと大盛りのハムの大当たりがあります
運試し的にどうぞ



昼はマルゲリータ



ワタリガニのパスタ



老舗のチョコレート屋の

ピスタチオ&ストロベリーのジェラート

完全に豚行きまっしぐらコースだ

でもいいんだよ!


仕事を終えて、ガヴィという小さな村へ



こぢんまりとしたホテルは可もなく不可もなく



ホテルの女将さんおすすめの居酒屋へ
孤独のグルメだぜ


ワイン蔵を改装したなかなかいい雰囲気
こういうのでいいんだよ



地ビールは一本100円くらいで気が遠くなる旨さ
これこれ、こうこなくちゃな



地元の地ローラモたちが


何やら悪い相談をしている

そんないい店、イケる店

俺的にはこういうのがとても映えるし、エモいんだけど、何か使い方間違ってますか


トリュフのパスタは絶対に外せない



例のゾンビ肉を


カツレツにしていただきます
マスタードとレモンの酸味の後で
獣の香りがフワッと漂う、マッチョな肉
優しい悪魔的な逸品


締めはグラッパで、もうメロメロ



写真のデータを見ると、この辺りのはずなんだけど

今時、Googleマップにも出てこないし、検索しても全く引っかからないのです

そもそも店名さえ無いのです

地球上でそんな店が一つくらいあってもいいと思います



ひっそりとした小さな街、ガヴィ

おやすみなさい



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ひとり遣欧使節が行く1 旅メモ ミラノ

2024-07-16 13:55:00 | イタリア
メイン仕事をリタイアした身だけれども、下のガキンチョはまだ中学生

なんかやんなきゃ、と思っていたところへ欧州の仕事のオファーが入った

この円安のさなか、気でも狂ったか? と家人は言うが、でも行くんだよ!

そそくさと国際免許をとり、久しぶりの成田空港へ



事務用品のイトーキがのんびりできるブースを作ってくれていた

インドから西は初めてなので、これからいろいろとメモしていくぜ



機内で現地情報を収集。情報が2千年前。あまりにも古い



上海浦東空港でトランジット2時間
牛肉麺1,500円 空港価格だからして仕方ない



隣のテーブルが大陸的に散らかっていた



何だ、リスか。 ならしょうがない



今の情勢でロシア上空を飛べるのは、中国国際航空だけ
それにしても遠い


朝食は亀ゼリー 香港が懐かしいぜ


運良く3席独占! 飯席、仕事席、地形観察席



どこまでも広がる深い森林、おそロシア



初めての香港敬徳空港の感想は、アパート近けぇ、だった
初めてのホーチミン空港は、爆弾の穴だらけ
今回のミラノは、屋根が赤けぇ



空港レンタカーへ
フォードが一番安かった



セレブの避暑地コモ湖



コモ湖に別荘を持つジョージ・クルーニーと俺との間には、深すぎる谷と高すぎる山がある

共通項は「どちらも人類」 それだけだ



画材屋? 花火屋? と思ったら乾物屋だった
色とりどりのパスタが食欲を萎えさせます



オリーブオイルの嵐


イタリアは犬に優しい
だって家族だもの、と言う声が聞こえてくる



でも、肉屋に犬はないだろう



ハムが押し寄せてくる



ヨーグルトの暴力



チーズの一揆


ゾンビ肉 熟成すると高くなります




まずはスイスで仕事だ
そこ、国境で写真撮らない 撃たれますよ 



スイスフランは暴力的だ
ガソリン1リッター480円! ぐえええ
アメ車なんか借りるんじゃなかった
次はEV車にしよう


喉が渇いたんでコーラでも飲、、、一本650円!
次からはサーモス持ってこよう



とっとと仕事を終えて、そそくさとミラノに戻ります



あれはきっと浦安のあれの本物だ



何屋かわからないでしょう、ヒントは窓にある



そこは世界一大きいスタバだった
飲まないけどな


浦安のあれはガレリアというらしい
そのガレリアの中にあるガレリアというイタ飯屋へ
すっかりくっきり、おのぼりさんだ





牛のスネ肉はほろほろ 骨髄とろとろ
ミラノリゾットの付け合わせが嬉しい


コーヒー小っさ!
でもこれが習わしならば従おう
do as the Romans do



午後8時でこの青空か

もう疲れたよ はやくホテルへ帰ろう 

俺はもう、パトラッシュ5分前だ




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